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#HelloWOVN - Nao: WOVN への決め手は「多様性を全肯定する潜在的社会インフラ」

リーガルチームに所属しました、Nao です

こんにちは、2023年の開始とともに WOVN に入社した Nao です。
入社してまだ日が浅い現在、Web の基礎から勉強をはじめ、WOVN とはどのようなプロダクトでどのようなサービスなのか、どのように世の中に価値提供しているのか・・・と日々向き合っております。毎日刺激的で面白いです!
入社前の記憶が鮮明なうちに、今の私の思想を形作った過去の体験と、どうして WOVN に入社することを決めたのかをお話したいと思います。

個性を発揮しづらかった中高時代、多様性が当たり前になった大学時代

私は、中高一貫校の女子校で過ごしました。
一言で結論付ければ、とても楽しい6年間でした。部活も充実、面白い友達や先生にも沢山恵まれ、勉強はほどほどに・・・。
ただ、そこでは個性というものは薄かったのではないかと思います。
勿論、蓋を開けてみればいろんな人がいます。ただ、世界的に見れば、ほとんど同じような価値観の人の集まりだったと思います。
高学年になると、みんな大体スカートを短くして、冬服の指定コートはダサいからといって着なくなる。髪型もほとんど同じような感じ。同じように志望校を決めて、同じように進んでいく。何がかわいくて何がイケてるのか、みんな同じようなものを目指していたと思うし、そうなってくると、自分の本来の価値観に自信がなくなってくる。
あの頃は、潜在的に自分が目指していたものと、なぜか自分が流されて向かっている方向とのギャップで結構苦しかったです。
そんなとき、高校2年生の頃、ある子ととても仲良くなりました。
彼女はまわりの子とは少し違った雰囲気がありました。日本人なのですが、外見も内面もアメリカンな感じで、いわゆる“海外かぶれ”ってやつですね。
そんな彼女はまわりに流されず、信念をもって自分の道を進んでいました。一緒にいるうちに私にもそのマインドが伝染し、いつしか私も自分の価値観を信じるようになりました。
いつしか、みんなが思うようにありのままに生きている世界だったら楽しそうだなあ、と思うようになりました。
そんな中高時代を経て多様性のある環境を求めるようになり、大学は ICU に入りました。
ICU でもまた、自分の意思をちゃんともって生きている人たちと出会い、仲良くなりました。似たような価値観も異なる価値観についても、対等に話し合える仲間との時間は、やはり心地よかったです。

セブ島でロシア人とアラブ人と

大学3年生のときに、セブ島に2週間だけ滞在したことがあります。
そこには日本人も沢山いたのですが、ひょんなことからロシアの女の子と仲良くなりました。
彼女は私より4つほど年下でしたが、あるとき一緒に夜道を歩いていたらライブをやってるパブの方に突然走っていって飛び込みで歌わせてもらっていたような、とてもパワフルな子でした。
そんな彼女とは意気投合し、お互い第二言語ながら毎日のように会ってお喋りしたり出かけたりしていました。
一方で、サウジアラビア人の方とも仲良くなりました。彼は恐らく10歳ほど年上でしたが気が合い、後半一週間は彼のコンドミニアムで生活させてもらいました。
トルココーヒーを淹れてくれたり、時間になるとお祈りをしていたり。言語も宗教も違う人との生活は、とても新鮮で面白かったです。
彼以外にもアラブ系の方は沢山いて、何人か集めてパーティーをしたこともあります。

今思えば結構勇気ある行動だったとは思いますが、当時は怖さや不安など全くなく、むしろとても居心地がよかったです。
私の帰国前夜、例のロシアの子と大勢の前でデュエットを披露しました。会場は大盛り上がり。そのあと彼女と二人のときに、これでお別れなんだということを思い出して号泣しながら、歌詞も知らないロシアの曲を一緒に歌いました。

セブ島で、ロシア人とアラブ人と日本人。違う文化を生きている者同士、何も前提がない中での交流。
互いに染まることも互いを否定することもなく、対話できる世界。
不安よりも楽しさの方が何倍も大きく、自分にとっては中高時代のように同じような価値観を強いられる環境で生きているよりも圧倒的に楽で自分らしくいられました。
このような原体験を積み重ね、私にとっては多様性が世界を拡張するキーとなっていきました。

仕事への関心から、事業への関心へ

新卒では IT ベンチャー企業に入社。経営管理部に所属し、株式実務、コーポレート法務、開示、IR 等、管理系の業務を幅広く経験しました。
短い期間ですが、シリーズ A 規模の多国籍 SaaS 企業にも並行してジョインし、契約法務や資金調達事務等も行っておりました。
新卒で入った会社では、入社後は研修もほぼないままいきなり業務開始。それでも会社を会社たらしめるコーポレートでの仕事は面白く、毎日新しいことを吸収して知的好奇心は満たされる日々でした。
業務内容が広がっていくなか、特に興味を持ったのが法務。法律という決まりや慣習的なルールをどのように目の前の事象に落とし込み折り合いをつけて対処していくべきかを考えるのが楽しかったのです。
こうして、面白いと思える仕事を見つけられたのは本当にラッキーでした。
業務内容自体にはある程度満足していたことから、次は事業に目を向け始めました。
あったらフワッとうれしいサービスよりも、もっと社会的にインパクトの強い、電気や水道のようになくてはならないインフラになり得るサービスに携わりたいという思いが次第に強くなっていきました。

WOVN への決め手は「多様性を全肯定する潜在的社会インフラ」

「インターネットの思想には、国境はない。が、言語の壁がある。」という代表の林さんの言葉。初めて目にしたとき、ビビビッときました。
私は1999年生まれで、おそらく Z 世代と呼ばれるデジタルネイティブ世代として生きています。中学1年生の時に iPhone を買ってもらい、そこからインターネットに接続しない日はありませんでした。まさに生活インフラですよね。
でも、英語のページを読むことなんてほとんどありません。ましてや他の言語に関してはそもそも1単語もわかりません。
多言語体験を実現させることで、はじめてインターネットが真の意味でインターネットの思想を実現させることができる。
WOVN はそれをかなえる可能性を十分に秘めていると思いました。
世界はいろんなものが組み合わさった立体構造で複雑だけれども、インターネットがそこへのアクセスを容易にし、それでもなお残る障壁を WOVN が取り除く。
「世界中の人が、すべてのデータに、母国語でアクセスできるようにする。」
これこそ、多様性を全肯定する世界観だと思います。
WOVN が世界的な黒子企業として活躍し社会インフラになれば、世界はもっと面白くなるのではないでしょうか?

黒子の黒子になる

黒子の黒子になる、というのは WOVN の他のメンバーもよく言っていることだと思いますが、あえて私もこれを意気込みとしたいです。

私が所属するリーガルセクションすなわちコーポレートは、まさに会社の黒子的存在だと思います。
WOVN が黒子、つまり社会インフラになること目指していくなかで、メンバーのパワーを最大化させるべくその会社自体のインフラを整える黒子がコーポレートです。
その役割をしっかりと担っていきたいと思います。


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