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障害者雇用の働き方改革~体調に負けず、末永く勤めるコツ~

皆さんこんばんは、kanaです。
私は某不動産屋の障害者雇用で、オープンポジションと言う名の事務の仕事をしています。

このお話は、障害者雇用で勤務している方や、障害者を雇っている人事労務職の方、更に家族や友人、同僚など、身近に障害者や持病を抱えている方に読んでほしく書きました。

話を要約すると、

■オープンポジションでスキルが詰める
■体調の安定が、成果を出せる重要ポイント
■職種の幅が狭い障害者雇用だからこそ、資格は取っとくべき
■テレワークは、障害者にとって有利

障害者雇用の探し方、お仕事の傾向

適切な配慮をいただいて、障害者雇用としてキャリアを積みたい!と思っているそこのあなた。

障害者雇用の求人は、ハローワークは勿論、障害者専門の転職エージェント、就労支援移行施設等で探すことが出来ます。

特にエージェントでお仕事を探して、内定をいただいて就労した場合、精神保健福祉士、社会福祉士、保健師などの専門資格を持った方によるアフターフォローが付くこともありますので、安心して勤務できます。

求人は事務職が8割くらい。稀に、私が現在勤めているオープンポジションやIT系、技術職なんかもあったりします。

わたしの仕事内容

わたしは入社する際「オープンポジション」枠で入社し、外勤の仕事を行う部署内の某グループに配属されました。

そのグループでは、社外のイベントにおける委託会社との各種調整や、資料作成、受発注業務を行っておりました。

先ほど「障害者雇用は事務職が中心」と言いましたが、がっつり外回りで首都圏を駆け回っていました。

自宅近所のプロジェクトに配属されて業務として地元貢献?もできたり、現地の美味しい物を食べたりして、楽しく仕事が出来ました。

しかし、配属先が入社半年も経たずに廃統合され、わたしは統合先ではなく、同じ部署の完全内勤のグループへ異動となりました。

そのグループは、部内の事務処理を取りまとめる役割を持っており、以下の業務に従事しています。
各業務の下部にひとこと、やんわりとまとめた文を記載してます。

集計業務

何の集計かって、部員のパフォーマンス評価の集計です。年次の目標達成に向けてどれだけ達成できてるか?みたいな。
顧客先への対応の速さを数値化したり、受けた苦情などを取りまとめるのです。

それだけではなく、NPS、VOCのデータとのクロス集計、加工、分析および業務効率化に伴う業務って感じですね。

NPSとかVOCとか聞くと、マーケティングやリサーチャーを想像するかと思いますが、私の業務では違います。人の評価のために使うのです。

この業務説明するのに、大変苦労しました汗
自分の仕事が言語化できなくて悩んでいた時に、某アプリでとある情報を見て「これだーーー!!」と思ってスラスラ説明できるようになりました。

(※仕事内容が言語化出来、すっきりしたのかそのアプリは有料会員を退会。笑)

社員の人事考課に直結する資料を作るので、やりがい半分、緊張半分ってとこですね。

支払処理

庶務関係・請負関係の支払いについて、請求書と伺い書の内容を照合して、専用のシステムで起票していきます。
他にも請求書の発行の準備なども行います。

今のグループ入った時、SAPをインストールしたので、将来的に使う可能性がありそうです。

部内の経理って感じのスタンスですね。

経理部の支払いの何週間か前に起票しなくてはいけないので、締め切りを部内に周知したり・・・

はい、出ました締め切り~!これまで締め切りを意識する業務は少なかったのですが(多分障害者雇用勤務では初)、締め切りの日は、仮に今後コロナが緊急事態宣言前以上に酷くなっても、出社する必要があります。。

備品管理

文房具や各種備品関係の発注ですね。前の職場でも携わっていましたが、場所も管理するモノも違う。覚えるところからいっぱいいっぱいです。

他にも、郵便物や広報紙を配ったり、封筒に部のゴム印を押印したり、契約書用の印紙を手配したり、グループ会社宛の宅急便伝票の在庫管理をしたりと・・・部内の総務って感じですね。笑

