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【Camping Photo Log】 今年最後の高ソメキャンプ -きらめく昼編-

今年最後の連休の後半二日間に、今年最後となる高ソメキャンプ場へ行ってきました。
本当はキャンプ場の営業最終日(11/17)に行きたいところだったのですが、地域の行事で行くことができずこの日になってしまいました。
去年も最終日に行こうとしたら雪が降って断念したので、来年こそは最終日に行きたいと思っています。

キャンプへ行ってからだいぶ時間が経ってしまいましたが、そんな今年最後の高ソメキャンプについて昼、夕夜、朝と3回に分けて長々と書こうと思います。
誰が読むんじゃいって自分でも思いますが、タイトルと写真だけでも見てください。

キャンプ場の紹介についてはこちらをご覧ください。
多くの方にご覧頂きありがとうございます。
これを見て高ソメキャンプ場へ行ってみたいと思って頂ければ幸いです。

そしてなんと今回は久しぶりにあの男が登場します。

また、今回のトップのサムネイルはAdobe Expressを使って自分で作ってみました。
今回のキャンプをイメージして作ってみたのですがどうでしょうか?



はじまり

今年は4月から毎月高ソメキャンプ場へ行こうと決めていたが、9月だけは大雨のため行くことができなかった。
標高が高い場所にある高ソメキャンプ場は11月の半ばになるとCloseしてしまうのだが、営業最終月の11月は週末に良いサイトが予約できていなかった。

そこで、毎年秋に取得している有給休暇を11月に取得して平日に行こうと思っていたのだが、狙っていた日は家の都合で行くことができなくなってしまった。
これは11月も高ソメには行けずに今年が終わるかなと思い、諦めて他のキャンプ場を三連休で予約し、久しぶりにお供のワッシーと一緒に行くことにした。

しかし、ここで幸運が訪れた。
三連休の一週間前から天気予報が怪しくなり季節外れの台風が発生したとのこと。
これにより三連休は大荒れの可能性がある天気予報となったのだ。

そこでキャンプ場の予約サイトを見ていると、キャンセル料発生期限間近で私のお気に入りサイトの二つにキャンセルが出た。
これはチャンスとすぐに予約した。
きっと三連休なので遠くから来る予定だったのだと思うが、懸命な判断である。
遠くから来て天気が悪くて乗鞍岳が眺められないなんて残念でしかない。

天気予報では三連休最終日には晴れる予報だった。
私にとっては少しくらい雨が降っても設営時に小雨で撤収時にテントが乾けば問題ないので、雨覚悟で行くことにした。
前回のキャンプも雨の中の焚き火が楽しかったし。

しかし、私の日頃の行いが良いのか直前に天気予報は好転し、土曜日は雨だったものの日曜日の朝からは晴れに変わっていった。

雨上がりの晴天、しかも月齢は新月から二日しか経っていないというなんという好条件。
私は久しぶりの好条件にテンションを上げてキャンプ当日を迎えた。

キャンプ場へ行く前にお買い物

キャンプ当日。

家からキャンプ場までは山道を走って約1時間。
キャンプ場のチェックインは14時だが、1時間のアーリーチェクイン利用して13時には到着する予定にしていた。
前日に食材は買い揃えてあったが、キャンプを楽しむための最後の食材調達のために11時ごろに家を出た。

まず向かったのは私が生まれ育った村にある、兄が昔バイトしていたそば屋さんである。
ここで買ったのは「モツ煮」である。
「煮」というか「焼き」って感じなのだがコッテリしていてとても美味しい。
先日久しぶりに食べに行ったらとっても美味しかったので、これをワッシーに食べさせたかった。
確か馬のモツって聞いたことがあるが本当だろうか??

