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魔法を使う大変さを体感する『RUINSMAGUS』:XR映画ガイド第28回

https://youtu.be/_8stU2hMZZc?si=ghDIK6UkcOdmYfPO

今回はVR魔法RPG『RUINSMAGUS』を取り上げます。体験者は新人の魔法使いとなり、研究機関エニグマの研究員アイリスと共に遺跡の調査を行うことでストーリーは進んでいきます。ストーリーは全26章からなり、やりごたえがあります。
制作が日本の会社のため、日本語への対応などは問題ありません。操作方法も最初のダンジョンで丁寧に教えてくれるのと、それ以外のダンジョンでも操作方法を示してくれるので、比較的初心者でも行いやすいと思います。ただ、操作が多くて僕はいくつか途中で忘れました。
移動はスティックで行うのですが、やはりこの移動方法はVR酔いになりやすいです。しかし、移動中に周辺視野をカットするなど工夫は見られます。

見所:魔法を使う大変さを体感する

魔法使いに焦点を当てたVRのゲームはあまりないのではないでしょうか。一言で言うと魔法使いの大変さがよくわかりました。ドラゴンクエストの魔法はミスなく当たり、戦士の打撃攻撃はミスが出るから魔法はもっと簡単に当たるものだと思っていました。しかし、実際はそんなことは全くなく、敵に当てるのはなかなか難しいことを体感しました。また、魔法使いが一人で戦おうとすると、盾で身を守りながら魔法を出す必要があり、なかなか大変だということを実感できます。
魔法は詠唱式ではなく、カートリッジを取り替えて行います。また、限りなく魔法を使うことができます。魔法の種類としては照準を合わせて敵を撃つタイプとある程度の範囲攻撃ができる魔法があります。この切り替えは戦闘になるとバタバタしてしまう僕にはなかなか難しかったです。この辺の操作をしながら、魔法使いって大変だなと実感しました。この連載の第18回で取り上げた『ダークソード』の戦士は剣を振り回して敵に当てるのでどちらかというと感覚的に取り扱いやすかったですが、魔法を撃つような感覚は日常では全く養われないので、その違いはあるかもしれません。

ダークソードもそうですが、没入型のゲームとはこのようなことをいうのでしょう。VRでゲームをやる1つの醍醐味を味わえます。また、ストーリーを進める中で様々な立場の登場人物と出会うのですが、綺麗ごとだけの理想郷ではなくちゃんとこの世界はここに存在するのだなと感じ、没入型のVRであることをストーリーからも感じることができました。

作品データ
タイトル:RUINSMAGUS
ジャンル:VR魔法アクションRPG
制作:CharacterBank
制作年:2022
制作国:日本
メディア:6DoF/VR

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