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この世は実在しない!

1.この世は実は幻覚?

「この世界が幻覚だと認識したらどうだろうか。
自分でそれをつくったとほんとうに理解したらどうだろうか。
そのなかを歩きまわり、罪を犯し、攻撃し、殺害し、みずからを破壊しているように見える人たちが
まったく実在していないと気づいたらどうだろうか。」
奇跡のコース

書籍『A Course in Miracles』(1976年出版奇跡のコース、アメリカ人心理学者ヘレン・シャックマンが、イエス・キリストと思われる内なる声を聞いて書いたとされる。世界は幻影であり自らの外には何も存在せず、己が神と一体であるという、古代インドのアドヴァイタ・ヴェーダーンタ的な非二元論思想が説かれている。この作品の最大の前提は、人生で達成できる最大の「奇跡」は「愛の存在を知ること」である、という教えである。神と一体となることで、愛を知るとされる。ニューエイジで広く読まれ、バイブル的存在だった。


「我々も我々の両親も本当は生まれていない
みな存在しておらず全てが捏造されている
肉体は存在せず
人生も偽り
目に映る形あるものは全て真実ではない
エゴが多種多様な幻想に我々を引きずり込むために創った偽りのイメージに過ぎない
上空を浮遊して下にいる人間達を見ているのを想像せよ」
(「奇跡のコース」の教師、ゲーリー・R・レナード)

マサチューセッツ州ノースショア生まれ。プロのギタリストとして成功する。1987年に「呼び声」を聞き、人生の方向転換が始まった。1990年始めにメイン州に移り、そこで強いスピリチュアルな目覚めを体験する。また、啓示を受け、9年の歳月をかけて『神の使者』を執筆。その後も執筆活動を続けながら、世界30ケ国で『奇跡のコース』の講演を行っている。


2.我々は夢を見ている

我々の見ている現実は、過去の記憶や潜在意識からくる情報が脳に映し出され、それをバーチャル映像のように観ているもの

しかもその映像の中で体感覚や重力を感じ、動いている体や景色を見て確かに自由に人生していると錯覚している

実際は脳映像というバーチャル空間に閉じ込められている

自由に動いているという感覚もそれに伴う思考や感情も全ては脳によって創り出され、体験させられているというわけだ

その自分が確かに存在し、見える他人や世界も存在していると思い込んでいる

それはまるで実在しない夢を見ているのに夢と気づかずにいるようなもの

楽しい夢ばかりならまだいい

それどころか、無意識でいるとこの世では厳しい現実をつきつけられ、苦しむ人も多い

それで自分の夢に向かって頑張ろう!などと、夢の中で頑張ろうとする人もいる

だいたいが寝ている時に見る夢と同じで、この世の夢も無意識層からくるいわばシンボル映像で、脈絡のない気まぐれな映像なのに、それを真に受けマジになってさらに苦しむことになりかねない

そこから抜けるにまず、この世の現実は気まぐれな夢と知り、夢の中であくせくするのをやめ、夢と気づきその夢を演じながら観て楽しむ人になればいい

3.今ココから夢を観る

さてこの人生という夢は実に巧妙で、単なる過去の記憶の再生映像なのに、さも意味ありげに時間を使ってスト-リーを創り、その中でいやがうえにも演じさせようとする

しかも危機管理が担当の左脳を使って人生を問題だらけにしてその問題解決に追われるように仕向ける

その問題とやらも左脳がつくりだし、つまり「それは問題だ」と思わされ、何とかしなきゃと思わせ苦しませる

この左脳の自作自演に気づかぬ限り苦労が当たり前の人生になり、夢の中で夢を追いかけ、人生がむなしい夢に終わってしまう

しかし光明がある


この世が夢だと気づいた瞬間、今この瞬間の意識に立ち還り、夢を演じる人から夢を観ている人になる

今この瞬間では時間が働かないので記憶のフィルムは回らず、静止した状態で、脳は機能停止し、からの情報が入ってくる

それが今ココ

この時間のない永遠、「」こそが脳映像の牢獄からの唯一の出口

どんな映像の中にいようと、それが夢と認識していれば、夢を演じていながら、同時にその夢を観ている意識気づきの中で瞬間瞬間、魂からの情報を受け取り、シンクロニシティが多くなり、人生は輝き、安らぎと喜びに満ちた本来の自由が戻ってくる






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