#2 日本酒とクラフトビールを掛け合わせるお酒「ぷくぷく醸造」
企画の会社オレンジ・アンド・パートナーズでは、CROSS FMのラジオ番組「X MAGIC/クロスマジック」の中で、オレンジ社のコンセプトでもある「サプライズ&ハピネス」をテーマとしたミニコーナーをスタッフが制作・出演しています。
番組について知りたい方は「#0 カダイカイケツラジオ X MAGIC、noteはじめました」をぜひ読んでみてください。これまでの境界線をとびこえて、かけ算することでマジックは起きる!毎週土曜の夜、すこし先の未来のハピネスを考えます。
クロスマジックなお酒を発見!
皆さんは「ホップサケ」って聞いたことありますか?伝統的な日本酒の製法に、最先端のクラフトビールの文化や技術をかけあわせた、新しいジャンルのお酒なんです。元々日本酒といえば「苦味」が少ないものですが、ビールの苦味のもとになる「ホップ」を副原料として使うことで、柑橘やマスカット、ライチのような爽やかな苦味や香りが溶け込む新しいお酒。これまでの境界線をとびこえて「掛け合わせる」ことで「マジック」が起こっている、まさにクロスマジックなお酒です!この酒造りに挑戦するのは、福島県を拠点に活動するぷくぷく醸造さん。
新しい解釈で、新しいムーブメントが起きる
最近は、若い世代で日本酒やクラフトサケがムーブメント的にもりあがっています。若手の蔵が集まる日本酒イベント「若手の夜明け」は、年々規模を拡大していて、今は若い人たちが日本酒というジャンルを自由に解釈して、新しいものづくりにチャレンジしています。しかも、ぷくぷく醸造では、ファントムブルワリー(施設を持たない醸造所)という発想もあって、ユニーク。こういうスタイルは他にも増えているそうです。
酒造りで生まれる、サプライズ&ハピネス
実は、ぷくぷく醸造では、酒造りを通して「福島県の沿岸に田畑が増える」ことを目指しているんです。その理由は、震災が起きたあと避難地域に指定された場所には、今も畑や田んぼに農家さんが戻りづらく、作付けの景色の代わりに太陽光パネルが広がっているところもあるから。そんなとき、お酒を造るためのお米を作付け前に買い取ることをお約束したり、なるべく高く買い取ったりすることで、やる気を持って一緒になって農作業に取り組んでくださる方や新しく農業に携わる方が増えるのでは!と想いを持たれて活動されているのだそうです。
収録後記
実は、今回ぷくぷく醸造のCFOとしてインタビューに答えてくれた町田さくらさんは、少し前までオレンジ・アンド・パートナーズで一緒に働いていた24歳の仲間。同年代の彼女が語ってくれるお酒の話はどれも面白いのです。ぷくぷく醸造のコンセプト “異文化との境界線を溶かした日本酒”というのは、まさにそのまま。飲んでいると、つい日本酒かクラフトビール、どっちを飲んでいる境界線が分からなくなるような感覚になるそうですよ。そんな新しい体験、ぜひ皆さんも飲んで楽しんでみてくださいね。