見出し画像

ロードバイクDEフォトグラフ-Lake Kizakiへ-

平日休み二日目。

前日に重いグラベルバイクで坂道を登りつつ80km走ったので流石に体が重いし膝も少し痛い。

外へ出ると松本盆地を埋め尽くす濃霧で一寸先も見えない状態だったが、天気予報は秋晴れだった。

これは疲れた体に鞭打ってでも遊びに行かなければと思い、急いで家事を終わらせて出かけることにした。

今日の相棒は最近乗っていなかったロードバイク Time Scylonにした。
グラベルバイクよりもロードバイクの方がお尻には優しくないけど、スイスイ進んで舗装路を乗るには快適なのである。

そしてせっかくロードバイクで軽快に走るならと、カメラは小型のSony ZV-E1にFE 20-70mm F4.0 Gを取り付けた構成にした。
ZV-E1はVlogカメラでありファインダーは無いがフルサイズで一番小型で軽い。
レンズもF4.0だと少し心許ないが晴天ということでこれで十分だろうと軽量さを優先した。
iPhone16ProMaxもあるし。

家事を終わらせてTeam Necoにお留守番をお願いし、8:30にまだ霧の残る道を安曇野経由で木崎湖へ向かった。

霧の中の自転車道を走る

平日の早い時間は通勤の車が多いのでなるべく車通りが少ない道を選んで走った。
安曇野市穂高までは自転車道で行くことができる。

この時期のあるあるだが松本方面は霧が晴れてきても安曇野の霧は深かった。
いつも常念岳を眺める場所も霧に包まれていた。
常念岳ももしかしたら最近の冷え込みで冠雪しているかもしれない。

安曇野ちひろ公園

だんだんと霧が晴れてきて青空が広がってきたので、軽快に飛ばせる山麓線に出る。
この道はサイクリストには人気で交通量が多いものの自転車レーンのマークもあり、たまに来るダンプや大型バスに注意すれば快適に飛ばせる。

最近は重いグラベルバイクにばかり乗っていて忘れていたが、やっぱりロードバイクは早くて羽が生えたように加速して気持ちがいい。
朝の疲労があまり気にならなくなるくらい気持ちが良かった。

35kmほど走って安曇野ちひろ公園に到着し、ちょっと休憩した。
トットちゃん越しの冠雪した北アルプスがとても綺麗だった。

いつもは早朝で電車の中には入れないが、今回は開いている時間に来ることができたので電車の中の教室を見ることができた。
中には黒柳徹子さんが話すエピソードが流れていた。

高瀬渓谷を目指そうとするが・・・

ちひろ公園を後にしてさらに進む。
だんだんと冠雪した北アルプスが近くなってきて魅了される。
爺ヶ岳に赤沢岳などなど。
私は山には登らないが山を見るのが好きだ。
そこに酒かコーヒーがあればさらに良い。

天気が良いと高瀬川を渡る橋からの景色がとても雄大なのである。
橋の途中で止まらないと写真が撮れないので結構怖いが交通量が少なかったので意を決して止まって撮影した。

また、この橋の入り口には「たつのこ太郎」のモニュメントがある。
どうやらここら辺の出身だったらしい(しらんけど)

今回の目的地は木崎湖だが調子が良かったので高瀬渓谷を目指してみることにした。
高瀬渓谷まで行くためにはひたすら登らなければならないが、迫る山がとっても綺麗なのだ。

山の方を見ると山岳救助ヘリが飛んでいった。
県民の税金が使われているので是非安全な登山を。

そんなことを思いながら坂を登る。
大町温泉郷のあたりに着くと川沿いの木々が赤黄色に色付いていてとても綺麗だった。
でも、本格的な高瀬渓谷の紅葉を眺めるためにはさらに登らなければならない。

前日の重いグラベルバイクで走ったダメージを引きづりながら坂道を登ったのだが、やっぱり膝が悲鳴を上げ出し、帰路のための脚を残すために今回は途中で断念した。
道の先は綺麗な紅葉が待っていることがわかっていたのだが安全は重要。

