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◆気がついたらスキをつけていた記事まとめ40◆
おれだ。溜まったのでやる。気がついたらこのコーナーも40回目だ。逆噴射プラクティスのやつも含めればもっとだ。あれは7つほどやったか。つまりは42回目が49回目となって縁起が悪い。4や9や13がつくのは飛ばそうかと思っても、39はサンキューだし41は「良い」だ。11/13から「記事まとめ」になったので6ヶ月で40。月に6か7、4-5日に1回はやっている。いつまで続くかわからんが、適当にぼちぼちやる。
前回はここだ。
さて、いつものやつだ。さくさくやろう。
◆
◆音◆
一発目。生活用BGM
ノーミュージック、ノーライフとは言うが、音楽や詩歌は古来生活に密着して来た。歌垣、祝歌、子守唄、讃歌、労働歌、戦歌、呪歌、哀歌。歌は喜怒哀楽を表現し喚起するコトダマの術だ。現代でも街中に音楽が溢れている。ポップソングやアニソンが無限再生地獄され、TVもネットも音楽だらけだ。溢れ返るコトダマの群れはもはや環境音となったが、ニューロンや肉体を衝き動かし、人々を煽り立てることはできる。いかなるスカムポップでもだ。恋愛、夢、希望、消費…様々な幻想を大衆に刷り込んでいるのは歌なのだ。能動的に音楽を取捨選択して聴き、自分用BGMで人生を彩れ。
◆神◆
二発目。非実在神学者
例の「実在しない神学者」はTwitter海でも反響を呼び、民明書房やミュンヒハウゼン出版、あるいはミスカトニック大学的な胡乱ミーム大喜利として、いろいろなカール・レーフラーの著作や経歴が無から生じた。この記事を書いた人は蓬莱学園シリーズの中心人物なので、こういうネタはお手の物だ。まあ神学者はいわば実在しない対象を研究しているわけだし、捏造とか……YHVHYHVHYHVHYHVHYHVH神は実在する。いいね?
とゆわけでレーフラー氏(1899-1988)の蓬莱NPCデータ:
— 新城カズマ@新潮文庫nex『島津戦記』 (@SinjowKazma) May 11, 2019
:研究部・客員教授
:身長体重=可変
:血液型=B
:国籍=独
:陰・水・智
:昼行灯
:健康2知性8感性8筋力1交渉4機敏2器用8・学力2・財力6・蓬莱パワー6
:神学部7/ニーチェ批判部5/偽書引用部8/非実在部9#hourai2020
◆鮫◆
三発目。サメリーマン鮫
ちょくちょくTLに流れてくる、頭部がサメのサラリマン…サメリーマンのDIY超短編アニメのまとめだ。1本は数十秒程度だが、こんなにあったのか。彼はそもそも何者なのか、説明は特になく、淡々と奇妙で不条理な話が展開していく。サメなので人を食うし、血走った目で睨まれるとモータルは汗を垂らしてビビる。サメリーマン・リアリティ・ショック(SRS)だ。でもスモトリには負けるし警察のお世話になることもある。音楽もいい。
◆哀◆
四発目。木鐸騒煩
例のアレだ。ニュースは毎日毎日スカム情報ばかり垂れ流していて五月蝿いのであまり見ないし、犯人や被害者のアルバムが晒されたり、このように遺族への過剰な取材がされて涙声が茶の間に流れ飯がまずくなる。それを視聴するおれたちは一体どうしろと言うのだ。共感しろと?犯人を糾弾しろと?被害者や遺族の方々へ暖かい支援を届けろと? マスコミの過剰取材は即刻やめてほしい。うかつに事故死や被災も出来ん。ましてや遺族が「やめてくれ!」と言っても無視して報道し、意図的に捻じ曲げてFEIKU-NEWSを流すのは論外だ。正義ヅラした連中がしゃしゃり出てきて被害者を苦しめ、あほを煽動するのを見ているのは気分のいいものではない。おれはただ心穏やかに日々を暮らしたいだけだ。植物のように。
◆娯◆
五発目。ザッツ・エンターテイメント
例の人だ。間接的にいつものボンズ=サンの作品も取り上げることになる。敵と戦う時、最適解はなにか。逃げるとか和解するとかを除けば、全戦力を投入し、敵になにもさせず、最速で叩き潰すのが一番だ。相手が一人でこちらが大勢なら、囲んで棒で叩けばいい。だが、その戦いを誰かが観察しており、ハラハラドキドキやワクワク、ウィーピピーといった感情の高まりを味わいたいとしたら?互いの技を受けきり、逆転に逆転を重ね、観客を盛り上げて最後に勝つ、というエンタメ的な展開が必要になる。プロレスならいざしらず、読者の目など知らないバトル作品の登場人物は、普通は前者を選んでいるはずだ。牽制とか、相手の技をあえて出させて見切るというのも、エンタメ以前に戦術だ。最適解を選ぶやつは行動が予測しやすいが、狂人はなにをするかわからない。普通のやつが相手なら、脅して降伏させてもいい。論争ならば群衆をより多く味方につけた方が有利だ。奥が深い。
◆愛◆
六発目。ハード百合
HIPHOPがすきな例の人による、百合ラノベの感想文だ。おれはいろいろなカップリングを見てきたが、百合はまだ開拓が始まったばかりでそう多くはない。近年随分流行っているようだ。見た目がカワイイで関係性にエモみを感じるなら、おれは性別を気にしない。
この人によると、このラノベは「ハード百合」だという。胸がキュンキュンしすぎてしぬというのだ。なぜか。他人に淡白なやつに対して、孤独なやつが寄りかかり、重い愛を向ける。独占欲だ。そいつは自分を客観視して「ヤバイな」と思い、他に友達を増やして社会的に安全な存在になろうとする。それは社会的にも倫理道徳的にも肯定されることで、成長だとみなされる。だがそいつは孤独を肯定し、「自分には彼女さえいればいい」と結論した。社会的には間違っていても、そいつのエゴがそれを選んだのだ。作品もそれを否定せず、関係性にエモみが増したという。おれはこの作品を読んだことがないが、そういう作品はつよい。ヤンデレやメンヘラからある種の脱却を果たしたキャラや作品もいる。それはそれで否定はしないし、そいつが決めたことならそれでいい。ただ、孤独を愛する人の心臓を鷲掴みするたぐいのある種の魔力が失われてしまうのも否めないとは思う。愛は難しい。
◆You're hard to love◆
◆but it's hard to let you go◆
今は以上だ。また溜まったらやる。
【ひとまずおわり】
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