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健康面からはたらくを楽しく!全社員の約4割が参加するConnected Walkingとは

社内の有志が集まり、社員の健康増進を目指すプロジェクト、
Works Healthy Projectの案浦です。

2020年のコロナ禍から、世の中の働き方は大きく変わりました。弊社でも在宅勤務を取り入れ、4年が経過している現在も全社員の約7割はオフィス以外で就業しています。
働き方の選択肢が増えるなどの良い影響があった反面、運動量や社会的つながりが減少するなど新たな課題に直面しました。

今回はそのような課題に取り組んだ事例として、Works Healthy Project (以下WHP)が主催する、社内ウォーキング大会「Connected Walking」についてご紹介します。


社内ウォーキング大会「Connected Walking」とは

「Connected Walking」は期間内で自分が設定する目標歩数に向け、継続的な運動を促進する全社ウォーキング大会です。

以下3点を目的として企画・設計されました。

①運動不足を解消するために意識して歩く機会を増やす。
②在宅・出社ハイブリットの中でも縦横の社会的繋がり・コミュニケーションを活性化する。
③PDCA サイクルを通じた改善を習慣化する。

5月と11月に開催しており、5月は新卒社員向けに研修とコラボ、11月は全社向けに企画しています。
2023年の全社版では、全社員の約 37% にあたる 750 名が参加!
2024年の新卒版では、新卒社員の約 96% にあたる 130 名が参加!
社内中を巻き込む一大ムーブメントとして、WHI を健康面から盛り上げています。

「Connected Walking」の仕組み

ここからは実際の「Connected Walking」の様子をお伝えしていきます。

イベント期間中に参加者は3~5名のチームで、「4つのやること」を実施します。
「歩く、記録する、答える、楽しむ」というシンプルな構成になっており、継続しやすい仕組みづくりを行っています。

4つのやること

①各自で歩く
②Googleスプレッドシートに歩数を記録
③週次振り返りアンケート提出
④BINGOにチャレンジ

それでは上記「4つのやること」の詳細について説明していきます。

①各自で歩く
自身が立てた目標歩数をクリアできるよう、スマートフォンやウェアラブルデバイスのアプリを使って歩数を計測します。

②Googleスプレッドシートに歩数を記録
前日の歩数をGoogleスプレッドシートの歩数記録表に入力します。

③週次振り返りアンケート提出
期間中、週に1回振り返りと目標設定を行います。

振り返りは KPT(※)のフレームワークに沿って実施し、書き出した内容を基に次週の目標を設定します。
また任意でチームメンバー同士で振り返りを行い、リアクションやフィードバックを行うことでモチベーションを高めることができます。
※「Keep(できたこと/継続すること)」「Problem(改善するべき問題点)」「Try(挑戦したいこと)」の3つの要素での振り返り。

④BINGOにチャレンジ
毎週1枚「おさんぽBINGOカード」配布。
カードにはチームで取り組む「お題」が書かれており、チームメンバーで協力してクリアしていきます。

お題は毎週更新され、条件が付いているものや「チームの過半数が」など、人数の指定があるお題があります。
ゲーミフィケーションの要素を取り入れることで、ただ歩くだけでなく参加者の熱中度を高めることができます。

Connected Walking期間中の様子

イベント期間中はメッセージアプリSlackを使用して、参加者同士でコミュニケーションを取ります。

参加者は画像のように「おさんぽBINGO」やチームMTGの投稿をすることで、楽しみながら運動することができます。
またReacji Channeler(※)によってイベントチャンネルにもシェアされるため、チームの垣根を越えて参加者全員で報告を称え合います。
※特定のリアクションが付けられた投稿を別チャンネルに転送してくれる Slack App。

Connected Walkingは経営層も社員とのチームに混ざりながら積極的に参加しています。

Connected Walking終了後のクロージングイベントでは個人やチーム、Slackでの投稿数など様々な種類のランキングを発表。
また上位チームはCxOとのプライズランチもあります。

