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浩庵リベンジ-穏やかな夕夜編-

今回はキャンプ記事です。

やりたいこと、やらなければならないことが多すぎて前回から時間が空いてしまいましたが、やっと書けた11月22-23日の浩庵キャンプ夕夜編を公開します。

平日は仕事を早く終わらせて家に帰ってきて、猫達にご飯あげて、ご飯作って子供達と食べて、洗い物して洗濯干して、また仕事して寝るという生活をしていると写真編集とnoteを書く時間が朝起きてからの少しの時間しか取れません。
ちなみに、シングルファザー家庭ではなく家での稼働時間が少ない妻がいます・・・。
そろそろ出張行って移動時間でのんびりしたい。

いかんいかん、話がそれてしまいました。
今回も長くなってしまいますが、写真多めで掲載しますのでお付き合いください。
「Camping Photo Log」としているので、私なりに写真にはこだわっているつもりです。
特に暗いところでの写真は違いを出したいなと思っています。

第一話の昼編はこちらからどうぞ。



コミニュケーション力と運の高い部下に驚く

ワッシーとのんびり富士山を眺めながらコーヒーブレイクをしていると、若者部下3人(正確には一人は元部下)がやってきた。
彼らに休みをとって浩庵へ行くと話したら「行きたい」と言って、なんとか予約をゲットしたらしい。
休みの承認は私がするのでダメと言われることはないし。

せっかく予約が取れたのに出遅れたり道間違えたりで遅い時間の到着になってしまったとのことだった。
さっきまで私たちの隣が空いていたが、そこにはお金持ち若夫婦が設営を終えていた。
道を間違えなければ間に合っていたかも。

若者部下達は他を探すと言って行ってしまった。
少し経ってから様子を見に行って見ると湖畔の良い場所をゲットしていた。
どうも中国出身の折り畳み自転車でデイキャンプに来ていたおじさんに話しかけたら譲ってもらえたらしい。
ゆるキャン見て来たのかな??

私が行くと若者たちはおじさんに「君たちのためにとっておいたんだよ、あはははは」とか言われていた。
短時間でどんなコミニュケーションの取り方したんだよと尊敬してしまった。
若者達の中に一人とんでもなくコミュニケーション力の高いのがいる。

そのデイキャンパーは私と同じ時間にチェックインしていて日本語はそれなりにわかりそうだったが、いかにも怪しそうな人だった。
きっと私なら話しかけない。

交渉成立してお礼を言っている若者たち
顔は生成AIで編集しています

晩御飯を仕込んでツマミも作るが・・・大事なもがない

今回の一つの目的だったトレッキングをしての名勝も眺めたので、あとは風景を楽しんで飲むだけ。
しかし、酔っ払うと料理に影響するので宴を始める前に晩御飯を仕込むことにした。

今回のメインディッシュは「チリコンカン」である。

前に朝の情報番組を見ていて、横浜では給食でチリコンカンが出てハマっ子達には馴染みなんだと言うのを知り一度作ってみたら美味しかったのでよく作るようになった。
私が豆好きと言うのもあり、頻繁に作るようになった。

私が辿り着いた材料は牛バラ肉、ミックスサラダ豆、カットトマト煮、ケチャップ、コンソメキューブ、 にんにく、クミンシード、クミンパウダー、カイエンペッパー、そして・・・?玉ねぎがない😱
玉ねぎをみじん切りにするのが面倒で玉ねぎのみじん切りを冷凍にしたものを買ったのだが、冷蔵庫に入れたまま忘れてしまった。
玉ねぎがないと味に深みが出ないのでかなりショック。

ワッシーがなんとか玉ねぎを調達できないか考えてくれたが、こんなところで玉ねぎが調達できるはずもなく断念した。
まぁなんとかなるだろう。
ないならないなりいになんとかする、それがキャンプ。

私の作るチリコンカンはクミンとカイエンペッパーを入れるのでスパイシーである。
家でこれを作ると妻と子供達が今日は「カレーか?」と寄って来るのだ。

私流チリコンカンの材料
玉ねぎ忘れた・・・

オリーブオイルでニンニクとクミンシードを炒めて香りを立たせ、そこに本当は玉ねぎを入れて飴色になるまで炒める。
今回は玉ねぎがないのでホールのカットトマトを入れ、温まったら牛バラ肉を入れる。
牛肉に火が通ったらサラダ豆、コンソメキューブ、トマトケチャップを入れ、少し煮立たせてからクミンパウダー、カイエンペッパー、そして味に深みを出すために少しの赤ワインを入れ、味を確かめながら塩で調整すれば完成。
これは一旦灯油ストーブの上に置いて温めておいた。

