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大好きで 苦手な ホリデーシーズン。


11月ももうすぐ下旬に差し掛かろうとする最近、世間ではクリスマスムードの高まりを感じる。

クリスマスケーキの予約注文を目にする機会が増えたり、駅の商業施設ではクリスマスソングが流れ、ディスプレイも全体的に赤や緑に衣替えがなされていて。

早いところではもうイルミネーションが点灯されていたり、至るところで華やかなムードいっぱい。


街全体が煌びやかな空気に包まれていく、
クリスマス前特有のこの「ホリデーシーズン」な感じ。

昔からこの季節が大好きだけれど、純粋に「大好き」という前向きな感情ひとつでは片付けられない、どうにも心が大人になってしまった私がいる。

大好きだけれど苦手な季節。

街が煌びやかになればなるほど、
周りの人がなんだか浮足立てば立つほど、

煌びやかの「き」の字すらない
輝いてない自分が浮き彫りにされてく気がして、

街や人のきらきらと反比例するように
暗いところに気持ちが沈んでいってしまう。


クリスマスは幸せに過ごさないといけない
みたいな決まりごとなんかないはずなのに、
どうしてだか後ろめたい、浮かない気持ちになってしまう。

サンタさんはもう来なくて、
かと言ってサンタさんになれる立場でもなくて。
今年のクリスマスはイブも当日も平日だから、
どちらにしろ仕事に明け暮れてるんだろうなあ…

休みは休みできっと過ごし方に困っていたはずだから、平日なのはまあ良し。せめても仕事を頑張って片付けて、帰ってからケーキくらい食べることにしよう。

そう思って自分を納得させるものの、
やっぱりどこか少ししょんぼりしてしまう。


* * *

この間ね、とっても可愛いお洋服を見つけて
一目惚れしたんです。

とあるブランドがホリデー限定ラインナップとして発表したお洋服で、それはもう可愛くて可愛くて。

すっごく欲しい!!!って一目見て思って、
でもそこで現実に引き戻されてしまうわけです。

「でも、着てく予定がない…😿」

12月という、きらきらしてるこの季節に、
この服を着て会いたい人に会える約束が
あればなあ。。

そうしたらきっと、心のときめきに任せて
迷わず買ってしまえるんだろうけど。

“可愛い服を用意したって
どうせまたタンスの肥やしに
なるだけだもん😿“

卑屈な方の自分が心の中でそう言うのを
しょんぼりとしながら受け止める。



誰かに幸せにしてもらおうと思うから
だめなのかなあ、きっと。
自分のサンタさんは自分なんだ!!
くらいのメンタルで、強く生きていきたいものです。



なにはともあれ、
心奪われたあの可愛いお洋服は
着ていく機会があろうとなかろうとやっぱり買いたい。

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