Connected Walkingを支える技術

全社員の約4割の参加者を少人数で盛り上げるべく、Google App Script と Slack Bot を組み合わせて様々なオペレーションを自動化しました。

①チームチャンネル作成&メンバー招待の自動化

Connected Walkingではそれぞれのチームで Slack チャンネルを使用して交流します。
100チーム以上のチャンネルを手動で作成すると、非常に時間がかかります。
そこで必要なチャンネルを自動的に作成し、適切なメンバーを招待するスクリプトを実装しました。

②使用するGoogleスプレッドシートのアナウンス&ピン留め

参加者は「歩数記録表」や「おさんぽ BINGO」専用の Google スプレッドシートを使用しますが、自チームの記入場所や毎週変わるリンクを探す手間が発生します。

そこで、各チームチャンネルに対応するシートのリンクを毎週自動的に投稿してピン留めするスクリプトを実装しました。

③パーソナライズされた週次ふりかえり結果を共有

毎週のふりかえりフォーム提出時に、フォームの回答内容や歩数記録表の入力内容をベースに、パーソナライズした歩数分析とともに応援メッセージを Slack に送ってくれる Bot を実装しました。
これにより、参加者のモチベーション向上やチーム内での賞賛・コミュニケーション活性化に繋がっています。

より詳しい内容や実装サンプルが気になる方はWHPメンバーである、発地 大地が執筆した以下のQiita記事をご覧ください。

Connected Walking後の行動変容

参加者の行動はどのように変わったのか2023年11月に開催した全社向けConnected Walkingの結果からご説明します。
まず、イベントの開始前後1ヶ月間における参加者1日あたりの歩数平均値は5,022歩から7,237歩へ、歩数中央値は5,000歩から6,821歩へ増加しました。

アンケートにてイベント前後の運動習慣について尋ねた設問では、特に健康意識と運動量についての改善が多く見られました。

「健康意識が向上した」「やや向上した」と回答した方は81.3%、「運動量が増えた」「やや増えた」と回答した方は88%という結果に。
普段運動習慣がない方(1日の平均歩数が 3,000 歩未満の方)も、3000歩以上になったと回答した方が9割以上おり、イベントを通じて意識面・行動面共に運動習慣の改善が見られました。

弊社取締役会長の石川 芳郎もイベントの効果について、コメントしています。

またイベントに参加してからしばらく経過し、参加者に「Connected Walkingのおかげで何か変わったことはありますか?」とヒアリングしてみたところ、主に健康と交流、そしてエンゲージメントに関する変化を感じた方が多数いました。

このイベントを通じて、社員の健康づくりに貢献し、結果として『はたらくを楽しく』することができたと言えるのではないでしょうか。
“Walk fun!” creates “Work fun!” ですね!

主催Works Healthy Projectについて

Connected Walkingについてのご紹介、いかがでしたでしょうか。
皆さんの健康増進に少しでも役立っていると嬉しいです。

最後にConnected Walkingを主催している「Works Healthy Project」についてご紹介します。
Works Healthy Projectは「健康」をキーワードに社員の「『はたらく』を楽しく」を実現する有志プロジェクトです。
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Mission
・社員目線の健康づくりを通じて、会社と社会に貢献する
・健康な社内風土を醸成することで、個々の多様な健康を「楽しく」実現する

Vision
3つの健康を軸に、社員が行動できるきっかけを持続的に提供する
・身体的健康:Physical Health → 運動・食事・睡眠
・精神的健康:Mental/Spiritual Health → 運動・食事・睡眠・メンタル
・社会的健康:Health in the Social Well-Being → 人間(人同士)生活全般
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現在、約40名のメンバーで活動しており、年に3~4回の健康イベント開催を行っています。
過去にはConnected Walking以外にも、企業対抗駅伝や健康保険組合のイベントともコラボしています。
そのような活動が一助となり、弊社は2024年1月に「スポーツエールカンパニー2024」、2024年3月には「健康経営優良法人」に認定されました。

経営層からも評価されており、弊社CHROの八幡 誠からもコメントを貰っております。

また、新卒研修担当からもConnected Walkingについてコメントを貰っています。

全社的にも取り組みが広がっているWHPから今回、発地 大地と本川 賢治が2024年7月23日に開催された「Developers Summit 2024 Summer」に登壇しました。
以下に登壇時の資料を掲載しておりますので、ぜひご確認ください!


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