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別に出版社を立ち上げようとか思ってないけど、『“ひとり出版社”という働きかた』を読んだ

『“ひとり出版社“という働きかた』を読んだ。

別に出版社を立ち上げようとは思っていない。私は自分が会社員に向いていないと思っている。日々ストレスを抱えながら、生活費を稼ぐために渋々会社員として働いている。本格的に起業の準備を始めているわけではないが、「起業」という選択肢について常日頃考えてはいる。

起業と言っても、スタートアップを立ち上げてIPOを目指す、なんてことは考えていない。むしろ、誰かを雇うことすらしたくない。ひとりで会社を運営するか、せいぜい元からの友人と経営するか。

どういった事業をやるかは全然思いついていない。私自身、別にやりたい事業が無い。もちろん、出版をやりたいわけでもない。『“ひとり出版社”という働きかた』で紹介されている出版社の方々は、皆んな「こんな本を作りたい!」という熱い想いを持って、行動に写している。行動に想いが乗っているのは当然だろう。利益だけを追求するなら、年々状況が厳しくなる出版業界に足を踏み入れない。『“ひとり出版社”という働きかた』が刊行されたのは2015年で、当時ですら出版業界の状況が年々厳しくなっていると言われていた。あれから、サブスクやSNSの台頭により、出版業界が置かれている状況はさらに厳しくなっているだろう。もしかしたら、『“ひとり出版社”という働きかた』で紹介されている会社の中には、既に廃業してしまった会社もあるかもしれない。

自分で本を作るという活動には興味がある。ただ、別に本屋に並べることを目指す必要も無いと感じている。文学フリマで自作の本を売ろうかと思案中である。

12月に開催された文学フリマ@東京に客として参加しようと思っていたが、引っ越しの準備に追われて断念した。1月に京都で開催予定の文学フリマには行ってみようと思う。そして、まだ開催されるか未定だが、2026年1月に開催される(であろう)文学フリマ@京都に出店することを目標としている。具体的にどのような本を作るかは全然決まってないが。

起業するかどうかは置いといて、文学フリマ出店はぜひ果たしたい。社会人になってからというものの、色々とやってみたいことを思いつくけど、手付かずか、ほんの少しだけ手をつけて放置してしまうことが多すぎた。仕事のせいで、時間的かつ精神的に追いやられていたので仕方が無いとは思っているが。

文学フリマの出店を経て、もしかしたら出版社の立ち上げに興味が出るかもしれない。その時は、『“ひとり出版社”という働きかた』を読み直して、先輩たちの経験談を参考にしようと思う。

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