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LET ME MAKE EXCUSES

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このマガジンの記事の最初には、 「Let me make excuses,」 を付けて読んで頂くのがいいかもしれません。 生産性のない、ただの言い訳を並べています。
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#エッセイ

生きるとか死ぬとか父親とか(ジェーン・スー新刊)を反芻しながら父のことを考える

生きるとか死ぬとか父親とか(ジェーン・スー新刊)を反芻しながら父のことを考える

ジェーン・スーさんの本は、「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」あたりから大変楽しく読ませていただいている、アラサーアラフォー独身女子にはグッとくる話ばかりなのですが、新刊「生きるとか死ぬとか父親とか」もなかなか。

20年前に母親を亡くし、その後仲の良い?悪い?父親との日常が、小気味好い形で綴られている。うちの父とはまるで違う彼女の父親だが、父娘の関係性については、エッセイを読んだ後に色々な想い

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言霊に支配され続ける

言霊に支配され続ける

タイトルが大げさになってしまったのですが、先日友人から、

「〜ねば、とか、〜べき、って言葉が多いよ」

と指摘された。

自由に生きているつもりだったのに、無意識でどこかに縛りをつけている自分。もっと楽に生きたいと思っているのに、自分で自分を押さえつけている自分を、自分の発する言葉から気づかされました。

「あ〜ほんとだよね。私、今のままでいいんだよね。今日も頑張ったし、ちゃんと頑張った自分を評

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筍

「人から嫌われたくない」という感情は誰しも持ち合わせている。自分自身も持っているが、「別に嫌われたって構わない」ということも同時に思っている。

が。

これは意識した時にそう思っているだけで、無意識のうちに、自分が「人から嫌われない態度」を取っていることに最近気づきました。

誰かと言葉を交わした時、本当は接するのめんどくさいなと思う人にも、ここで言葉を交わさないと変な空気になるな、と、一瞬読ん

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絵文字と人柄

絵文字と人柄

スマホをいじってる人たちがどれくらいの割合で絵文字を使っているか知らないが、私は基本的に絵文字を使わない。使うことで伝わることもあれば伝わらないこともあるし、印象も変わる。

例えば私の知り合いに

「😂」「🤣」

を多用する人がいる。
こういう人とは、真面目な話はできんな、って正直思うわけです。なんとなくですが、この絵文字は事実や感情を誤魔化す作用がある気がしているから。

そんな感じで、多

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ツレってダレ

ツレってダレ

「ツレと会ってくるから」
「俺のツレがさ」

と、多くはないがある一定層の男性はよく「俺のツレ」とか「ツレ」って言う。

しかし、その「ツレ」の定義は人それぞれで。彼女かもだし友達かもだし奥さんかもだし。

なんである一定層の男性は「ツレ」って言うんでしょうね。ドヤ顔で「ツレがさ!」って言われても「ダレ!」としか返せない。

男の人しか使わない、なんかカッコいい言葉なのかな。

いままでのツレ男子

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微熱

微熱

昨日から扁桃腺が腫れてるなと思っていたら、案の定今朝になって全身のだるさと火照りを感じた。

どこで風邪を拾ってきたのか、慣れない勉強をずっとしてきたからか、連休の疲れがここに来て一気にやって来たようだった。

世の中は連休明けの、少し憂鬱とした空気。幸いにも私は、今日までがお休み。しかし、天気といい、この鬱蒼とし感じは、連休最終日にふさわしくない。

久しぶりに、8時過ぎまで布団の中に居る。明る

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末っ子母と長女

末っ子母と長女

頭では理解しているのだけれど、どうしても逃れられないのが、親子の呪縛である。

特に長女の私は、三姉妹の末っ子である母親からの言葉に囚われてしまう。

そんなことに気づいた高校時代、親から逃れたかったのに、最終的には母の一言で、受験1ヶ月前に希望の大学を変更した。

就職して、親元を離れてからも、事あるごとに母のことが気になり、会いに行っては、囚われる。

逃れることも疲れたのか、あれだけ興味のな

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【DIY女子】神棚を作ってみた。

【DIY女子】神棚を作ってみた。

女子っぽい投稿もしてみます。
わたし自身に信仰している宗教とか、御朱印集めてる、なんて趣味はないんですが、神社の神様は信じています。
(きっかけは、昔付き合っていた彼がとっても神社が好きで、地域の神社に毎日挨拶したり、地域の神社の掃除とかに積極的に参加してたこと。しかしこの話とは関係ないので割愛)