これで晩御飯の準備はできたので宴会を始める。

まずはつまみ作り。
今回のつまみは最近ハマっているコンビニサラダチキンを使ったタンパク質たっぷりつまみである。

途中で寄ったセブンイレブンで買ってきた玉ねぎサラダとほぐしサラダチキンを、キャンプで洗い物を減らす強い味方のアイラップに入れて、オリーブオイル、香草オリーブ塩を入れてフリフリする。
本当はここで酸味のあるレモンかぽん酢を入れたかったが、これも忘れてしまった。
今回は忘れてばっかり。

最後にサイの目に切ったアボカドを混ぜてごまをふれば「タンパク質とビタミン、ミネラルたっぷりサラダ」の完成。

サラダの材料
コンビニで色々揃うのでありがたい
そして、この景色を見ながら料理すると楽しい
「タンパク質とビタミン、ミネラルたっぷりサラダ」
酸味が欲しかった

つまみもできたところで飲み始めた。

最初に飲んだのはワッシーが持ってきてくれた信州塩尻の小さなワイナリーで作られている城戸ワインのルージュである。
ここのワインは抽選販売されていて、ワッシーの同期達で毎年申し込んでいるらしい。
実はそんな貴重なワインをチリコンカンに少し頂いてしまった。
もったいなかったかな。

ワインは酸味が強くさっぱりしていた。
ワインをのんびりと飲みながら富士山を眺める。
なんて最高なのだろう。
高級レストランに行くよりも贅沢。
多分レストランでこのワインを飲むとなかなかのお値段がする。

貴重な城戸ワインをこの景色を眺めながら飲むのは最高

夕暮れとわさビーフ軟骨2種

日も暮れてきてだんだんと富士山が赤く染まってくる。
こんな景色が見られて幸せ。

赤く染まり始めた富士山
青と赤の共演

次に炭酸系に合った揚げ物系のつまみを作る。

今回は少量の油でできる軟骨二種の揚げ物にした。
まずはヒザ軟骨を揚げる。
ここでまた登場のアイラップにヒザ軟骨を入れてスーパーで見つけたわさビーフのシーズニングをまぶし、さらに片栗粉を絡め少量の油でカリッと揚げ焼きにする。

この揚げ物の匂いでサワーが飲める
少量の油は吸湯して捨てれば良いの後始末も簡単

そんな膝軟骨あげわさビーフ味に合わせるお酒は、ワッシーが買ってきてくれた「未来のレモンサワー」にした。
レモンサワーと揚げ物って合う。
そして、このシーズニングはまさにあのわさビーフのお味でビックリした。
カラムーチョとかプリングルスのシーズニングとか出して欲しい。

わさビーフ好きにはたまらない

もう一つの軟骨はヤゲン軟骨。
これも同じようにわさビーフで味つけてして片栗粉をまぶしてじっくり揚げる。
肉が多めについている軟骨だった。
さすが長野県が誇るスーパー「ツルヤ」で買っただけはある。

揚げ物越しの富士山

これに合わせたお酒はジントニックである。
最近はジンを使ったお酒が増えてきた気がするが、これもちゃんとジントニック(当たり前か)で普段はジンソーダを好む私も美味しかった。

東京にはジントニック専門店があるのだろうか?
うまかったからあったら行ってみたい

夕暮れランタンと焚き火

そんな綺麗な景色を眺めながら酒を飲んでいると完全に日が西の山に隠れてしまい段々とサイトが暗くなってきた。
富士山の方面は西に陽を遮る山が少ないのか明るいが、本栖湖の湖畔はもう暗い。

暗いところから明るいものを見ると一段と美しい

そろそろかなと思い、ランタンに火を灯した。
ランタンと湖と赤く染まる富士山、美しい。
これを見るためにわざわざランタンを持ってきたと言っても過言ではない。

夕暮れの灯火
ランタンが主役、富士山が脇役ってなんて贅沢

ワッシーは明るいうちに作っておいたフェザースティックにファイヤースターターで着火して焚き火を始めた。
彼はこれが1番の楽しみらしい。
一年前は着火にだいぶ苦労していたけど、もうそんなことも無くなりだいぶベテランキャンパーに近づいてきた。

ランタン、富士山、湖に焚き火が加わりさらに贅沢な景色が目の前に広がった。
「この景色プライスレス」
隣のお金持ち夫婦がミラコスタへ行っても見られない素敵な景色。
(なんのこっちゃいって方は前回の記事をどうぞ)

