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ダメ人間と対人関係論②

 前回はアドラー心理学の対人関係論の中で「横の繋がり」についてつらつらと書きましたが、今回は苦手な人の対処法について書いていきたいと思います。
 対人関係論とは幸福も悩みも全ての事柄には相手役がいるという考え方です。
 確かに家族や友人と一緒にいる時は最高に幸せですし、バカな上司や気の合わない人が近くにいると悩みが尽きません。
 また一人で思い悩む、自問自答する事に関してもアドラーは相手が自分自身であるというだけでこれも対人関係であると言っています。
 余談ですが、私は運がありません。
 2分の1は大体外すし、予定のある休日はよく雨が降りますし、晴れても強風です。
 極め付けは10年程前、高知県に一人旅に行った際、日本で高知だけが雨という事がありました……。
 そんなこんなで基本的に運はないのですが、人に関しては不思議と運が良く、これまで何十人、何百人という人と出会いましたが、マジで〇ねばいいのにと思った人は3人しかいません……いや、4人だったかもしれません。
 一方でこの4人以外は職場が変わっても子供が生まれた時に会いに来てくれたり、飲みに誘ってくれたりと個人的には一生繋がりたいと思える人達です。
 だから妙な家庭環境で育っても、ここまで生きて来れたのでしょう。
 「相性の法則」をご存じですか?
 人の相性の割合を示した法則で、これによると、その人の人間関係の中で親友と呼べる本当に気の合う人は全体の2割、可もなく不可もなくな普通の人7割、苦手な人1割。
 これまでの自分の人間関係を見返すと、何か凄くしっくりきた感覚を覚えています。
 個人的には気の合う人の割合がもう少し高い気もします。本当に運がいいです。
 なのに昔の私ったら自己肯定感がめちゃめちゃ低かったので嫌われる事を極端に恐れて、この〇ねばいい1割にも好かれようとして、バカにされてもヘラヘラ笑っていたり、頼まれ事にノーと言えず何でも引き受けたり、仲良くなろうと飲みに誘ったり、誕生日プレゼントをあげたり等々、金も時間も随分無駄にしたと思います。
 そんな事をした所で苦手な1割の人が親友になるか? 答えはノーです。
 今となっては誰一人付き合いがありません。無いどころか1人にはTwitterをブロックされています。(誰がお前のTwitterなんか見るか!)
 どんなに自分が頑張っても相手にその気がなければ何も変わりませんので、いくら努力しても無駄です。
 ではどうすればいいか?
 人間関係には4大要素があります。「自分、相手、関係、環境」、この中で1番変えやすいのはどれか?
 「相手」は先程も書きましたがその人が変わる気がなければ無理ですし、「関係」も上司や部下、恋人など相手がいる事なので自分に決定権がない場合もあれば、コントロール出来ない場合もあります。「環境」も転職などの場合、人間関係や収入面などリスクが大きいです。
 では自分自身はどうか? その人とどう接するかなど決定権は自分にあり、全てがコントロール出来るのでリスクも最小に抑えられます。
 なので一番変えやすいのは自分自身です。
 今回の話しで言うと、苦手な1割に好かれようと頑張る自分自身を変えればいいのです。
 無理に好かれようとせず、その相手と接するのも仕事だと割り切りましょう。
 仕事上でメリットがあれば割り切った関係を続ければいいですし、そもそもメリットがなかったら上司や仲間を使って裏工作を……コラッ!
 私の裏工作の方法はここに書くとドン引きされるので書きませんが、一つだけ伝えると、チーム内に信頼出来る仲間を2人以上作り、そこで「共通の敵を作る」事です……。
 話しを戻します。とりえずこの1割に無駄な金と時間を使うのをやめましょう。
 そして浮いた金と時間は気の合う2割の人と過ごす最高のひと時に使いましょう。
 また気の合う人=信頼出来る人と考える事も出来ますが、こういう人といるだけで自己肯定感増し増しです。
 自分の居場所を感じたり、素の自分でいられる事で自己受容感も高まり、お互いに必要とする事で貢献感も得られます。
 人は一人では生きられない、「共同体感覚」ってやつですね。
 最たる例は「家族」ですが、家族以外でも職場や友人関係でこれがあると強いです。
 これのお陰で私も1割と無理に付き合わず、あとの9割と過ごす時間を大事に出来るようになりました。
 唯一仕事だとチーム編成が自分では出来ない分、苦手な1割に囲まれるという不運が起こる事もあります。
 そういった場合はどうしたら良いか? 

 私が知りたいです。

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