和紙の音
秋分です。
ようやく気温が下がってきて、
早朝だけはエアコンを入れずに快適に過ごせるようになりました
目覚めてすぐに窓を開けて、
入ってくる空気に熱を感じなくなった。
自然の風の中で、熱いカフェオレを美味しいと思えるのはしあわせ。
まだ早朝だけだけど。
まとわりつくような湿度がなくなると、
紙遊びには最適な季節。
和紙達も少しハリハリ感が戻ってきて、
折ったり差し込んだりするときの音が軽く硬質な音に変わる。
秋の始まりはいつも、
栗染めの手漉き和紙を出してきて、文香や封緘紙、便箋を作ってゆく。
風景は未だ夏の名残が色濃く残っているけれど、
もうすぐに。。。色も変わり始める。
今日は旧暦の葉月九日。
十五夜まであと七晩。
良い週末を
藤井あき乃
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