# 2
(1からの続きです)
#私 の #考えた #こと が #すべて #付箋 に #なっている 。
#恐ろしくなって #うつ伏せ に #なる と、 #ベッド の #シーツ の #上 にも #びっしりと #付箋 が #貼られていた 。
#先週末 #彼 #セックス #した #ベッド 。#記憶 まで #付箋 に #なっている 。#文字 として #そこ に #ある #こと が #無性に #恥ずかしくて 、 #私 は #セックス の #付箋 を #剥がした 。 #びりびり と #破ろう として #思い留まる 。 #これ が #私 の #認識 #そのもの だとしたら。 #破った #瞬間 に、 #セックス が #私 の #なか から #消える んだろうか? #じゃあ #彼 の #付箋 を #破った ら、 #彼 の #こと を #忘れる んだろうか?
#セックス の #付箋 を #戻そう と #する と、 #付箋 は #さらに #細かく #増えていた 。 #先週末 #に #彼 #と #した #ベッド 。 #に #とか #と #って #何だよ 。 #単体 #じゃ #わからない #だろ 。 #句点 #や #読点 #が #付箋 #に #書かれる #のも #時間 #の #問題 #かもしれない #。
#やがて #、 #色とりどり #の #付箋たち #は #私 #の #目の #前で #重なり 、 #くっつき始めた 。
(3に続きます)