ヒーコの社員は社員証ではなくLeicaを首から下げがち
こんにちは、偏見の塊ことQTと申します。仲の良い友達は私のことを"佐藤"と呼びます。
ヒーコではメディアや事務系のお仕事を中心にしていて、社員になって1年とちょっとが経ちました。
さて、突然ですが”ヒーコの人ってLeica持ってる人やたら多くない?”と思いませんか。我らがボス(@crypingraphy)やすーさん(@iamnildotcom)はもちろん、美月さん(@Aoi_Bellemoon)も最近はLeica Q2でご飯やお菓子を撮っています。
まさにクラスのみんなが持っている状態。お母さんに泣きついて買ってもらえるような代物でもないのに圧倒的なシェア率。
はてさて一体Leicaの魅力とはなんなのか、何故そこまで多くの人が惹きつけられるのか。その真相を明らかにすべく、年末に懐が暖かくなった調査員の足取りは嬉々として新宿に向かうのでした。
Leicaとは
そもそもLeicaってどんなカメラなの?という人のために私の偏見を3行でまとめると
・ドイツ生まれの
・職人の技が随所に光る
・歴史あるばか高ぇカメラ
車で言うところのポルシェ、革製品で言うところのエルメス、香水で言うところのドルガバあたりがイメージとして近いかもしれません。
新宿マップカメラ地下一階へ
兎にも角にも実際に触ってみないと何もわからん、ということで
やってきたのは皆さん御用達の新宿マップカメラ。
実は新宿マップカメラの地下では、恐ろしいことに歴代のデジタルLeica達が円を作るように鎮座しており、実際におさわりすることができます。
東京ドームの地下では最強の男を決めるためにリングの中でバトルが繰り広げられていると聞きますが、新宿ではカメラなんですね。ご当地感があります。
お試しで触ってみる
Leicaにはいろんなタイプのカメラがありますが、今回触ったのはM型とQシリーズ。
M型は伝統的なレンジファインダー式カメラ、Qはコンパクトデジタルカメラ。どちらもそれぞれの良さがありました。
実は、もしLeicaを買うならQ-PかM9-Pにしようと心に決めていました。理由は完全に韻を踏んだだけですが、人間というのは不思議なものでそんな理由であっても自分の選択が正しいと信じ切ってしまうものなんですよね。とても不合理です。
紆余曲折あり選ばれたのはM9-Pでした。
M9-Pというカメラ
私の選んだM9-Pは、2009年に発売されたLeica M9のプロフェッショナルモデルで、フィルムで有名なKodak社と共同開発したフルサイズCCDセンサーを搭載しているのが特徴です。
すでにCCDセンサーはCMOSセンサーに性能的にもコスト的にも追い越されてしまっていて、M9やM-E、M monochromeに使われているCCDセンサー達は昨年の6月に交換修理の終了が宣言されました。壊れてしまったらもう終わりです。人間と同じですね。
老いることの儚さを楽しむカメラだと自身に言い聞かせて心を燃やします。
実際に使ってみた
むっず、なんやこれ、返品したろか。
平行は取れてないし、露出は狂ってるし、フォーカスは合ってないし、手ブレしてるし、全然だめやんけ。
と、自分の写真を見て気づく訳です。
悪いの全部 俺! 俺! 俺!俺!Ole!Ole!
あぁ、真夏のジャンボリー。
これまでどれだけカメラに撮っていただいていたかを再認識いたしました。対戦ありがとうございます。
失敗の山の中にごく稀に光るものがある、気がする
現在進行形でデータの屍の山を築き上げているわけですが、その中に意図せずやたらと存在感のあるものが混ざっている気がします。
これはレンズのおかげなのか、CCDセンサーの力なのか、あるいはレンジファインダーという性質が関係しているのか。高い金額を出して買ったという後ろめたさからくる親バカ的思考なのか。
理由はわからないけど、とにかく”自分の中では”良いものが撮れている感覚があるのは確かなんですね。
おそらくこれがLeicaの魔法と言われるところなんだろうなぁ、と今は理解しています。
どこでもLeica
使っていて感じるのは、いつでも持ち歩いていたくなるようなカメラだということ。
出てくる写真は一旦置いといて、撮っている瞬間がすごく楽しいカメラだから持ち歩く→新しい出会いがある→写真を撮る→写真を好きになる、そんなサイクルの中に自分がいる気がして気持ちがいい。
コンセプトは違うかもしれないけど、Qを手にしたときも同じような印象を持ちました。
生活の中のどんなシーンにもLeicaが入る余地がある。この懐の広さみたいなものも魅力なのかなぁと感じます。
写真を楽しむカメラ
写真の楽しさを発見し、発信することをテーマとしているヒーコ。カメラを持ち歩いて日々の生活を写真で楽しむことが、社員証なんかよりもずっとヒーコの一員であることの証明になるんじゃないかと思っちゃったりしているのですが、Leicaはその役割をしっかりと果たしていると感じるのです。(タイトル回収)
別にいい写真が撮れなくても、シャッター切ってるだけで楽しくない?
それがいい写真だったらもっと楽しいけど。
いい意味で肩の力を抜きつつ、しっかりと写真と向き合える。Leicaは写真をより楽しむことができるカメラなんだと感じました。
皆さんも是非この機会に、Leica始めてみませんか。
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ちなみにM9-Pと一緒に購入したレンズは自分と同い年だったりします。
レンズ沼にハマらないために、性能に関係しない部分で意味づけをして一発自摸を狙ったんですが、やっぱり色々と目移りしてしまいますね。
今度こそ機材を買う前に寝具を買いたい。待ってろ、コアラマットレス。
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