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限界突破マラソンを通して学んだこと(オープン社内報)
さあ今週も1週間がスタートしますよー!
週末働いていた皆様はお疲れ様でした!
いつも皆さんには感謝しております。
ありがとうございます。
はじめに
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5月12日~13日と2日間かけて、
EOのフォーラムメイトである経営者8名と共に、
研修リトリートを開催いたしました。
場所は、海士町(島根県)。
地方創生の先進地域としても有名です。
島での地方創生の在り方を地元の人たちから学びました。
それはネットとかに結構転がってるので見てね。
今日皆さんにシェアしたい経験とそこからの気づきは、
タイトルにもある通り「限界突破RUN」です。
経営者一人一人が自分の「限界突破」する。
ということをテーマにして研修行程が組まれています。
自分の過去の限界を超える体験をする。
これを行ったわけです。
私は、隠岐の島の一つの島へフェリーで移動し、
高低差300メートルアップダウンがとにかく激しい(ほぼ登山)レベルの、
フルマラソンコースを設定し、
走り切ること(歩き切る)を目標としました。
その体験を通して得た気づきを紹介します。
一つ一つがとても大切であり、
人生を通してのかけがえのない宝となりました。
「やると決めたらやる」という言葉
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一人の仲間が、
始まる前から聞いていた言葉が
「やるときめたからやる」
でした。
皆で決めたことだけれども、
自分自身で決めたことでもある。
だから自分に嘘はつかないでやると決めたからやるんだ。
凄くシンプルだけれども、
その言葉はものすごい力を持っていると思いました。
自分に嘘をついていいのか?
言い訳を探す自分でいいのか?
ここで嘘をついたら今後の人生もそのままじゃないのか?
走っている最中、ものすごく辛かったけれども、
同じ時間に別の場所を走っている彼の言葉を思い出しました。
自分で発した言葉には責任を持って取り組む。
苦しくても逃げない。
今後の人生にも間違いなく活かせるという気づきがありました。
チームで取り組む重要性
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私は42.195キロを目標としていたので、
同じ距離を目標にしている仲間2名(私含め3名)と共に走りました。
ランニング用リュックを用意周到に持っていた一人の仲間は、
アクエリアスを3人分バックに入れてくれました。
1本600ミリあるので、
はじめは1.8キロの重りを背負って走ってくれました。
もう一人は、ペース配分をしっかり計算し、
他のメンバーとの連絡を取って情報共有してくれたり、
3人チームのオペレーションを担ってくれました。
私は鼓舞役に回ろうと思って意識しましたが、
あまりに過酷な道に、楽な道を提案したり、
逆に二人に鼓舞され続けていました。
「こっちの道は上りだからあっちの平坦な道を選ぼう」
という私の言葉に対して、
「もう二度とこっちの道に行くことはないだろう。ご縁と思い何かがあるかもしれない。だから予定通りこっちの道を進もう」というネガティブをポジティブに切り替えてくれるコメント。自分の役割だと思っていたのに。。。ハッとさせられました。
そして、
別の場所でそれぞれの目標に向かって走っている情報が
オンラインツールを通してレポートされてくる。
皆の頑張りに我々に強く鼓舞されました。
怪我をしていた仲間は車で島内150キロを走行し、
ランナー達の水の供給、
何より心のオアシスとなってくれました。
道中歩いているときは、
3人で経営の話をしたり、人生の話をしたり、
本当に楽しい時間でした。
ここで何が言いたいかというと、
一人では絶対に無理だったろうな。ってことです。
3人チームで責任分担が自然にできており、
他の仲間の頑張り、支援してくれる仲間がいて、
それぞれの持ち場でしっかり責任を果たす。
それに加え、それぞれが精神面で支え合う。
これには力がもらえました。
1人よりも3人、3人よりも9人。
チームの素晴らしさを体感することができました。
ありがとう。
多様なアプローチ
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全員経営者。
全員違う人。
向かうゴールは一つでも、
アプローチは全員異なります。
前述のとおり、役割が分けて動いていました。
しかし、示し合わせて分けていたわけではないのです。
勝手に分かれていたのです。
