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夕遊の本棚

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ひと仕事終わって、おいしい珈琲や紅茶を片手に読みたい本。仕事で読む本。とにかく、たくさん読みたい、楽しみたい私の本棚をご紹介します。
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2021年11月の記事一覧

青春の理想と現実は、あたり前だけど違います。氷室冴子『アグネス白書』

娘に氷室冴子さんの『クララ白書』を勧めた結果、自分が再度読みたくなって、シリーズを一気読…

夕遊
3年前
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中国政治のあわせ鏡。『台湾総統列伝』本田善彦

本田さんの本はいつも内容が濃くて、おもしろいです。そして、他のライターさんとは、視点が違…

夕遊
3年前
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牡蠣好きにはたまらない。『牡蠣礼讃』畠山重篤

牡蠣大好きな私は、よくスーパーや魚屋の特売コーナーで牡蠣を買っていました。ただ、娘が甲殻…

夕遊
3年前
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台湾初の女性大統領のキャリアとは。『蔡英文自伝』

台湾で初めて女性として総統(大統領)となった蔡英文の自伝。日本での出版は彼女が大統領にな…

夕遊
3年前
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アメリカ人記者の中国大冒険。『モルモットをやめた中国人』カール・クロウ

清朝末期から1937年までの約30年といえば、中国も日本も、そして世界も激動の時代。中国…

夕遊
3年前
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香港青春グラフィティ。『I AM JACKIE CHAN 僕はジャッキー・チェン』

香港の映画の歴史を少し知りたくて、読んだジャッキーの自伝です。分厚い本の大部分が、ジャッ…

夕遊
3年前
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勉強はいつだって、どこからだってOK.『北京大学てなもんや留学記』谷崎 光

会社員時代、『てなもんや中国商社』を書いて、OLから文筆家に転職した谷崎さん。その後、『てなもんやOL転職記』などの本を読み、中国留学されたとの噂を聞いて、文筆業のネタに行き詰ったのではないかと勝手に心配していた私だけれど(ファンなので)、この本を読んで杞憂だったことがわかって安心しました。 もとより中国ビジネスの実体験者な谷崎さん。北京大学に留学して、さらに中国の奥深く体当たりでレポートしています。独特のおもしろい文体も健在で、読み応えがないわけがない。共感多々でとても楽

先生が大学を離れるとき。『ぼくたちの英語』黒田龍之助

大好きな黒田龍之助先生の本。 なぜか、ふと、1年に1度くらい限って読みたくなって手に取り…

夕遊
3年前
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大阪の女が会社を辞めるとき。『てなもんやOL転職記』谷崎光

『中国てなもんや商社』がとてもおもしろかった谷崎さん。映画化もされましたが、やはり原作の…

夕遊
3年前
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