HR系の広告営業を5年間も続けられた理由
こんにちは!
えいちあーる営業@関西です。
2024年も年の瀬ですね。
12月27日(金)が2024年のお仕事納め!という方も多いのではないでしょうか?
私はありがたいことに一足先にお仕事を納めまして、今日は部屋の片づけや掃除、年末旅行の下準備に励んでいるところです。
自分で言うのもなんですが、私は仕事以外の部分ではかなり怠惰でだらしない部類の人間です。
旅行自体は好きで楽しい!と分かっていても、旅行の荷物や準備は出発1日前の寝るギリギリまで準備を怠り旅行先のホテルに着いてから
「あ、あれ忘れた。」「あれカバンにいれたのにどこやったっけ。」と
何度やっても同じ後悔を繰り返しています。笑
旅行自体は楽しいけど、準備はギリギリまでしない派の方がいれば
左下の♡マークより「スキ」で共感してください!
さてさて、本題に入ります。
今回は題名の通り「HR系の広告営業を5年間も続けてこられた理由」について自分なりの自己分析と偏見でお話していこうと思います。
この業界自体営業職の方の入れ替わりが早いからか、
5年間も続けてると逆にお客様側から
「えいちあーる営業さんも長いね。」とよく言われるものです。
そう言われることは嬉しい反面、若干視点を変えると
「5年続けてると勝手に同世代の競合が減っていった」
だけなように感じるのです。
余談は置いておき…
同じ境遇の方やまだ営業を始めて1~2年未満!という方が居れば、5年間続けられてきたヒントやコツなど少しでも参考になれば嬉しいです。
また、筆者はこの投稿を通じて転職をおススメするわけでもありませんし、よくある転職エージェントのリンクを貼ってアフィリエイトで報酬をもらう、なんてことも一切しません。
ただただ、不特定多数に見られる可能性のあるツールで発信することで
自身の振り返りとアウトプットを行うのが目的です。
新卒で入ったHR系の広告営業を5年間続けてこられた理由
社内の人間関係
正直なところ、自分自身ではこの要素が最も大きかったと考えたので
1番に持ってきました。
特に同期・上司(先輩)・プライベートで会う同職種(営業)の知人には助けられたな~と。
ぶっちゃけ同期が居なければ、5年も続いていなかったと思います。笑
そのくらい、社内の人間関係の中で愚痴れる関係性かつ信頼できる仲間である同期の存在はかなり大きかったです。
日々のテレアポでどうしても取れないときは
「どんなところをリストアップしてる?」
「どんな商談の仕方してる?」
「どうやってそんなに紹介もらってんの?」など
本当に聞きたいことを同期同士で素直に聞ける関係だったことが
今振り返ると恵まれていたと感じます。
また、業務時間内だけでなく仕事終わりの食事や飲み会で
愚痴を言いあったり、しんどいことや嬉しかったことなど
些細なことも共有していたのが、唯一の心の拠り所でした。
社内で同期となると一見ライバルのような構図になる営業会社が
一般的かと思いますが、うち(弊社)ではそんなことなく
本当に同期に恵まれたと実感しています。
上司について。
私はまだ商談同行してもらっていた頃の上司に
「この商談で受注しなかったら辞めます」と宣言したことがあるくらい
半ば諦めモード・半ばどうしようもない時期がありました。笑
逆の立場で考えると本当に恐ろしいですよね…。
大胆発言かつ辞める宣言までしてしまった上に、
困らせてしまった上司には頭が上がりません。
ただ、ここからは本当に印象深かったのが
その時の上司は私が辞める・辞めないという次元の話ではなく
「ここで辞めたら後悔せんのか?ほんまに辞めるんやな?」と
「辞める」ことに対して念押しされたことだけは鮮明に覚えています。
この時の僕は即答で「はい、辞めます」とは言えず…。
(それくらいなら言うな。笑)
この態度や姿勢を見透かされ、改めて上司と本音の1on1を
行ったことはまだまだ記憶に新しいです。
この時、私の心情として「辞める・辞めない」の話ではなく
「本当に私のキャリアを考えた上で発言してくださっている」
「上司という立場での発言ではなく、ひととして向き合ってくれている」
と感じ、上司にはしんどいと思っていることや
この先の不安についての本音をぶつけました。
結果、上司との話し合いで仕事を続けることになった私は
今までの失敗やこれまでの未達のことは一旦すべて忘れて
イチから再出発することになります。
この仕事は営業の中でも特に最初の3年間はひたすら新規開拓が中心となる営業職の中でもしんどい営業ではないかなと思います。
もちろん、それぞれの会社の方針や考え方によっては
・リードは会社が取ってきてくれる
・自分で新規獲得のアクションをする必要はなく、クロージングのみ
のような営業方針の会社もあります。
私が所属している会社はどちらかというと上記とは完全に真逆で
・リードは自分自身で獲得し、商談~カスタマーサクセス(運用中のフォロー)までを一気通貫で行う
・会社のリードに頼らず自分経由での新規開拓が重要視かつ評価される
という仕組みでした。
入社したての頃の私には、広告を出したい!というお客様との接点や繋がりがあるはずもなく、自身の力で仕事を獲りに行く(案件獲得・受注する)には、まずテレアポ(もちろん接点0リストのコールドコール)のみの一択でした。
ただやはりテレアポだけをしているとアポイントの取れなさや確率の低さにさすがに疲れてきたり、もっと効率の良い営業手法はないのかと違う方法を探したくなるのが人間の性。
頼れる上司とその考え方・マインド
ありがたいことに営業活動を続けていく中で
直属の上司にはかなり助けていただきました。
言葉自体好きではないですが
仮に「上司ガチャ」なんてものがあるとすれば
私はかなり当たりを引くことができた、そう思うくらいです。
