銭湯に世界を変えてもらおう(少しだけ)
去年の秋から週に一回は必ず銭湯に行くようになった。
元々温泉は好きな方であったし、家の近くに銭湯があるとも知っていたが、大学一二年生の頃は意外と行く機会がなかった。アパートにはシャワーは付いていたし、「浴槽に浸かりたい」とは思っても「行くのが面倒くさい」と敬遠してしまっていた。
しかし去年の秋頃に久しぶりに近所の銭湯に足を運んでみた。その銭湯は歴史が古く、地元に長く愛されているのが伺える。変な形の鍵が付いた靴箱、さびれたソファー、いつから貼られているのか分からないポスター