星の世界とプログラムがつながる。『オービタル・クラウド』藤井太洋
最初の宇宙の話がちょっとわかりにくくて、読むのに時間がかかったけれど、明利という女性の登場人物が動き出したら理解できるようになりました。明利は、主人公よりも魅力的。というか、この作品はあまり主人公が魅力的じゃないけれど、周りのいろんな人間がそれぞれ個性があるので補って、バランスとっているみたい。
登場人物が多いので、慣れるまでちょっと時間がかかりましたが、群像劇で、大勢の登場人物がストーリーの終わりに向かって、まとまっていくのが心地いいです。エンジンがかかったら、途中からは