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特別になる(家紋印2)

実に家紋らしい家紋です。
「上がり藤」という家紋。
少し大きめの13.5ミリ角に彫刻してみました。

一見、
12ミリ角でも、なんなら10.5ミリ角でも彫刻できそうなのだけど、
花房の間の細い細い線がちぎれてしまいそうで、
13.5ミリ角を選んだ次第。
13.5ミリ角でもぎりぎりでした。

手持ちの本によると、
この「藤紋」は天下第一の家紋と説明されている。

藤紋
日本一の”大紋”藤原のシンボル
使用する家の数、全国的な分布からいって、天下第一の家紋。とくに日本一の大姓「佐藤氏」をはじめとする伊藤、武藤、近藤など藤原秀郷(ひでさと)流の”藤原一門”に多い。

「家紋」の事典 真藤建志郎著

どーんと存在感があるようで、
小さなメモ用紙に捺したり、
ぽち袋なんかに捺しても充分かわいい。
お祝いのお包みなんかに捺すのは言わずもがな。

なんというか。。。
愛らしく、
懐かしく、
格も上がり。。。
不思議な雰囲気あるなぁと思う。

実際に家紋印を使用するのは個人でも、
その人のルーツを含めてそこに存在してくれているような。
使う物になにか「意味」をつけてくれるような感じ。

たとえ日本中に同じ家紋を使っている人がたくさんいたとしても、
やっぱり特別なんだな。

捺したときの自分の感情の動きがおもしろくて、
なんだか新発見。

見通しよくいきましょ
藤井あき乃

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