部内の総務って感じのスタンスですね。
誰かに備品を頼まれたら頼むし、足りなかったら発注。
備品を預け入れしている倉庫、すなわち社外の業者さんとの連携も必要になってきます。
前職が総務職でよかった。ぴえん。

作業服の受発注・管理

私のいる部署は、自社社員ってわかるように顧客先へ作業服を着用して訪問しています。
その作業服の発注を行ったり、在庫を管理しています。

そうなんです。幼少期の夢が少しだけ、叶った気がしてるのです。

↑の「備品管理」と、近いところもありますが、新しく入社・異動間もない人にコンタクトを取って社外に直接発注をかけたりと、発達障害特性はおろか、人見知りには高い壁な気がしています。。。

FAX配布

現在メールが主流な今日この頃ですが、マンションの管理室など、PC環境が整っていない場合はFAXで申込書などを受領したりします。

FAXは社内クラウドから確認できるので、それをメールで担当者へ配布する、それだけです。

たかが単純作業に見えますが、申込書は早期の配布が重要だったり、「出した・出してない」といったトラブルにもなりかねない。この業務は割と重要なポジションでもあり、業務の中で1番顧客に密接にかかわれると思っています。

PC業務サポート

「kanaさん、PC分からないんだけど~」

呼ばれて操作を教えたり。
主にアップデート、パスワード間違えてロックかかった、Excel・Wordの操作が分からないと呼ばれます。

平均年齢が高い部署だからこそ、また、外回りの人も少なくないからこそ、PCに慣れていない人がそこそこいるのではないかと思います。

転職回数は多いものの、事務職は9年?携わっている私。ここまで頼っていただけるのは嬉しい限りです。後述しますが、そろそろITパスポートやMOS取って、PCガチで極めたいです。

オープンポジションで適性を知って年収UP

と言うように、想定外の人事異動で新しい業務が入ってしまいましたが、オープンポジションって、様々な業務からスキルを身に着けられる点が強みかな、と思います。

事務と言えば「一般事務」「営業事務」「経理事務」など、職種を限定して募集されることが多いです。これは一般雇用でも同じです。

しかし前述した通り、障害者雇用の求人のほとんどは事務職。
その中でも一般事務職が多く感じます。営業事務や経理事務の仕事に就くのは難しく、求人があっても倍率が高いことが予想されます。

一般事務でも良いと思います。しかし、ExcelやWord以外にどんなスキルが付きますか?
経理や総務、財務、人事等は、専門のスキルが身に付けられますが、第二新卒でない限り、経験がないと不採用になる可能性の方が高いです。

そこでオープンポジション。決して倍率は低くありませんが、専門的な事務職よりは数はあると思います。

オープンポジション枠の場合、採用担当がこれまでのスキルや、合いそうな部署等を絡めて配属先を決めていくので、新たな自分と出会える可能性もあります。

わたしはこれで、(半年だけですが)外勤中心のお仕事に携わり、内勤だけでは見れなかった景色を見ることが出来ました。

また、障害者雇用のお給料は低いことで有名ですが、適性を見て配属され、その配属先で成果をきちんと出せば、年収は上げられます。

オープンポジションで配属された先が想定外でも、あなたの適性に合っている可能性が高いってこと。自信をもって働きましょう。

さて、具体的にどのように年収をあげていくのか、お話します。

前提として、体調管理

まず、身体障害でも精神障害でも、大事なのは「体調管理」になってきます。

特に精神障害の場合、ストレス耐性が低く、ちょっとでも嫌なことがあったら、更に仕事でミスをする度にすぐに落ち込んでしまう傾向があります。

それがなくとも、気圧の変化で人一倍体調を崩しやすかったりします。気圧云々は健常者にも言えることですが。。

しかし、会社に貢献していくためには、体調を極力崩さず毎日出社することが求められます。

確かに、鬱っぽい症状が時折出てしまうのはわかります。わたしも100%ないとは言えません。

しかし、そんな時でも頓服薬の力を借りたり、日ごろから規則正しい生活を送ったり、フレックスタイム制の方は時間を調整したりと、鬱に負けずに働いていくスキルが重要になってきます。

