生き写しバトル【毎週ショートショートnote】

若き魔法使いの卵たちが通う由緒ある魔法学校。
その最終学年の卒業試験の日。
最優秀の成績を修めた学生には表彰状と盾が贈られ、それを手に卒業することは魔法使い界では大変な栄誉だと言われています。

今年の主席を争うのは二人の生徒。
最後の変身魔法の試験では、他の学生たちが動物に姿を変える中、二人は学園長の姿になりました。
まるで双子のような学園長の姿が二人。
教師たちも目を見張るほど、目の色、声音や話し方、髪の乱れ方まで瓜二つ。

二人の成績は拮抗しており、このテストで成績が上だった方が、主席の座を手にする場面。
どちらからともなく始まるアピール。
片方が炎を出せば、もう片方は水を出す。片方が雪を降らせれば、もう一方は光球で雪を溶かす。
学園長の得意な魔法を次々繰り出し、共に一歩も引きません。

最後は稲妻や竜巻が飛び交うまでヒートアップして、後世に語り継がれる卒業試験となりました。
二人が教師からお説教を食らったのは言うまでもありません。

(410文字)


こんにちは。羽根宮です。
たらはかにさんの【毎週ショートショートnote】に参加しました。
お題は「生き写しバトル」です。

今回は全然お話が降りてきませんでした。
思いつく設定は、多くの方が思いついているであろうことばかり。
被ってしまったら仕方ないとは思うのですが、できれば違う切り口にしたいなあと思っていたら、日ばかり経ってしまいました。

結局、奇抜なアイデアは浮かびませんでした。
書かないよりは書きたいなと思って書いてみました。
パパッと書ける皆さま、すごいです。

読んで下さってありがとうございました。
羽根宮でした。

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