高ソメで若葉と山と桜を愛でるキャンプ 〜花見酒編〜
GWの中日である5月2日から3日に行ったキャンプのお話です。
またかと思われるかもしれませんが、今回行ったのも4月に続いて長野県松本市奈川にある高ソメキャンプ場です。
今年はここに毎月行こうかと計画しているのですが、果たして実現できるのか⁉︎
キャンプへ行ってからだいぶ日にちが経ってしまいましたが、GWは色々忙しかったのと大量に撮った写真を編集するのに時間がかかってしまいました。
いい景色の場所へ行くと写真が多くなってしまいがちです。
今回の記事も写真盛りだくさんで三回に分けて書こうと思いますのでお付き合いください。
ただ、何回も行っているキャンプ場であり記事の内容が同じ感じになってしまいそうだったため、今回は少し観光情報を盛り込んでみようと思います。
はじまり
今年のGWは前半と後半の2回キャンプへ行こうと考えてたのたが、前半のキャンプは天候不順で中止した。
無理をしないのが楽しんでキャンプを続ける一番の秘訣だと思う。
そして、後半はほったらかしのぼっちサイトへ行く予定であったが、行きつけの高ソメキャンプ場の空きを見ると2日に良いサイトが二つ空いていたので同僚のワッシーに行くか聞いてみたところ「伊豆と山梨への旅行帰りだけど行きます」とのことだったのでそちらに決めた。
なんて付き合いの良いワッシー。
長野県松本市の奈川地区にある高ソメキャンプ場を訪れるのは4月に続いて今年2度目となる。
ここを初めて訪れたのはちょうど一年前の2023年5月2日だった。
その時見た絶景とキャンプ場としての必要最低限の設備、そして何よりもスタッフさんの対応が気に入って何回も訪れるようになった。
これらは私がキャンプをする上での必須条件になっている。
地の物を買う
そして当日。
朝早起きして家族を仕事と学校へ送り出して掃除などの家事と猫のお世話までを終わらせて10時ごろに家を出発した。
車を走らせると道の先に青空と鮮やかな乗鞍岳が見えた。
これは今回も絶景が期待できる。
今回は地元の物を食べたいと思っていたので、家からキャンプ場へ向かう途中にあるJA松本ハイランド運営の農産物直売所「きろろ」へ立ち寄ることにした。
松本ICから上高地方面へ向かうときもここの近くを通るので、奈川と乗鞍のキャンプ場へ行く方は是非立ち寄ってみて欲しい。
この農産物直売所は長野県産の肉だったり近郊の農産物、加工品が売っている。
魚も鯉やニジマスなどの川魚だったら売っていた気がする。
ここの直売所のいいところの一つが薪が安いことなのである。
今回はキャンプ場で安く調達できるしワッシーが前回残った薪を持ってくるので買わなかったが、違うキャンプ場へ行くときにはここで買って行こうと思っている。
今回は晩御飯用の肉と旬の山菜、昼ごはん、そしてコーヒーのお供のお菓子を買った。
地元の物を買うってなんか楽しい。
買い物を終えていつもの山道を走ってキャンプ場まで向かう。
GWだが中日の平日ということもあり上高地へ向かうこの道もだいぶ空いていた。
ただし観光バスは多めで、狭い山道とトンネルをバス同士がすれ違うたびに流れが止まるのでいつもより時間がかかった。
いつも思うがよくバス同士がすれ違うことができるなという道幅なのである。
時間がかかったと言っても12時前にはキャンプ場近くまで来てしまったので、少し時間を潰すためにキャンプ場近くにある「ながわ山菜館」へ立ち寄ってみた。
中に入ると、ここでも山菜が売っていたので思わず追加で買ってしまった。
行者ニンニクまであったのでこっちで買えばよかったなと少し後悔した。
そして、そば大福ときび大福という地元の食材を使った加工品に惹かれてここでもお茶菓子として買ってしまった。
結局この大福はキャンプでは食べずにお土産になったが美味しかった。
ちなみにここ奈川はそば、きび、えごまが名産品なのである。
そうこうしていると12時近くになったのでキャンプ場へ行くことにした。
