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幸せは学歴だけでは決まらない

こんにちは。あすぺるがーるです。


今日は、お題企画 「 「#大人になったものだ」 と実感したできごと」について書いていこうと思います。


私の半生を400字以内で

本題の前に、私の半生(?)を手短に紹介させていただきます。



私は、中高一貫の私立で育ちました。


進学校のため学年が上がると、生徒たちは否応なく「大学受験」をするものとされていました。


学校の授業における受験校の偏差値の設定は、GMARCHレベル。

それより上を目指す人のためのサポートはあるにはありますが、手厚くはないので、自学自習が求められました。



そんなこんなあって、私はソコソコの偏差値の大学に入学しました。


しかし、そこで大コケしました。

大学の授業についていけなくなったのです。



高校まで私の自尊心を保ち続けてきたのは


「勉強ができること」

「『優等生』であること」


それだけでした。


それが、大学2年秋学期になってから一気に崩壊したのです。



そして私は不登校になり、ツイ廃の傍ら、オフ会や「生きにくい人たち」のためのコミュニティーを転々とする生活を始めました。


「大卒以外の人」の存在

色んな場所で、色んな人に会って気づいたのは、大卒ではない人がたくさんいるということでした。


不登校になる前の私は、高卒(高専卒)や中卒の人の存在は知っていましたが、そのような人と実際に関わったことはありませんでした。



いや、本当にないんですよ。そういう機会。


中高一貫→大学進学で、大学内のコミュニティーでつつがなく生きてると。



しかし、よく考えるとこれは本当に不自然なことです。


日本全体の人口における大卒率は、全体で2割未満。

今の私と主にご縁のある20代~30代の人に限っても、3割に満たないのです。

年齢階層別の最終学歴をグラフ化してみる(2017年)(最新)


私が主に関わっている発達障害や精神疾患の当事者に限ると、この割合はもっと下がることでしょう。


大学入学までの過程や大学生活に、著しい困難があることが少なくないからです。



つまり私には、日本全体の7~8割を占める属性の人を知る機会が与えられてこなかったのです。


幸せの間口は、そんなに狭くない

中卒・高卒以外の人に会って気づいた、いちばん大切なこと。


それは、学歴がなくても幸せになれるということです。


これは、大学生活を続けていくのに行き詰まった私には、大きな救いでした。



確かに、学歴がないことで就職できない職種があるのは事実でしょう。

学歴に至るまでの力がないことで、晒されるリスクも数多くあるかもしれません。



学歴のある人ほど、一筋縄な人生は送れないかもしれません。



しかし、少なくとも私の周りの中卒・高卒の人は、平坦でない道のうえで、つまづき転んで傷つきに傷つき、ときに死を思いながらも、

笑ってました。



辛いときは死に目を見ても、そうでないときは

確かに、幸せを感じているのです。



「学歴がないと幸せになれない」


その考え、撤回をオススメします。

そのうち本当に幸せ逃しますよ。マジで。


親御さんへ、私からのお願い

全ての親御さんへ。


あなたの言葉や態度は、お子さんにとっての絶対です。



特にASD傾向の強いお子さんにとっては、親御さんの発言は、神の御ことば同然です。



「学歴がないと幸せになれないよ」

そうあなたに言われたら、お子さんはどれだけ無理をしても、勉強にしがみつこうとします。



血を吐く思いをしてまでも。


「いなは、運動もできなければ芸術的センスもないんだから、勉強をしないとお金を稼ぐことはできないよ」と父に言われ続けながら育った私は、いつの間にか、「好成績でなければ、私は死ぬのだ」と思っていたのだ。発達障害の私の極端な完璧主義が、少し和らいだ理由。


しかし実際、学歴がなくても幸せに生きている人は、います。



幸せの獲得は、資格制ではありません。

資格を取ったから降ってくるほど薄っぺらいものでも、ありません。



あなたのお子さんの幸せは無限のカタチをとっていて、そこに至るまでも無限のルートがあるのです。


あなたの一言で、お子さんの可能性を潰さないでください。


あなたの一言で、お子さんを殺さないでください。



あなたの知見は、お子さんの人生を見定められるほど広くはありません。


あなたの生きた時代と、お子さんの生きた時代は、もう全く異なるものなのです。


特に50~60代、札束でタクシーを止める時代は終わった。とっくの昔に。

お子さんの可能性は無限です。


しかしその可能性は、半分はあなたの手の上に乗っかっているのです。



あなたは神ではなく人間ですが、お子さんは神を信じるようにあなたを信じます。

己の信念が崩れる、その日まで。



自分の力量と周りの事情の限界を示しながらも、なるべく既成概念に囚われずに、お子さんの将来を考えていただけると幸いです。


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Wrenna
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