私たちの日常にある返報性の原理について
私は自分で言うのもあれですが、割と初対面の人でも距離を縮めて仲良くなることが得意であるし、武器にしています!
ふと、何故初対面の人とでも仲良くなれるのか自分なりに調べてみた結果、ある原理に該当することが分かりました。
今回は、上記に該当する原理とは何なのか簡潔にまとめてみました。
返報性の原理とは?
返報性の原理とは相手から受けた好意や敵意などのアクションに対して、「お返しをしたい」と感じる、本来人間が持ってる心理を意味します。
例えば、バレンタインデーとホワイトデーが挙げられます。 バレンタインデーに貰った物に対して、それに相応しいホワイトデーでお返しなければならない、と感じてしまうのはまさに返報性の原理の典型的な事例です。
返報性の法則は大きく分けて「4種類」ある
返報性の原理は主に、「好意の返報性」、「敵意の返報性」、「譲歩の返報性」、「自己開示の返報性」の4つに分類されます。
1.好意の返報性
「誰かから褒められたら、こちらも褒めたくなる」というように、相手からの好意に対して返返そうとする心理。
2.敵意の返報性
「悪口を言われたら言い返したくなる」など、敵意や悪意に対して仕返ししたくなる心理。
3.譲歩の返報
好意の返報性と似ていますが、人から譲ってもらえたことに対し、自分も譲ってあげようという、受けた恩を返したいと思う心理。
4.自己開示の返報性
初対面の人と接する時に、相手がオープンで接してくれると自分も心を開きやすくなるという心理。
活用することによるメリット
返報性の法則を活用すると、恋愛やビジネスなど様々な面でメリットがあります。
返報性の法則によって得られるメリットは以下の内容です。
注意すべきポイント
ここでは返報性を活用する上での注意点などをまとめました。
見返りを迫る
返報性の原理を活用する際は、「相手を喜ばせたい」という純粋な気持ちが大切です。見返りを求めすぎたときには相手に下心を感じ取られると、逆効果になります。また、相手に期待しすぎたために、期待した結果が得られないという事にもなりかねません。
相手を選ばずにお金をかける
お互いの関係性に見合わないもの、相手が求めていないのに高価な品を贈ると、相手に警戒されてしまい、思っていた効果が半減されます。あくまでも相手を不快にさせないというのを念頭に置く必要があります。
まとめ
返報性の法則は、人から受けた好意を好意で返したいという心理を表したものです。
仕事や恋愛など、様々な分野において人間関係がうまくいったり、仕事のスキルが磨かれるなど良い結果に繋がりやすくなります。
活用する際は見返りを求めすぎず、「相手に与えることを自分が楽しむ」というスタンスで活用してみて下さい!