ここからキャンプ場までは車で10分ほどであり、ちょっとした日用品や調味料も売っているのでキャンプで買い忘れたときには利用できる。
スーパーまでは車で1時間ほどかかるので、ここかキャンプ場で買えないものは諦めた方が良い。
GIGI1を設営して昼ごはん
12時にキャンプ場へ到着した。
キャンプ場の入り口からは白樺のトンネルが続き、そのトンネルを進むと雪を被った乗鞍岳が見えてくる。
私は常念岳も好きだが乗鞍岳も大好なのである。
今回は少し雲はあるものの最高の天気だった。
少し雲があった方が面白い動画が撮れるので好きだ。
このキャンプ場はチェックインが14時、チェックアウトが12時と帰りにのんびりできる設定になっている。
きっと山奥にあって来るのに時間がかかるだろうということでこのようにしているのではないかと勝手に思っている。
この日は前日が休業日だったためサイトが朝から空いていることはわかっていた。
受付へ行くと、顔馴染みになったお姉さんが対応してくれて2時間のアーリーチェックイン料を支払ってチェックインさせてくれた。
アリーチェックインしてもゴミ処分料含めて2,390円なので格安だ。
これもこのキャンプ場のいいところ。
受付のお姉さんに「今日は昨日の雨で空気が澄んで最高の眺めですね」と話したら、昨日は結構大変だったんだと話してくれた。
昨日から天気予報を見ていたが、確かにこちらの方は雨も風も強かったので天気が良くて良かった。
今回のサイトは池越しに乗鞍岳が眺められるA6サイトである。
(お供のワッシーはA4サイト)
このサイトは目の前に木があって少しだけ視界が遮られるが、その代わりに隣を流れる小川のせせらぎが心地よいお気に入りのサイトである。
今回のA6サイトは前回使ったA2サイトよりもサイトサイズが大きいのでZANE ARTSのGIGI1を張った。
あまりに久しぶりすぎて張り方を忘れてしまい少し手間取ったが、私にしてはうまく張ることができ、GIGI1越しの乗鞍岳がなかなか良い眺めにできた。
今回は焚き火で料理はしない予定だったので、焚き火の炎を楽しむためにSnowPeakの焚き火台を持ってきた。
ファミキャンの時はこれを使っていたが重いのでソロキャンにしてからは使っていなかったので久しぶりの登場だ。
また、今回は珍しく車中泊ではなくテント泊にすることにした。
GIGI1用のインナーテントも持っているのだが、インナーテントは意外と張るのが面倒だし朝は結露するため片付けも面倒だ。
そこで、ニューギアとしてFIELDOORのポップアップメッシュテントを導入し、これコットの上に置いて寝ることにした。
これだったら設置も簡単だし結露しないので撤収も手間要らずなのだ。
お昼ご飯は衝撃だった赤飯饅頭
設営も終わったので酒を飲み始める前にお昼ご飯を食べることにした。
今回の昼ご飯はスーパーで買ったタンパク質たっぷりの大豆ミートサラダと、農産物直売所で買った赤飯饅頭である。
実は農産物直売所では違う物を昼ご飯として買う予定だったのだが赤飯饅頭を見つけ、「私の知っている赤飯饅頭の見た目ではない、どんなものなのだ??」と赤飯好きの好奇心をくすぐられて買ってしまったのだ。
(きっと後々「どんだけ赤飯好きなんだ」と言われそうだが)
ベジファーストと言うことでサラダから食べ、いよいよ赤飯饅頭に手をつけた。
私の知っている赤飯饅頭は饅頭の中に赤飯が入っている代物である。
その昔、まだ餅米が高価な時代に農民が隠れて赤飯を食べるため饅頭の中に赤飯を隠して食べたことから生まれたと聞いたことがあるが、この赤飯饅頭はどう見ても明らかに赤飯なのだ。
さっそくパクッと食べてみるとすっごい甘い・・・それもそのはず、中には粒あんが入っていたのだった。
確かにこれも赤飯饅頭。
でもそれは流石にそれは甘すぎない??と言うことで、三つ入りのうち一つだけ頂いてあとは家へのお土産となったのだった。
乗鞍岳と松ブルのアルペンラガー
