人間関係に断捨離は必要か?
最近、よく眠れない。寝つきが悪くてついついスマホを見てしまう。
とある日の夜中、スマホを見ていた時に思いついた。
LINEの連絡先、整理しよう。
顔も思い出せない同級生、前職の上司や同僚、元彼……。もう、会わなくない?一生。っていう人たちを友だちから消した。
ああ、すっきり!!!
連絡先を消したからといって、自分自身が変わるわけではないんだけれど、なぜだかとてもスッキリした。心が入れ替わったとまではいかなくても、衣替えしたみたいなそんな感じ。
今度はiPhoneの電話帳も整理してみた。
こちらはガラケーから設定を引き継いでいるから、もはや誰だかわからない人もたくさん……。1/3ほどは消去できた。こちらもすっきり!!
同窓会や忘年会でしか会わないような人間関係ってダルい。その継続のためにお金と時間を消費するのがもったいない。だって、本当に会いたければその人個人に連絡とって、好きなお店を話し合って選んで、じっくり話しながら楽しめばいいのだから。
そして大勢で集まるような会のお誘いを断るようになった。すごく楽になった。
人間関係リセット症候群、という言葉に聞き覚えがあった。
この気持ち、少し分かるなあ〜と連絡先を消して思う。私は旅行が好きで、ひとり旅も大好きだけれど、「自分を構成する人間関係の輪から離れたい」っていう考えが根本にある気がする。
調べたところ、人間関係リセット症候群はだいたい下記の4項目に当てはまるらしい。それぞれについて個人的な見解を記載してみた。
①連絡先やSNSなど全て削除したい衝動に駆られて実行してしまう
▶︎分かる。プライベートな友人と繋がっていた某SNSのアカウントは誰にも言わずに削除した。知りたくもないことが溢れかえっているように感じて、億劫になってしまった。
けれど、リアル友人と繋がっていないSNSは好きで運用している。
人との距離は一定を保った方がお互い健全な関係でいられると思っているから、そのくらいがちょうどいい。
②知人からの連絡をよく途絶えさせてしまう
▶︎分かる。だいたい自分から連絡して要件だけ伝えちゃうタイプ。グループLINEは例外はあるけど通知を切っていて、見るだけ見て参加しない。
③連絡先を削除した後、交流できないように電話番号やアドレスなどもすべて変更してしまう
▶︎これはない。番号変更は現代においてダルすぎる。
④サークルや仕事なども転々と変えたくなる
▶︎今の仕事は6年目だが、すこし気持ちは分かる。次転職するなら首都圏まで出たい。キャリア形成のため、今のところは辞める予定はないけれど……。
スマホが普及している現代において、SNSとの付き合い方は大事だと思っている。
LINEは連絡ツールとして重宝しているため、あまり連絡先を消したりブロックしたりといったことはしてこなかった。しかし、他のSNSでいうところのインスタやX(旧Twitter)で、今は会いもしない同級生や先輩、その他もろもろの人間関係を垣間見て、自分の状況と比較したり、一喜一憂する様を眺めたり……。
あるときふと、思った。
え、どうでも良くない?
今ではLINE以外のSNSはリアル友人とはあまり繋がっていない。(特別仲の良い友人は例外)
私は私を大切にしてくれる人を大切にしたいから、それ以外の人たちに割りさく時間は必要が無い。人間関係に優劣をつけるのはよろしくないのかもしれないが、「私が私らしくいるために」必要なことだと思った。
人間、どこかのタイミングで人間関係も断捨離して、過去の分のキャパシティを空にして、これから新しく迎える出会いや繋がる関係に前向きになれるようにした方がいいのかも。
「見たいこと」「必要なこと」の見極めはSNSを使う社会人にとって昔以上に慎重に、大切に考える必要があると思う。
自分の心を守るため、疲れさせないために。