
人は環境で変わる生き物だ
とはよく言うが、本当にその通りだなあと仕事を辞めてつくづく思う。
数か月前まで、社会や会社に対しての呪詛を吐いてばかりだった私だが、こうして、のんびりニート生活をしていると、そういう気持ちが薄れていって、何というか自然体ともいうのだろうか。ありのままの自分を受け入れられるようになってきた。
毒気が無い、つまらなくなったと言われればそれまでだけど、そうやって毒を吐いている時間があったら、自分のためにもっと時間を割きたいなと思うようになった(勿論、たまには膿を出す時間も必要だ)。
何より今の方が圧倒的に精神が穏やかで、気持ちも前向きなので、この調子でいきたいと思っている。
人は環境でいくらでも変われる。良い意味でも悪い意味でも。
カメレオンみたいに、周りの環境に合わせて適応していく生き物なのだなあと思う。
たぶん「普通の人」は、自分とある程度違う型の環境に放り込まれても、粘土のように自分の形を調整してその型に合わせることができる。
けれども私のように、世の中生きづらめの人は、そもそもの材質があまり柔軟ではないので、形を変えて型にハマるのが難しい。最悪の場合、変なところに力を入れ過ぎてポッキリ折れてしまう。
でもその分、これだ、という型を見つけることができたらものすごい力を発揮できるとも思っている。
大事なのは自分と一対一でしっかりと対話して、自分にとって心地良い環境を把握すること。そして、その環境を追い求めること、もしくは作り出すことなのだと思う。
魚なら海、鳥なら空、動物なら陸上といったように。
何なら同じ魚でも、海や川、浜辺や沖、サンゴ礁や深海といったように生きていける場所は異なる。
そういうことなんなじゃないかなあ、と。
梨女(@xxnashimexx)
いいなと思ったら応援しよう!