焚き火だけはベテランになってきた相棒を肩に載せるワッシー(合成です)
ナイロンのジャケットとパンツだから穴開くリスクは高いけどね

若者たちからのおすそ分け

そんなことをしているとひと足先に夕食を初めていた若者達からおすそ分けのトン汁が届いた。
若者達の夕食は豚汁とご飯と焼肉らしい。
どれだけ肉を食うのだい、そしてそんなに食べられるところが羨ましいと思う中年二人なのであった。

ディーナー中の若者達
最高の景色じゃないか
若者達のおすそ分けのトン汁
具が盛りだくさんだったのは若さから来るものか?
今回はちゃんと七味を持ってきてよかった

そんなトン汁を啜りながら焚き火を眺めていたら、雲も赤く染まってきて日が暮れてきたのだった。

綺麗な雲、ボンネットへの映り込みまで綺麗
なんて最高の日だ

ディナーのチリコンカンと赤ワイン

秋の夜はつるべ落としとはよく言ったもので、一気に暗くなった。

私たちも仕込んでおいたチリコンカンと、焚き火で炙ったバケットでディナーを開始した。

このバケットは私の子供が通っていた保育園の近くにあるパン屋さんのもので、とても美味しい。
でも、最後に行ったのは下の子が保育園の時だからもう6年ぶりくらいだ。
週に2回はお迎えに行っていたので、その当時を思い出して懐かしいなーなんて思いながら、焚き火とランタン越しの暗い富士山を見てワインを飲んだ。
歳をとると感傷深くなる。

チリコンカンは玉ねぎを忘れたため、やはり味に深みがなかった。
これは本当に悔やまれる。
そして灯油ストーブの上に置いておいたので豆に火が通り過ぎてしまった。
それでもワッシーは美味しいと言って食べてくれた。
会社でも家でも褒められない私を褒めてくれるのはキャンプのときのワッシーくらいかもしれない。
そんな自己肯定感をあげてくれるキャンプ。
ただ、ワッシーは二郎系ラーメンのホロホロになった豚肉を食べて「この鶏肉うまい」と言ったらしいが、、、

本日のディナー
チリコンカンにはタバスコを入れる派

焚き火と日本酒でまったり楽しむ

ディナーの後は少し寒くなてきたので反射板を出してきて焚き火を楽しんだ。
この反射板はあるだけで暖かさが違うからすごい。
ずっとテントの中のストーブ近くに居た私も焚き火の近くまで移動した。

炎の暖かさを感じられる季節が楽しい

そんなことをしていると、若者達がやってきたので一緒に焚き火を囲みながら色々な話をした。
あまり会社で言えない話がほとんどだったが、まぁこんな時だからいいだろう。

そんな楽しい時間を過ごしながら来る途中のコンビニで買ってきた日本酒「七賢」を開けた。
私が生酒を買い、ワッシーが生ではない方を買ってきたので飲み比べた。
ここまでの酒の量では差がほとんどわからなかったが、どちらもうまいことは確かだった。

どっちかというと生が好きかな

富士山と星空の撮影

若者達も自分たちのテントに戻ったので、焚き火の番をワッシーに任せて私は夜景の撮影に入った。

この日は新月でもないし浩庵から富士山方向は明るいので星空撮影には適さない。
でも、空には満点の星空が広がっていたて、オリオン座や木星がとても綺麗だった。
富士山があると星空も一層素敵に見える気がする

テント越しの星空
木星とオリオン座

今回は紅茶でティータイム

星空を撮影を一旦中断してティータイムにした。

ワッシーは黙々と珈琲豆を自慢の焙煎器で焙煎していたが、ここでコーヒーを飲んでしまうと眠りに影響するかなと思い、家からくすねてきた「はちみつ紅茶」を飲むことにした。
お茶菓子は来る途中で寄った産直所で買ってきた信玄餅である。
去年もここで夜に富士山を見ながら信玄餅を食べて美味しかったので、今回も同じことをした。

焙煎に夢中なワッシー

信玄餅は安定の美味さで間違いない。
そして家からくすねてきた「はちみつ紅茶」がティーパックなのに思った以上に美味しくてびっくりした。
甘い信玄餅にはちょっと合わなかったが、ほんのり甘くて寒い中で飲むには最適だった。

家に帰って聞いたのだが普通のティーパックの紅茶の何倍もお高かった。
そして、勝手に持っていったんだから買って来いと言われてキャンプから帰った次の日に買いに行かされたのだった。
調べたらAmazonでも買えるので気になる方は試して欲しい。

信玄餅の黒蜜ときな粉の組み合わせを考えた人は天才

そして一通り写真を撮って満足し、湯たんぽと電気毛布で暖めたダウンシュラフに潜り込んだら気絶するようにすぐさま眠りに着いた。

朝編につづく・・・らしい。
写真すら現像していないのでいつになるかわかりませんが。

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