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"怒り"をバネに突き進む、私の勉強法。

「もう嫌だ!自由がほしい!」

ふとした瞬間に湧き上がるこの“怒り”が、私の一番の原動力だ。子育てに追われ、自分の時間なんてほとんどない。

でも、だからこそ、この限られた時間の中でも将来の自分を助けるために資格勉強に打ち込んでいる。スマホアプリとYouTubeを駆使して、少しでも効率よく、少しでも前に進むために。


私を突き動かす"怒り"の正体

健康で元気すぎる上の子(4歳)と、生まれつきの難病で入退院を繰り返している下の子(1歳)を育てている私。手術、付き添い入院、定期通院、療育、突発的な体調不良など、常に子どもの都合にあわせて動いている。

夫は激務で、地元も遠方。頼れる人もおらず、いわゆる「ワンオペ育児」の毎日だ。下の子は病気の影響で、現時点では保育園に預けられない。私は常に子どもと一緒、この状況があと数年続くことが確定している。

子どもが生まれたら子ども優先の生活になり、自分の時間がなくなる。生まれる前からしっかりと理解していたはずだった。
しかし、実際に子育てが始まってみると、想像以上に自分の時間が取れない。何をするにも子どものペースが最優先で、日々の予定も、ちょっとした休憩も、睡眠も、自分の思い通りにはいかない。

私は上の子が生まれてから「自由な時間がほしい」怒りを常に抱えていた。そして、その怒りがストレスにならないよう、日商簿記2級の勉強に打ち込むことにした。寝かしつけながらスマホアプリで仕訳をしまくり、家事をしながらYouTubeを見て勉強して、合格した。

パブロフ簿記(有料アプリ)のおかげで合格できた

子育てや日々の生活に追われていると、自分の時間がどんどん失われ、いつしか「私らしさ」さえ見失いそうになる。現実を変えたい、もっと自由に生きたいという気持ちが積もり積もって“怒り”となり、それが私の中で大きなエネルギーに変わっているのだと思う。

周りからは「そんなに頑張らなくてもいいんじゃない?」と言われることもあるけれど、私にとってこの“怒り”はただの感情ではなく、自分を前に進ませるための原動力。
“怒り”を力に変えて、未来を切り開きたいと強く思っているのだ。

"怒り"をバネに、限られた時間を最大化

「もう少し自由な時間がほしい」という“怒り”が、私に与えてくれたのは「時間の使い方を見直す力」だった。限られた時間の中で、いかに効率よく勉強し、自己成長につなげるかを真剣に考えざるを得なかった。

子どもが起きている間は、まとまった勉強時間が取れない。私は朝型の人間なので、早朝に起きて自分の時間を確保している。(最近は下の子も起きるのが早くなってしまい、悩んでいるが……。)

そして、効率の良い勉強方法を探ることも大切だと感じている。
実は、私は択一問題が得意だ。これまでも宅地建物取引士やFP2級といった択一問題がメインの試験に挑戦して合格してきた。
択一問題の場合は必ず誤りの選択肢を作らなければならないことから、試験によって「誤りの作り方」に特徴が出てくる。限られた時間で効率よく勉強するためには、過去問題から傾向を捉えて間違い探しをする勉強法が良いと考えている。

今は来年の行政書士試験合格を目指して勉強中。
子育て中の私の主な勉強方法はスマホアプリとYouTubeだ。大学病院の待ち時間でテキストを読み、YouTubeで解説動画を見て、寝かしつけながらスマホアプリで問題を解く。上の子が0歳のときに挑戦した日商簿記2級の勉強方法とほぼ同じだ。

憲法・行政法を1周(テキスト・問題集)した。これから民法に入る。

机に向かって問題を解く時間が取れないので、スキマ時間をつなぎあわせて少しでも前に進む努力を続けている。スマホが手軽な勉強ツールになることで、場所や時間に縛られずに知識を積み重ねることができたのは、本当に大きな発見だった。

毎日が子ども中心で、自由な時間がほとんどないからこそ、この“怒り”が私の行動を効率化するエンジンになっている。怒りをバネに、時間を最大限に活かし、ときには資格を取得した自分の未来を想像しながら、少しずつ前に進んでいる。

"怒り"がもたらす集中力と自己成長

“怒り”がもたらしてくれるのは、ただのエネルギーだけではない。集中力を高め、自己成長を加速させるための強力な推進力にもなっている。
自由がないもどかしさや、もっと自分のために生きたいという強い思いが、勉強中の私の集中力を支えてくれている。

限られた時間だからこそ、無駄にはできない。スマホアプリで問題に取り組むときも、YouTubeで勉強動画を視聴するときも、その瞬間にかけられるすべての力を注ぎ込む。
こうした“怒り”をエネルギーに変えることで、短い時間でも驚くほどの集中力が生まれているように感じる。頭にスッと入ってくる感覚があるのだ。

スキマ時間でも積み重ねにより少しずつ自己成長へとつながっている。試験に合格して資格を取得することは、自分が努力してつかみ取った証だ。
「自分は変われる」という実感が持てることが、何よりの励みになる。

挫折と葛藤、それでも続ける理由

「自分の時間がほしい」「自由に生きたい」という思いで勉強を始めたものの、挫折と葛藤はつきものだ。
思うように進まないときや、子どもの体調が急変して予定が崩れるとき、「もう、やめてしまおうか」と考えてしまうことがある。やっと子どもが寝た後も、自分も疲れていて思考が止まってしまうこともあった。

私はフリーランスのライター・ブロガーとして記事を書いたり、SNSの更新をしたりもしている。すべてに全力で取り組みたいものの、1日の大半を子どもに費やしている現状では、なかなか厳しい。

やっと時間を作っても、疲れがたまりすぎて頭が働かない日も多い。子どもたちと過ごす中で感じる喜びと引き換えに、自分の時間や自由がますます遠のいているように思えるときもあり、もどかしさが胸に広がる。

それでも、続ける理由がある。いつか私が自分の時間を確保できるようになったときに、やりたいことを全力で取り組める環境を整えたいからだ。
今は行政書士になった自分を想像して、なんとか勉強へのモチベーションを保っている。

今できることを少しずつ進めておくことで、自分の未来につなげたい。子どもに誇れる自分でありたい。
何度も挫折し、葛藤しながらも、自分が変わり続けるために、私はまた立ち上がる。そして、“怒り”を力に変えて、今日も少しずつ前に進んでいく。

"怒り"をポジティブな力に変える大切さ

「怒り」は一歩間違えるとただのストレスや不満となり、心に重くのしかかる。しかし、その感情をポジティブな力に変えれば、自分を突き動かす大きなエネルギーに変わる。私にとって、「怒り」はただの負の感情ではなく、自己成長や未来を切り開くための原動力なのだ。

自由がないことへのもどかしさや、思うようにいかない現状への不満。それらをただ抱え込んでいたら、きっと私は前に進めなかったと思う。
でも、その感情を「自分を変える力」に転換し、勉強や資格取得に向けたエネルギーにすることで、かえって心が軽くなった。未来に対して少しずつ自信を持てるようにもなった。

負の感情を抱えたときこそ、それをエネルギーに変える選択をすることが大切だと気づいた。ポジティブな力に変えれば、どんなに小さな一歩でも「自分を変えられる」という実感が得られる。その実感が、私の心を前向きに支えてくれる。

この小さな足とともに、明るい未来につなげていきたい。

“怒り”を力に変えることができるからこそ、私は今日も挑戦を続けている。
この感情をただのストレスで終わらせるのではなく、挑戦することが未来につながると信じて、前進のエネルギーとして活かしていきたいと思う。

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