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自閉症(ASD)との付き合い方:あるいは当事者の悪あがき

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自閉症当事者としての体験を主に書き綴った記事です。
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発達障害の生き方(ASDの一当事者の体験から)

私は自閉症スペクトラム(ASD)の当事者です。21世紀になってから就労を始め、途中で無職の時期…

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ふかくさ
1年前
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会話における緊張とリラックス

私の身体は硬い。つまり、筋肉が強張っていて、ちょっとマッサージしたぐらいでは逆効果(いわ…

ふかくさ
1か月前
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お山の大将 a King of my Hills

いつもそうだが、私は自己紹介の延長のような話ばかりする。なぜならば、いつも自分自身をうま…

ふかくさ
4か月前
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20年間の経験をまとめる My 2 decades

大人になってからだいたい20年間が経った。最近は「ここ20年」という括りで自分の経験をまとめ…

ふかくさ
4か月前
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ADHD黒い先生と会話しました the VTuber with ADHD

昨晩(16日)、旧Twitterをみていたら、見慣れないXスペースが立っていた。ホストは大人気有名発…

ふかくさ
7か月前
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生真面目な人とふざけてばかりの人

昨日は「十二人の怒れる男」という昔の映画をみた。今日(13日)は「カッコーの巣の上で」という…

ふかくさ
8か月前
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情緒と分析の伴走 running with both emotions & analysis

上記の記事では、自分は自分自身の情緒が自覚しにくいため、外面的な振る舞いから逆推(ぎゃくすい)する必要がある。なぜならば、自分自身を動かす動機づけ(例えば怒り)と話している言葉とを軸合わせしておかないと八つ当たりのようにトラブルを拡大しかねないからである。 さて、私は自分自身が何十年か生き延びてこられたことを幸運に思う。例えば誰かに斬り付けられたり、爆弾を仕掛けられたこともないからだ。私の健康をもっとも損なった人を数え上げるとすれば、私自身が筆頭に来るだろう。それでも、情緒

発達障害あの手この手 Lifehacks & QoL-improvements for Neurodevelopmental disorde…

発達障害(自閉症スペクトラム)の一当事者として体調不良や気分の落ち込みに悩まされてきた私…

ふかくさ
10か月前
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無知な健常者 able-bodied but ignorant people

成人してから診断を受け、障害者としての認定をもらった。具体的にはASDの診断と共に、障害者…

ふかくさ
10か月前
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イヤな親の思い出 the memory of my parent; 写真と私

うちの親はネイチャーが好きである。一方、私は野外活動が嫌いな子供だった。テレビゲームや読…

ふかくさ
11か月前
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情緒の自覚 realizing the emotion of yourself

失感情症(アレキシサイミア)という病気?がある。感情 passion を喪失しているという字面か…

ふかくさ
11か月前
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ASD向け労働ロボットの成り方。あるいは職場において「歯車」として振る舞うためのヒ…

私はASD(自閉症スペクトラム)の当事者です。現在は東京都内で事務の仕事をこなしています。過…

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ふかくさ
1年前
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無職が社会支援を受けるときの気持ち Feeling of jobless person when he takes socia…

若い頃、正社員で入った技術系の会社を逃げ出して辞めて、それから2年ばかりすっかり何もする…

ふかくさ
1年前
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アスペルガー症候群の所見

※診断前の所感は以下の記事にあります。 ※以下は診断後の2010年当時での見解です。 先日の木曜日に精神科で二回目の診察を受け、結果、アスペルガー症候群(AS)の所見を頂いた。 材料としては生育歴についての私の証言と、親の証言、及び知能テストの結果、現在私が感じている困難についての意見である。 ASの所見についての私の反応自分としては現段階では特に何も感じない。私は「近視」で物心ついてこの方の「鼻炎」で軽度の「色弱」でもある。それに加えて「AS」がつけ加わったという感