ちなみにそば屋さんなので看板メニューは「そば」なわけだが、どうも私はここのツユが合わないので年越しの時に買ってきてもらって、家で茹でて市販のツユで食べた記憶しかない。

サイクルスタンドもあるのでサイクリストも安心
モツ煮は冷えた状態でお持ち帰りできます
店内で食べるモツ煮定食も美味しい

次に、キャンプ場の最寄りのスーパー(最寄りと言っても40分くらいだが)に寄った。
ここでツマミの刺身を買おうか悩みに悩んだが、モツ煮があるからと断腸の思いで我慢してキャンプ場へ向かった。

キャンプ場へ近づくとだんだんと空が明るくなってきて、道沿いの紅葉がとても綺麗だった。
いいキャンプになる予感がした。

キャンプ場がある松本市奈川地区へ入ったところで二つのお店に寄った。
一つはキャンプ場の近くにある製材所のパン屋さんでお昼ご飯のパンと夜のティータイムのお供を買った。
行楽シーズンの三連休だったからなのか普段はほとんど人がいないパン屋さんも盛況で狭い店内に入るために待ちができていた。
よくこんな店知っているなとSNS時代に感心する。

普通ここがパン屋さんだとは思わない
美味しいパンとお菓子をゲット

2箇所目は地域の産直所である「山菜館」である。
ここでは翌日の朝ごはんで食べる地元産の蕎麦をゲットした。
この奈川地区の在来種のそばで、今回はちょっと奮発して半生のにした。

後で聞いたのだが、キャンプ場のスタッフさんが今日はこの産直所のそば屋さんへヘルプへ来ていたそうで、私を見かけて声をかけようと出てきたらもう居なかったらしい。
顔を覚えられれているのもなんだか嬉しく感じた。

新そばシーズンなのでいつもは車が少ないこここも混雑していた

今シーズン最後はA6サイト

予定通りに13時にキャンプ場へ到着し、入り口からセンターハウスまでの道を走ると、だんだんと綺麗な乗鞍岳が目の前に現れてきた。
最初からこんなに鮮やかな乗鞍岳が眺められるのはいつぶりだろうか。

キャンプ場へ到着
見慣れた看板だが季節ごとに背景が変わる
前回よりもさらに紅葉が進んだセンターハウス周辺
到着時のキャンプ場からの眺め
真ん中に乗鞍岳が見える

まだ正規のチェックイン時間前だったが既に何組かがチェックイン手続きをしていた。
私は売店内を覗きながら少し待ってからアーリーチェックイン料金200円を支払って1時間早くチェックインした。
それでも3,000円以下とは安すぎる。

今回のサイトは私がA6サイト、ワッシーがA1サイトでありこのキャンプ場で眺望が良い3サイトのうちの2つである。
三連休にここがとれるなんてなんてラッキー。
昨年の秋にこのキャンプ場へきた時に秋はA6サイトが紅葉が綺麗でいいなと目をつけていたので願いが叶った。

今回のサイト
出典:キャンプ場のサイトより https://takasome.furusatonagawa.com/bungalow.html

私がどうレイアウトしようか考えていると、ワッシーが少し遅れてやってきた。
到着して素晴らしい景色を見たワッシーの顔もにんまりしていた。
彼は以前から「僕は晴れ男なんで晴れますよ」と言っていたが確かにそうなった。
きっと他のところで悪い運を使い切っているのだろう。

さて、ここで初めてや忘れている方向けに少しワッシーについて振り返っておこう。
ワッシーは会社の後輩でワッシーが入社した時からの付き合いである。
シュッとしているのにとぼけたところもある憎めないやつで、色々あって私が声をかけるとキャンプに付き合ってくれ、たまに私の記事に登場して顔を鷲に変えられるのだった。
短い言葉でまとめると、近くにいても害の無い男なのだ。

そんな話はまぁいいとして、今回は少し冷える予報だったのでサバティカルのモーニンググローリーTCを設営して薪ストーブをインストールした。
これで寒くなっても快適に過ごすことができる。

設営してみると私の狙い通りにテントと紅葉と乗鞍岳がいい感じだった。
最高の秋だなって感じ。

紅葉が始まった紅葉が鮮やか
ちょっとアップで

設営が完了してさっそく美味しいお酒を

設営が完了したので絶景を眺めながら美味しい酒を頂くことにした。
一杯目は前回と同様に三重県伊勢市のふるさと納税の返礼品「伊勢角屋麦酒 ストラグルIPA頂」である。
これは柑橘系の苦味が強いビールだった。

このビールを飲みながらワッシーが買ってきてくれた刺身を頂いた。
私もスーパーでシメ鯖を買おうか迷ったのだが、3パックで割引になるのにシメ鯖1パックだけ買うのはなんだか負けた気がしてやめたのだ。