少し口の中が甘くなりすぎてしまったがお昼ご飯も済ませたので1杯目の酒を飲むことにした。
今回の1杯目のビールは松本ブルワリーの季節限定ビールであるアルペンラガーにした。
昼間はもう暑いくらいなので、このさっぱりしたラガーが一杯目に最適だった。
瓶のラベルの山並みが乗鞍岳に見えないことはないが、実際どうなのかはわからない。
これを買いに行ったときにブルワリー直営店が閉まっていて近くの酒屋さんで買ったため聞くことができなかった。
今度ブルワリーへ行ったら聞いてみようと思う。
今回もおつまみは刺身盛り合わせにした。
もちろん前回美味しかった九州の甘い醤油と安曇野マルイのあらぎりわさびの組み合わせでいただいた。
やはりこの組み合わせは最高。
時間はまだ13時過ぎ。
のんびりと綺麗な景色を眺めながらビールを飲んで刺身を食べた。
聞こえるのは川のせせらぎと鳥のさえずりのみ。
幸せすぎる時間。
残った山桜を眺めながら花見酒
そんなことをしていると旅行から戻ったお供のワッシーが遅れてやってきた。
いつもは私が合わせてチェックインするのだが、今回は初めて一人でチェックインしていた。
しかし、細かいことは私が知っているので聞いてくださいで省略されたらしい。
常連と認めてくれて嬉しい限りである。
ワッシーは今回も小さなポップアップテントを設営して終わりかと思っていたのだがタープを初めて張ると言う。
意外と大きめのタープだったので大丈夫かなと心配になったがひとまず見守ることにした。
ただ見守っていてもつまらないので、私は二杯目のビールを開けることにした。
二杯目は松本のマイクロブルワリーである麦香のサクララガーである。
どうしてもこのビールを桜を眺めながら飲みたくてしばらく前に買っておいたのだ。
このサクララガーをワッシーが苦労して設営している横で開けた。
実はこのA4サイトの上には山桜があることを知っていて、そろそろ咲く時期だなと思いワッシーサイトをここにしたのだ。
これで今回は視界を遮ることなく乗鞍岳も眺められるし桜の下で酒も飲めるという一回のキャンプで2度楽しめるのだ。
サクララガーは松本の八重桜の葉っぱを塩漬けしたものを使ったと言うことで、ほんのり桜餅のような味と香りがした。
たまにはこんな変わり種も良い。
このビールを飲みながらワッシーの設営を見守っていたのだが、なかなか難航していたので助けることにした。
タープはDODのチーズタープであり色々な張り方ができる一方で初心者にとっては難しそうだった。
ポールがメインポール2本とサブポール2本だけだったので、前方を跳ね上げる形で設営してみた。
なかなか上手に張れた。
ワッシーの設営も終わったので乾杯しよう言うことで、もう一杯の花見酒である黒松仙醸の桜のクラフトジンを飲むことにした。
このクラフトジンは以前に松本の角打ちのお店へ行ったときに飲んで美味しかったので一本だけあった在庫を購入してきたのだ。
このジンをソーダ割りでいただいた。
ほのかな桜の香りが爽やかでソーダ割りがとても合う。
飲んでばかりいても悪酔いしてしまうので、キャンプ場に来る途中で買ったとれたてアスパラとコゴミをボイルしてマヨネーズ醤油をかけてツマミにした。
一品目のツマミは海の幸、二品目は山の幸と海と山の両方を順番に味わったのだった。
なんて贅沢なツマミ。
このツマミを食べながらのんびりと絶景を眺めたのだった。
「信州の幸と宮崎名物編」へつづく。
第一話はここまでです。
撮った写真が多すぎてまとめるのがなかなか難しいです。
そして酒を飲むと写真が雑になっていけませんね。
Lightroomを駆使してなんとか補正しているのですが光の加減はどうしようもなりません。
お見苦しい写真が多いですがすみません。
興味を持っていただければ第二話もそのうち書きますのでお読みください。
おしまい。
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