で、御朱印集めてる女子はよく見かけますが、なんか違ったんですよね。そんなミーハーしたいわけじゃなく

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服を捨てられない女子

服を捨てられない女子

私も以前はその類の女子でしたが、数年前に、ここぞとばかりのミニマリスト男子とお付き合いしたことにより、服を捨てることを厭わなくなりました。

先日、とある食事会にて、「私、服が捨てられないの」という女子に出会った。彼女はアラフォーには見えない若い容姿をしており、表に出るお仕事柄、服を色々持たざるを得ない人だろう(でもいつも服が可愛らしいので、そのセンス羨ましいなあと思っていた)と思っていたのだ

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3月11日を振り返る。(備忘録として)

3月11日を振り返る。(備忘録として)

2011年までは、私にとって3月11日は、父の誕生日だった。(もちろん今でもそうなのだが)

あの日も、そう、誕生日だな、と思っていた。当時都内で働いていた自分。偶然父が仕事の出張で東京に来るということで、夕飯を一緒に食べようと思っていた。場所は決めていなかったが、父の出張先に近い新宿界隈かなあと考えていた午前中。

天気の良い金曜日。仕事も特にトラブルもなく、明日は土日だ、と、職場も若干休日モー

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好きなことを仕事に。

好きなことを仕事に。

出会いと別れの季節。
前職で共に働いてきた仲間が、ついにその会社を卒業するという風の噂を聞き。お疲れ様の一言が言いたくて、連絡先を教えてもらったところ、「ついでがあるから」と、車で6時間ほどかけて私のいる所まで会いにきてくれた。(もちろん、私に会うのが目的ではなく、その先の予定があったようですが)
3年ぶりにに会うその人は、出会った当時と変わらず、でも、退職をするから、やっぱり会社を俯瞰した目で見

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自動文字起こしをやってみた

自動文字起こしをやってみた

ちょっとしたライティング的なこともやっているので、ずっと気になっていた「自動文字起こし」に挑戦した。

「他人がとあるお店にインタビューした音声データ」を記事化しなくてはいけなかった。インタビュー記事を書いたことがある方なら分かると思うのですが、自分が現場にいなかった時の音声データを聞く時間って、ものすごく手前で時間が勿体無い・・・と思ったので、効率化にチャレンジ。

参考にさせていただいたのは、

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会いたい友と、1人になりたい夜

会いたい友と、1人になりたい夜

年に一度は旅行に行きたいと思っている。
おかげさまで、全国各地に友人が住んでいることもあり、友を訪ねて旅をすることが好きです。

友に会いに行く、知らない町へ。
足を踏み入れたことのない場所。
それが好きです。
観光ガイドには無い、友の暮らしを覗きに行く旅。そのためだけに、時間とお金をつかう、贅沢な旅。

久しぶりに飛行機に乗った。
飛行機から臨む、空と雲との間。
そして、山々の深い緑。

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勤め人とフリーランスについての独り言

勤め人とフリーランスについての独り言

フリーランス、そして起業をして生きている人は、日々発信し続けている人が多いし、それがとても輝いているように見える。というのは、勤め人の「無いものねだり」なのかもしれない。勤め人だってもっと輝きを発信できればいいのだが、それは企業との契約上だったり、自分自身のことは表現しにくいものだったりする。と思う。

だが、自分が今、労働や雇用について勉強してみて気づいたのだが、法人が個人を雇う、その行為という

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