【Camping Photo Log】 今年最後の高ソメキャンプ -幻想的な夕夜編-
今年最後の高ソメキャンプの続きで、今回は夕方から夜までです。
長々とすみませんが、今回も写真多めで掲載するので写真だけでもご覧ください。
また、今回もタイトル画像はAdobe Expressを使って作ってみました。
いい感じで表現できたかなと思っています。
前回の記事はこちらから。
美しい夕暮れ
のんびりと酒を飲みながらワッシーが炭火で珈琲豆を焙煎しているのを見ていると日が暮れてきた。
鮮やかに見えていた乗鞍岳に雲がかかって少し残念だったが、雲があるのも幻想的で美しい。
そんな景色を堪能した。
火が落ちると急に寒くなってきたので、焙煎を終わりにして薪ストーブに火を入れた。
薪ストーブをつけるとテント内が一気に暖かくなる。
テントの入り口を開けていても暖かいので、ぬくぬくしながら乗鞍岳を眺める。
そうしていると乗鞍岳にかかっていた雲がとれてきた。
私が外に出て写真を撮っていると、キャンプ場のスタッフさんが来てテントのところでワッシーと何か話していた。
「どうしたんですか?」と聞くと、隣のサイトのお客さんからサイトを横切られたとクレームがあったということだった。
「そんなことしてないですよ」と伝えると「そうですよねー」と言ってくれて隣のサイトに説明に行ってくれた。
隣のサイトの人はやって来た時からちょっと変わっているなと思ってはいたが、こんなところで嫌な思いをするとは思わなかった。
私もそのサイトを使った時は何回かサイト内を横切られたことはあるが、スタッフさんのお手間を煩わすのも悪いので何も言ったことはない。
横切られたのを見ていたスタッフさんに後で謝られたことはあるが。
そんな日暮れだった。
ランタンに火を入れてビールを開ける
すっかり火が落ちてマジックアワーを迎えた。
久しぶりにこの景色を眺めることができてとても嬉しい。
やっぱりここは最高だ。
この景色を眺めながら、まずはランタンに火を灯しランタン越しの乗鞍岳を楽しむ。
んーここでしか出会えない最高の眺め。
そして美味しいビールを開ける。
ここで開けたのは、これまた三重県伊勢市のふるさと納税返礼品で頂いた伊勢角屋麦酒の「鈴なり福来るIPA」である。
伊勢角のビールはどれも間違いない旨さ。
そしてだんだんと暗くなってくる乗鞍岳を眺めながら美味しいビールを味わう至福のときを過ごした。
これだけで「福来る」かもしれない。
揚げ物を楽しむ夜
薪ストーブで暖まったテントの中で本日のディナーを始めることにした。
こんな山の上にいるのに、こんなに暖かいって贅沢。
本日のディナーは揚げ物パーティー。
まずは市販の冷凍串揚げセットを食べた。
自分で揚げながら、大阪出張の時に買ってきた串カツソースにつけて食べる。
どうしても「二度漬け禁止やで」と言ってしまう。
そして、私の大好物であるカキフライも揚げた。
これに合わせたのは、またまた登場の伊勢角屋麦酒の「Nostalgic Gate」である。
爽やかなお味で揚げ物と一緒に飲むと美味しかった。
伊勢角の種類の多さには本当に驚く。
そして、シードルも開けた。
こちらもふるさと納税で私が生まれ育った村のワイナリーで作っているシードルである。
今回は辛口のドライシードルを持ってきた。
カキフライには大阪出張で買って来たヘルメスとんかつソースをつけて食べた。
甘いソースと牡蠣の甘さと辛口のドライシードルが絶妙なバランスで、酒が進んだ。
そんなディナーを楽しみながら、暖かいテントの中からうっすらと見える乗鞍岳を眺めていた。
何もしない普段の忙しさを忘れる贅沢な時間だった。
食後の珈琲を楽しむ
流石に寒くなって来たのでテントをフルクローズにして暖まることにした。
フルクローズにすると一気に室温が上がって上着もいらなくなる。
薪ストーブってすごい。
酒はもういいかなってことで、食後の珈琲をいただくことにした。
この時挽いた豆は夕方に炭火で焙煎したものだが、ワッシーが旅先で珈琲焙煎の体験をしてきたそうで、そこで買って来た生豆と焙煎するための器を使い暖炉で焙煎をしていた。
さすが専用品だけあって、だんだんとテント内に珈琲のいい香りがしてきて美味しく焙煎されていそうだった。
これまでの数回は焚き火で焙煎していたのだが、焙煎体験でその話をしたら焚き火は無理だと言われたらしい。
私もそれは最近気づいた。
あの火力で適切に焙煎するのは無理だ。
炭火焙煎した珈琲がはいったので、製材所のパン屋さんで買って来たクルミと栗のタルトを食べながら頂いた。
珈琲は炭火で焙煎したので無難に焙煎されていてちゃんと珈琲だった。
そしてタルトは秋を感じる程よい甘さでワッシーも気に入り「帰りに買って行こうかな」と言っていた。
結局、次の日はお休みで買えなかったようだが。
酒と珈琲の利尿作用でトイレに行きたくなったので、意を決して暖かいテントを出てトイレに行った。
つくねくんはどうしているかなと様子を見てみると、もう寝る体制に入っていた。
ティピーテントの中に使い古しの寝袋が敷かれているというキャンプ場の猫らしい寝床だが、暖かいのだろうか?
乗鞍岳と秋の天の川とワッシー
トイレから出て空を見上げると、そこには満点の星空が広がっていた。
この日は新月から2日しか経っていないし、前日の雨で空気が浄化されて好条件であった。
西側の空をみると肉眼でも天の川を確認することができるほどだった。
秋の天の川を見たのは初めてかもしれない。
私は、カメラを持ってきて撮影を始めた。
その時の写真は別の記事で載せているのでよろしければを。
多くの方に❤️して頂いてありがたい。
自分でも今までで一番いい写真が撮れたかなと思っている。
写真を撮っていると風景だけではありきたりになってしまうのでモデルとしてワッシーを入れてみようと考えた。
そこで、LINEでワッシーを呼びつけたのだが、ワッシーはなかなか暖かいテントから出てこない。
しょうがないのでテントまで戻ると、ちょうどテント越しで乗鞍岳と紅葉するもみじと白樺と天の川が見えた。
贅沢な一枚が撮れたがちょっとテントが明るすぎて補正しきれなかったのが残念。
そんな写真を撮っているとやっとワッシーが出て来たので、池の辺まで行って場所を指定し、「そこに15秒間静止して」とリクエストした。
何枚か撮影して静止できていないものがほとんどだったが、いくつかはいい写真が撮れた。
こんな最高の夕方と夜を過ごし、翌日の朝焼けを楽しみに早めに就寝した。
つづく。