体調管理を怠らず、安定して会社に行けている人、更に仕事に対して前向きな姿勢が見受けられるほど、周囲の人も率先して配慮してくれます。

可能なら、資格取得

一般事務職の求人が多い現状、他の求職者と差をつける方法は2つあります。

1つはこれまでのスキル。「○年Excelを使っていて~」って言えた方が、実績をアピールしやすいですね。

もう1つが資格。パソコン関係の資格を取っておくといいでしょう。
おすすめなのがMOS。マイクロソフトオフィススペシャリスト。

MOS公式サイト-マイクロソフト オフィス スペシャリスト
https://mos.odyssey-com.co.jp/index.html

随時試験を行っている会場もあります。但し、1回の受験料が10,000円以上と、決して安くはありません。。

パソコン関係以外では「秘書検定」「ITパスポート」、仕事内容や業界によっては「簿記検定」「TOEIC」「メンタルヘルスマネジメント検定」「ファイナンシャルプランニング(FP)」なんかもおすすめです。

障害の中でも発達障害は、飽きっぽくて長続きしない特性がある。そんな人のために、そんなに合格率が低くないものおよび加点式の資格を選んで紹介しました。

他にも様々な資格がこの世には存在します。気になる資格があったら、業務に直結しなくても挑戦してみてもいいかもしれません。プライベートも充実しますよ。

障害者雇用=テレワーク最強説!?

在宅勤務が出来ない職業の方には頭が下がりませんが、今の世の中、在宅勤務が普及しつつありますね。

わたしは4~5月、1回出社しただけであとは在宅での勤務でした(支払業務を行う関係上、もうそんなことはないと思いますが・・・)。

通勤時間や煩わしい人間関係で悩むこともなく、自分のペースで仕事を進めることができます。
身体障がいの車椅子や白杖等でのリスク回避、精神障がいの疲れやすさも低減します。

デメリットとして、生活のメリハリがつかない、運動不足になりやすい、チャットでのコミュニケーションは相手の表情が読み取れないので書き方によっては相手が怖く見える・・・というところですね。

しかし、何かしら悩みを抱えて精神科のカウンセリングを2週に1回受けていたわたしが、通院頻度が月に1回に減り、カウンセリングで話す悩みが思いつかない・・・という実績を残しました。

今後お仕事を探される方は、逆質問で「新型コロナ時に在宅勤務できたか?できる場合、その頻度」聞いてみてもいいかもしれないですね。

まとめ

あなたはこのニュースを覚えていますか?

「障害者職員」理由にするのは「最低最悪の言い訳」? シュレッダー問題、安倍首相答弁に批判も
https://www.j-cast.com/2019/12/03374227.html?p=all

障害者雇用=シュレッダーしか出来ないって思った方もいらっしゃったこととも思い、総理がそんなこと言うなんて信じられませんでした。悔しかったのです。

だからこそ、障害者雇用がこの世から認められるにはどうすればいいのか、毎日試行錯誤しながら働いている部分もあります。

その結果、体調管理をしっかりすること、求職する時点で「スキルが上がる職業を見極める」ことが大切だと思いました。

以上、障害者雇用の働き方改革として、どうすれば障害者雇用が今以上に世の中から認められるか?考えてみました。

私個人では、NPSとかVOCとか、3か月前まで用語すら知らなかった人間が、用語の意味を勉強・理解し、自分のスキルを高めるために資格を取ったりと、障害者雇用だからこそできることを粛々と行っているからこそ人生が充実しているとも思えます。

さあ、次はあなたの番です。
障害者雇用が今以上に世の中に認められるよう「働き方改革」していきましょう。

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#これからの仕事術

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kana
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