(上司へ、見てたら本当にすみません。あくまで例えなのと
敬意あっての発言なのを許してください。私より)
ある程度後輩を育成・指導する立場やレイヤーまで来たとき
改めて上司の凄さを感じました。
私の上司はいつ仕事をしているのだろう。
午前中は社内会議かメンバーとのミーティング、案件相談。
日中になれば自分の数字のことは二の次で
メンバーの予実進捗の確認やクレームが起これば緊急での対応。
そして週に数回はある多方面の社内会議。
それをこなした上に、チーム内で一番数字を上げて牽引する。
実際に私のポジションが少しずつ上司に近づくにつれて
改めて肌で感じたこと。
それは、上司の負担と数字におけるマンパワーの大きさでした。
上司にはまだまだ敵わないと感じながらも
ここまで到達するためにはコツコツ地道に
結果を積み上げていくしか方法はない。
小手先のテクニックや最大瞬間風速だけでは
到底到達することはできないだろうと思わされました。
こんなに凄い上司のもとで一緒に仕事ができることは
本当に僕は運が良いです。
例えこの先働く業界や会社が変わったとしても
何らかの形で一緒に仕事をしたい
なんなら私が発注者側になってみたい
とさえ思います。
また、マインドの部分でも勉強になりました。
特に数字を常に背負う営業職として
・ネガティブな状況の時の向き合い方や考え方
・常に数字を上げるための行動施策における検証や振り返り
の2点は特に大きな学びになりました。
私自身この営業活動を通じて
常に前を向いて自責でできる方法を考える
力をつけることができました。
これは私自身の今後のキャリアや人生において
大きな財産・自信に繋がっています。
単純に営業成績(数字)が伸びていく楽しさ
入社2~3年目はダイレクトにこれを実感していました。
現在は逆に昨年の自分を超える難しさに痺れています。
ビジネスモデル的にストック商材に近いので
お客様に対して結果(採用)を出せば継続でご発注いただけるのが
自信とやりがいに繋がりました。
もちろん結果を出す前の過程では、新規獲得のための泥臭い営業活動(主にテレアポやチラシのポスティング、飛び込みなど)がある前提ですが
1度発注をして下さったかそうでないかで、追加提案クロスセル、
継続提案に対するハードルは大きく下がるのも事実です。
余談にはなりますが、私の個人的の成績や傾向を全社比較で分析したところ
リピート率の平均よりもやや下回っていましたが、代わりに新規獲得社数と
新規獲得単価は平均よりも上回っていました。
新規獲得方法や受注単価の上げ方については、また別の投稿で
シェアしていきたいと思います。
幅広く業界を知れる楽しさ
HR系の広告営業を数年続けていくうちに
密接な業界や出稿金額・頻度が多い業界が
自然と分かってきた時に楽しさを覚えました。
あらゆる業界への理解と同時に
「お客様のお客様」まで見る視点が広がった
そんな印象です。
これはどういうことかというと、派遣業界を例に挙げてみます。
労働者派遣事業を行う会社のお客様は2つの視点で捉えることができます。
1つ目は「派遣先の企業」。
2つ目は「派遣するスタッフ」ですね。
同じHR業界で働く方にとって「そんなん当たり前やないか。」と思った方も
多いかと思いますが、私はこの本質に気づくのに3年ほどかかりました。笑
派遣会社の収益=
派遣先の会社(依頼元)からもらう1時間当たりの時給と
派遣するスタッフに支払う1時間当たりの賃金の差
という構造は皆さんなら理解されていますよね。
我々HRの広告営業が、仮に派遣会社に広告を出稿してもらうとなった場合
派遣会社の売上を上げるには
「派遣先で働く優秀なスタッフをいかに多く集められるか」
という視点に立たなければ、良い提案にはなりにくいです。
※派遣会社の売上が上がる構造について掘り下げると
まだ別の視点が足りない!ほかの要素もあるやろ!という
考えもありますが、ここではあくまで広告目線の話になるため
割愛します
上記が私の考えている「お客様のお客様」まで見る視点です。
派遣事業の場合は派遣スタッフがより多くの派遣先で
1時間でも多く稼働することが売上に直結するため、
この視点があるかないかで発注側の目線や
期待値も大きく変わると思っています。
上記は派遣事業に例えましたが、これは他の業界でも当てはまります。
抽象的にはなりますが、特に
労働集約型(売上高に対して人件費の比率が高い)ビジネスモデル
と広告はかなり相性が良いですね。
実際に売って業界構造を理解しながら
自身の売上も同時に伸ばした経験は何にも代えがたいです。
また、YoutuberやTiktokのライバー、退職代行など
昭和・平成では考えられなかったような仕事が
令和の今では当たり前になっています。
そのようなトレンドの最先端となっている仕事・業界に対して
常にアンテナを張っておくことで、今まででは考えられなかった
新しい業界への広告提案に繋がる可能性があることも
非常に面白いと感じるポイントです。
あとがき
いかがでしたか?
同じHR(人材)業界で働いていて
異業種に転職しようか迷っている方や
今後HR(人材)業界への転職を考えている方の参考になれば幸いです。
転職が当たり前になっているこの時代こそ
1社1社での就業経験の長さこそが武器にもなると思います。
正直なところ、特にこの業界は覚えることが多い上に
無形の商材で効果も水物なだけにお客様へ
成果でお返しし続けることは至難の業です。
ただ、その中でも超凄い営業の方は
広告の成果に関係なくリピート受注を取り続けています。
また、今後書いてほしい記事やネタなどがあれば
どんどん意見・要望いただきたいですっ!
それでは皆さん、良いお年を!
2024年もお仕事お疲れ様でした!
2025年も良い年にしましょう!
それでは!