それぞれが、それなりの規模の会社を運航しています。
戦略、戦術、組織創り、資金繰り。
それぞれが異なります。
42.195キロを通して、それぞれの経営スタイルが見えて面白かったです。
ここでいう戦略は一致していた。
立てた目標を達成する。
すなわち42.195キロを何が何でも完走すること。
組織創りもスリーマンセルで何とかやりきるということ。
それ以外の経営要素として、
どのように進むか(戦術)
体力の余力(資金繰り)
このあたりで個性がはっきり見えました。
一人の仲間は、
進み方(戦術)は、
デジタルツールを活用し、
距離・歩数などを計算。
ペース配分をしっかりし、
早歩きベースとした構成を一貫して、
最初から最後まで貫いていました。
私が走って先を行っても、先で休んでいても、
彼が追い付いたらそこから動き出す必要があります。
それがある意味ペースメーカーとなりました。
他の仲間の情報も積極的にキャッチし、
その情報を私たちにも伝えてくれて、
チームへの鼓舞も怠らずやっていました。
体力の余力(資金繰り)も、
以前の経験から膝を壊しやすい傾向にあったとのことで、
オーバーヒート欠場を避けて完走を果たしました。
一人の仲間は、
進み方(戦術)は、
ユーモアあふれる会話を仲間へ提供し、
気持ちがハレバレした状況を作っていました。
他者の気持ちが明るくなることで、
自分の気持ちも晴らしていたのだと想像します。
無意識かもしれませんが、
私からはそう映りました。
そして、ドリンクを運ぶ、
チーム内の支援役もかってでてくれました。
そういえば、普段から周囲に気が付く、
周囲を喜ばせる。そういう傾向にある人だと思っていました。
体力の余力(資金繰り)も、
この企画が決まった時から、
スポーツを始めて体を鍛えていました。
事前準備を怠らず余力十分で取り組んでいたんです。
そして私は、
常にショートタームで経営を考えています。
そのショートタームゴールの達成を繰り返して、
未来へ向かっていくタイプ。
今回の進み方(戦術)も無意識に同じようになっていました。
今回も「あの標識までちょっとペース上げよう!」
みたいなことを自分の中でずーっと繰り返していて、
中盤から仲間にも同じ声をかけてリードしていきました。
体力の余力(資金繰り)については、
後先考えず、というか何も考えずに流れに身をゆだねていました。
自分らしいなと後から振り返り感じます(苦笑)
結果他の2人があっての自分www
多様なアプローチを見れて面白かったですし、
自分に足りない要素がはっきり見えました。
勉強になりました。
ありがとう。
結局気持ちが重要
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一番のピンチは同中。
ハーフ21キロを過ぎたタイミングでした。
お昼休みをとって、さてスタートするぞ!
すると外は雨土砂降りに。。。
お昼で止まったため体も冷えていたし、
更にこの土砂降り。。。
身体もすでに限界を超えていたし、
近くの建物で雨宿りすることになる。
私のこの時の気持ちをハッキリ記載しましょう。
「ハーフ終わったし節目だよね。」
「あとちょっと走れば個人的には新記録。適当に加算して終わろう」
「足・体力限界。あと半分行ける自信ないな。」
「雨ナイス!他の2人もこれで進まない決断っしょ。」
ちょっと雨宿りをすると、
雨が小降りに。
そして仲間が、「行ける」と。
私はちょっとおちゃらけた対応とっていましたが、
正直言って、
まじかーーーーーー。って気持ちでした。
しかし、その瞬間に気持ち切り替えて、
「よっしゃやるぜ!」と心で呟きました。
この止まってしまった出来事は、
とても意味が深いと思いました。
経営でもよくあります。
もういいのではないか。妥協しても良いのではないか。
このあたりで周囲からは評価されるし止まろう。
私は、これまでの人生、
このラインで
止まってしまったことが多いかもしれない。
なんとなく満足して、
なんとなくどや顔して、
なんとなくで終わっていたことが。
止まるという選択肢はあった。
仮に止まってもある程度の評価は得られるだろう。
気持ちを作って、
限界を超える。
今までの自分を超える。
体力もなく環境も劣悪。
だけれども、
進むことで見える世界も異なり大きな満足感が得られた。
「気持ち」めちゃくちゃ大事。
そして気持ち作ってくれる仲間がもっと重要。
ありがとう。
最後に
今回の限界突破マラソンからは、
本当に多くの気づきが得られました。
①やると決めたらやる。
②チームで取り組む重要性。
③多様なアプローチ。
④結局気持ちが大事。
こんな最高の経験ができて、
私は本当に幸せです。
今回の経営者仲間含め、
会社の仲間、
全ての仲間に感謝です。
ありがとう。