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燃ゆる女の肖像

18世紀フランス、画家と貴族令嬢2人の物語。もう1人、屋敷のお手伝いをしている女性含めた3人の物語として観ても面白かった。

どこを切り取っても絵画のような美しいカット。小説の「」で括った台詞みたいに簡潔なのに遠回しで色んな意味を含んでるような上品な会話。BGMはなく、布と布が擦れる音や物が物に当たる時の音しかしない。肌と肌が触れる音が聞こえそうなくらい。

とても品がよくシンプルな作品で、少し悪く言えば退屈に思えそうなくらいなのに、女優さん達の表情と台詞に情熱がぎゅっと詰まっているから全く目が離せなかった。マリアンヌがエロイーズを目に焼き付けようとするように、私も一つ一つの場面を目に焼き付けたいと必死に観てしまった。

これは多分わたしだけだと思うけど、マリアンヌがエマワトソン、エロイーズがフローレンスピューに見えて仕方なかった。笑

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