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まさに"業のかけあい"であった〜ポケモン✖️工芸展に行って〜

令和7年元日
一年の始まりの日
着物でポケモン
✖️工芸展
行ってきた

感想は『圧巻。』の一言。

感想に題をつけるとすれば
"既知であり未知の生命体との遭遇"
そして
"業のかけあい"
であろうか。

それでは
既知であり未知の生命体との遭遇
の物語を。


場所は麻布台ヒルズ。

日比谷線、神谷町駅から直通でも行けるのでとてもありがたい🚃
この日は晴天だったので早めに到着。

周辺を散歩する。

私は行く先々でよく神社に行く。
その土地でのご縁を感じながら参拝をする。
麻布台ヒルズのすぐ傍『西久保八幡神社⛩️』へ。

この日は元日。
一年の始まりと共にこれから遭遇するであろう感動の前に心を清める。

着物に袴での初詣は気持ちが引き締まる。
新年を迎えられたこと、一年の始まりに大好きな工芸に触れられ、訪れた土地の神社との出会いに感謝をして✨


その後、東京タワーまでお散歩🗼

はとバスに乗る子供と目が合う。
周りを見渡しても(いや、家を出た時からずっと)着物の人は私だけ。物珍しそうに見ていた。
手を振るのは気恥ずかしくニコッとハニカミ、会釈で済ます😊
それはそれで奇妙がられたかもしれない(笑)


そして本題はここから。
いよいよ本日のメインイベント❗️
ポケモン✖️工芸展へ

わくわく✨

列に案内される

わくわく✨

子供もいれば大人もいる
日本の人もいれば海外の人もいる

わくわく✨

列が進む、、

わくわく✨

ついに入場のとき

ピッとQRを読み込ませて歩みを進める、、

と、すぐさまいきなり挨拶がてらの"イーブイとその進化勢"の登場❗️

レッド&グリーン世代の私としてはいきなりフルスロットルでの大興奮‼️
すごい‼️と同時に(最初迷って迷ってシャワーズにしたなぁ〜)と心の中でつぶやく

それぞれ特徴的な瞳。そこに宿る命。
肌質?毛並み?(と表現すればいいのか)に特徴が現れている。
もし目の前に現れたらこんな迫力なのか、と思うほどに生命の力強さを感じました❗️

ぜひこれは生で実際に見てみてください✨

最近のキャラに疎い私にとても嬉しいナイスなキャラクターチョイスでした🥺

ゆっくり見たい、、
細かいところが気になる、、、
いろんな角度から眺めたい、、、、
そんな高ぶる気持ちを押し殺して一歩ずつ流れを乱さないように歩みを進めていく

おぉぉ‼️‼️

続いてすぐさまミュウツーが現れる。

ミュウツー(吉田泰一郎氏 作)

このメタル感。強そう。。
影をもミュウツーの一部となっている。
この演出がミュウツーの威厳と不気味さを増幅させている。

その姿はまさに
"モニュメント"であり
"芸術"であり
"生命体"であった。

その後の展示も面白いアイデアと精巧な技術の結晶である

うぉー!と興奮し🤩
うーん、と唸り🧐
うーわっ、と衝撃を受け続けた🫨
自分がポケモンだったら"ひんし"状態だろう。笑

個人的にヒットしたのが
⭐️池田晃将氏、螺鈿細工での超絶技巧
『未知文黒御影茶器』

⭐️桝本佳子氏、信楽焼信楽壺『キュウコン』

⭐️葉山有樹氏、有田焼『超古代ポケモン玉盌』

それ以外にもたくさんの感動が。
一つ一つの作品について感想を述べたい、、
しかし字数が限られている、、、(自分で縛っているだけだけども)

なぜそのポケモンを選んだのか。
どんなインスピレーションを受け
なぜその表現をしたのか。
業の粋はどこか。

全体の雰囲気感と細部へのこだわりが溢れ
正対するポケモンへの心を感じる
それぞれの職人さんの思考が表現されている

とても面白い
食い入るように見入っていた
時を忘れて浸っていた


デジタルから生まれた生物に対し、古くから受け継がれた伝統技術(業)の『かけあい(コラボレーション)』
主張をしない者をどう表現するか、ポケモンに対する職人(業)の『かけあい(対話)』
ジャンルを超えた職人同士の表現(業)の『かけあい(プリンシプル)』

ポケモン✖️工芸〜美とわざの大発見〜
真剣勝負が創り上げた
業のかけあいが溢れる夢の空間でした✨



【〜おまけコラム〜】
2024年、伝統工芸に対して少しずつ潮目が変わってきたように感じる
2025年はどうなるのだろうか

そう思っていた矢先、私が訪れた8日後に佳子さまも訪問なされていた。


伝統工芸だから残さなければならない
のではなく
機能性・デザイン・そのものが持つ意味合い・縁起・時には現代に合わせたエンターテイメント性かもしれない
それらの何かが魅力的なものだからこそ残っていくもの
であるのかもしれない

いつか聞いたことがある。
『日本人は100個のうち10個不良品があったらその10個を限りなく1に近づけるように努力する。欧米はダメな物は捨て110個作ることで100個分の生産を生み出す。』

日本人の気質だろうか。
欧米的な壊れたらまた作り直す、ではなく、一つ一つを精度高く作り上げる努力をする。

今世界が古来の日本的な美意識の価値に寄ってきているように感じる
だからこそ私は"日本の美意識は世界に調和をもたらす一助となる"のではないかと感じている
魅力的なモノとしての伝統工芸で世界を繋ごう。

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伝統工芸ライター
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