お目当てのパン屋さんへ

登った分だけ下りは爽快。
少し冷たい風を受けながら気持ちよく降る。
鼻水を垂らしながら・・・

降ったところにある別荘地の中に美味しいパン屋さんがある。
6月に来た時は定休日で買えなかったが今回は開店している時間を調べてきた。

「パン・ド・カンパーニュ」というお店で家具も作っているらしい。
とても素敵な生活。
私もリタイアしたら美味しいコーヒーとパンを出す店をやるのが憧れだが、きっと憧れで終わると思う。

お店の中に入るとたくさんのパンがあり迷ってしまった。
美味しそうだった「あんバターフランス」と前に来た時に売り切れていて食べられなかった「ブールベリークリームチーズベーグル」を注文した。
でも、見ていてらどうしても食べたくなったので「いちじくくるみぱん」も追加してしまった。
いちじくもくるみも大好きなのだ。

木崎湖でランチ

お目当てのパンが買えた喜びと青い空、綺麗な景色でテンションが上がり疲れを忘れて木崎湖へ向かった。

木崎湖も紅葉が始まっていてとても綺麗だった。
前に来た時はSUPしている人がいたがさすがにもう居なかった。

自販で缶コーヒーを買い湖を眺めながらランチにした。
もちろん食べるのは先ほど買ってきたパン。

まずは「あんバターフランス」を食べる。
パンが程よい硬さで噛みごたえがありパンとバターのほんのりした塩気とあんこの上品な甘さが美味しかった。

次に「ブルーベリークリームチーズベーグル」を食べた。
ブルーベリーとクリームチーズってどうしてこんなに合うんだろう。
もっちりした生地が美味しかった。

「いちじくくるみぱん」もと思ったがお腹がいっぱいになると走るのに支障をきたすのでやめておいた。

しばらく湖を眺めながら休憩して帰路に着くことにした。
ここまで約55kmだった。
おそらく帰宅すると100kmは超えることになるのでのんびりと帰ることにした。

糖分を補給

途中までは来た道を帰る。
松本から大町までは若干の登りなので帰りの方が楽なのである。
前傾姿勢にして風の抵抗を極力少なくし、体力温存で走った。

そして途中でソフトクリームを食べるため、「かぼちゃやま農場」へ立ち寄った。

中に入ってソフトクリームを注文しようとしたのだが、ショーケースにあった新栗を使ったモンブランがとっても美味しそうだったので、そっちにしてしまった。
外で食べてもいいか聞いてたら持ってきてくれるとのことだったので、遠くの北アルプスを眺めがらモンブランをいただいた。

クリームが多い滑らかなモンブランを想像していたのだが、栗をふんだんに使っている感じだった。
栗も上に載っているだけでなく中にももう一つ入っていた。

池田町長福寺のお地蔵様とイチョウ

あまりにも天気が良かったので、ちょっと足を伸ばして前日は天気が良くなく残念な景色だった池田町長福寺のイチョウを見に行くことにした。

遠くからでもここにイチョウがあることがわかるくらい見事な黄色だったので、ここまで来たら見ないわけにはいかない。

お寺には見事な景色が広がっていたが、その代わりに前日はほとんど人がいなかったのにこの日は写真を撮りに来ている人や見物に来た人がたくさんいた。
まるべく写り込まないように撮影していたのだが、幸せそうなカップルが落ちて来るイチョウの葉を取る遊びをしていて長引きそうだったので、諦めて編集時の修正でなんとかすることにした。
最近のAIって本当に優秀。

110kmでフィニッシュ

ちょっと寄り道してしまったので帰宅したら走行距離は110kmだった。
走った時間は前日と同じくらいだが、やはりロードバイクの方が体が楽で距離も30kmは長い。
改めてロードバイクの楽しさを認識した。

そして、コーヒーを淹れて楽しみにしていた「いちじくくるみぱん」を食べたのであった。

この後1日で溜まっていたメールの処理はしたが、いいお休みだった。
また二週間後に平日休みの予定なので是非晴れてほしい。

おまけで自撮り。
今回もこんな格好で遊んでいるおじさんです。
前日の反省を活かして、上着はパタゴニアのR1からR2に変更して寒さに備えた。
このシリーズは暴風性と通気性を兼ね備えていて優秀。

おしまい。

いいなと思ったら応援しよう!