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私の知る、ペルシア(Persia /Farsi)に着想して描いたファンタジー作家達
今回は
私の知る、ペルシア(Persia /Farsi)に着想して描いたファンタジー作家達
としてみました。
①田中芳樹さん(アルスラーン戦記)
歴史SF作家「田中芳樹」さんによるライトノベル。
中学生の頃に『アルスラーン戦記』を読み漁っていました。『パルス王国』という架空の国の王太子として生まれ、何故か両親から憎まれた出生の謎と、純粋無垢な彼の心に感銘して未来の王政を変えることに賭けた仲間達の物語です。
漫画家、荒川弘さんによって漫画、アニメーションが誕生してより多くの人々が世界観を感じていることと思います。
②宮崎駿さん(風の谷のナウシカ)
作品中に『ペジテ』『トルメクア』『クシャーナ殿下』などという世界観が表れます。
現在のイランを中心に広がっていたペルシア世界に、宮崎駿監督はどんな着想を得て、そして描いたのでしょうか?
腐海、蟲、巨神兵、炎…
水と風と光。
我々の現実的な地球には未来があります。
③三浦健太郎さん(ベルセルク)
故人三浦健太郎さん。
『ベルセルク』はある意味私の行動哲学に強く影響を与えた作品です。
ガッツとグリフィスという『友』の在り方、出会い、苦悩、夢、執着、絶望、孤独・・・
その中に重要な鍵を握る一族の王国として「クシャーン」という国が出てきます。
クシャーナ朝という国インド北西部からアフガニスタンに広がっていた国で、ペルシアに隣接していた国。ナウシカの中に出てくるトルメクアの王女の名前もそうでした。
クシャーナ朝(Kushana Dynasty)は、古代インドの細分化された時代における王朝で、主に1世紀から3世紀にかけて存在しました。この王朝は、現在のアフガニスタンや北インドにまたがる地域を支配していました。クシャーナ朝の特色と影響について以下に説明します。
起源と歴史起源: クシャーナ朝は、中央アジアのウイグル族に起源を持つとも言われています。彼らは、紀元前2世紀から1世紀にかけてインドに進出しました。
支配者: クシャーナ朝の最も著名な支配者は、カニシカ王(Kanishka)です。彼はおそらく紀元後1世紀中頃から2世紀初頭にかけて統治しました。カニシカ王の治世下で王朝の全盛期を迎え、広範な地域を支配しました。
特徴宗教的寛容: クシャーナ朝は、仏教、ヒンドゥー教、ゾロアスター教など、さまざまな宗教を受け入れました。特に仏教は、カニシカ王の支持を受けて、インドを超えて中央アジアや中国への普及が進みました。
文化的交流: クシャーナ朝は、インドと中央アジア、さらには中国との文化的な交流の架け橋となりました。道の交通が発展したことで、商業活動が盛んになり、文化や技術が交差しました。
美術と建築: クシャーナ朝の時代は、インドの美術や建築に重要な影響を与えました。特に、グレコ・バルカニックスタイルの影響を受けた仏像の制作が行われ、後の仏教美術の発展に寄与しました。
経済: クシャーナ朝は、交易を通じて経済的にも繁栄しました。シルクロードを介して、貴金属や香辛料、絹などの取引が行われ、広い範囲での経済ネットワークが成立しました。
影響と衰退
クシャーナ朝は、その後、王朝の内部での権力闘争や外部からの圧力(特にサータヴァーハナ朝や後の王朝)によって衰退しました。最終的には、クシャーナ朝は3世紀には衰退し、その後の北インドの歴史において多くの新しい王朝が登場することになりました。
クシャーナ朝は、古代インドの歴史において重要な役割を果たし、多様な文化や宗教が共存した時代を象徴する王朝として知られています。
いかがでしたか?
ペルシアを中心とした文化には『世界最古の宗教』であるゾロアスター教から始まった文化が影響している様にも感じます。
日本のアニメや漫画、小説を通じて、
中東の歴史や文化に触れ、地球人類史と未来のために出来ることを日々、見つめてみることも一考かなと感じます。
See you next time!!!
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