それをワッシーに伝えたら、その後でスーパーに寄ったワッシーが他の刺身と合わせて3パックで買ってきてくれた。
なんて気が利くいいやつ。
そして私の懐の浅さが際立つ。

伊勢角屋麦酒 ストラグルIPA頂と刺身
甘い醤油と安曇野の粗切りワサビの贅沢構成

せっかく刺身があるということで、ワッシーが用意してくれた日本酒もいただくことにした。
ワッシーが用意してくれたのは私の大好物である長野県辰野町の小野酒造店の夜明け前 辰の吟 生酒である。
さすが夜明け前、フルーティーでとても美味しくて飲み過ぎてしまうお味だった。

ただでさえ美味いのに、この景色で飲むとさらにうまい

お腹に何か入れておかないと悪酔いする(既に飲んでいるが・・・)ので、来る途中で買ってきたパンもつまみながら飲んだ。
ベーシックなふっくらとしたパンと、ライ麦100%のオートミールパンである。
これに最近高騰して贅沢品となっているオリーブオイルをつけて食べたのだが、どちらも麦の味がしっかりして美味しかった。
きっとこんな大自然で育った天然酵母を使っているってことも美味しさを引き立てているのだろう。

オートミールパンって初めて見たので買ってしまった
実は平日の朝は基本オートミール食べています

秋の昼の風景

ワッシーに珈琲を焙煎するための炭おこしを任せ、私は気持ち良い天気の中をカメラを持って散歩した。

今年は遅い紅葉だけど紅葉は相変わらず綺麗。
私は紅葉の良さは歳を取らないとわからないと思う。

「いつからか春の華やかさよりも秋の儚さが美しいと思うようになったな」と思いながら散歩した。

ちょうど見頃の紅葉
紅葉越しの水面の揺れが素敵
光がいっそう美しくさせる
すすきも秋を感じる
いい着火剤になるが風情があるのでそのままにしておいた
つくねくんも気持ちよさそうに昼寝

サイトへ戻ってくるとワッシーがフェザースティックを作っていた。
なんだかベテランキャンパーみたいに見えて笑ってしまった。
私と一緒に何回もキャンプへ行っているが彼はまだ一人ではキャンプはできない。

絵になる男ワッシー

ワッシーに焙煎させてのんびり飲む

無事にファイヤースターターを使って着火できたので、ワッシーに火の番を任せて私はつまみを用意して飲むことにした。

まずはサラダから。
スーパーで売っている千切りの野菜にセブンイレブンで買ってきたサラダチキンを割いて入れ、オリーブオイル、香草オリーブ塩、ポン酢で味付けして軽く和えてから味が染み込むまで待つ。
これで一品目のタンパク質たっぷりサラダの完成である。

タンパク質たっぷりサラダ
ポン酢でさっぱりに仕上げた

もう一品は来る途中に買ってきたモツ煮である。
これは温めるだけなのだがフライパンを出して温めるのは面倒だったので、センターハウスにある電子レンジを使わせてもらった。

こんな時に便利なのが主婦の味方「アイラップ」である。
私は普段もキャンプの時もこれを愛用している。
耐熱性もあるので、これにモツ煮を入れてチンすれば洗い物も少なくて済む。

ただレンチンして盛り付けただけのモツ煮
七味を忘れたのが痛恨

これらをつまみに飲んだのは、前回も登場した長野県東御市のふるさと納税返礼品で頂いたオラホのビールである。
さっぱりしたエールビールでうまい。

ワッシーは必死に炭おこし中

サラダはサッパリしていて、モツ煮は下処理が丁寧にされているからなのか臭みが全くない。
汁気が無いところからわかるかもしれないが「煮」というよりも「焼き」であり、コッテリしていてビールが進む。
サッパリとコッテリをいいバランスで組み合わせられたと自分を褒めたくなった。

ちなみにワッシーはこの間に炭火で珈琲を焙煎していた。
私も火に当たりながら焙煎と綺麗な風景を眺めていたのだが、あまりにも優雅な時間で写真を撮るのを忘れていたので、この時の写真はない。
写真を撮るのを忘れるくらい良い景色が広がっていたんだなって想像して欲しい。

そして、だんだんと日が暮れてきたのであった

つづく。


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