レジリエンスを高めるための心の習慣
序章:レジリエンスは筋トレと同じ
人生には予期せぬ出来事や試練がつきもの。
それを「ただ耐える」のではなく、「自分を成長させる機会」と捉えられたら、きっともっと強く、しなやかな自分になれるはずです。
レジリエンス(心の回復力)は筋肉のようなもの。
日々の生活の中で育むことができます。
今回は、私が実践している「レジリエンスを高めるための心の習慣」を3つご紹介します。
どれも簡単に取り入れられるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 自分の感情を受け止める時間を持つ
「なんだかモヤモヤする」「今日はどうも疲れている」そんなとき、自分の感情を見過ごしていませんか?
私は、どんな感情も「いまの自分の大事な一部」として受け止めることを心がけています。
例えば、辛いときには「そうだよね、いまは辛いよね」と、自分に優しい言葉をかける。
お風呂に入りながら、感情を水と一緒に流すイメージをしてみる。
そうすることで、自然と心が軽くなるのを感じられるはずです。
2. 支えになるつながりを大切にする
私たちは、一人で全てを抱える必要はありません。
家族や友人、信頼できる人とのつながりは、心の回復にとても大切な役割を果たします。
特に、自分の思いを誰かに話せることは大きな救いになります。
「こんなことを思っている」と言葉にするだけで、心の重荷が軽くなることもありますよね。
また、支え合いの中で気づくのは、「人と関わることで新しい視点が得られる」ということ。
他者から受け取るエネルギーが、心の回復力を高めてくれるのです。
3. 日常の小さな喜びを見つける
忙しい日々の中で、私たちはつい「幸せ」を後回しにしがちです。
でも、レジリエンスを育むには、小さな幸せを大切にすることが欠かせません。
例えば、好きな飲み物をゆっくり淹れてみる。朝の空気を深呼吸して楽しむ。夕日を眺めてみる。そんなささやかな喜びが、思った以上に心を癒し、明日へのエネルギーをくれるんです。
私自身も、日々の中で「これ、いいな」と思う瞬間を探すことが習慣になっています。
それは、どんなに小さなことでも構いません。
むしろ、その小ささが心をほぐしてくれるのです。
おわりに:レジリエンスは成長のプロセス
レジリエンスは、決してゴールのあるものではありません。
日々の生活の中で少しずつ培い、経験の積み重ねとともに育まれていくものです。
時に立ち止まり、また一歩を踏み出す。そのプロセスそのものが、私たちをしなやかで強い存在へと導いてくれます。
無理に完璧を目指す必要はありません。
まずは「今日、できること」から始めてみましょう。