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自分軸を試される管理職

心をラクにするワークライフハック

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。

今回の内容

面白いツイートを発見!

そして、こんな記事を発見!

自分の大切にしている価値観や行動、感情、習慣などを理解することを「自己認識」と呼ぶ。自分に対する理解が深いほど、つまり自己認識が高い人ほど自分を改善できるスピードが速い。自分の行動やその理由を知れば、行動を修正することもできるからだ。諸外国と比較すると、日本の管理職層は「自己認識」と「変化への敏しょう性」が著しく低いというデータがある。優れたリーダーとして最も重要な2大要素が低すぎる……。数年前に複数の調査会社による報告を見たとき、ショックだったが、驚きはなかった。日本の組織で管理職層の自己認識が極めて低い理由は、職場の心理的安全性が低いからというのが通説だ。上司の欠点を指摘したら評価に影響する、関係が気まずくなると感じている人が多い。

「管理職とはこうである」「管理職なんだからこうあるべきだ」という固定観念に縛られて、自分の個性を発揮することができない管理職が多いのではないかと、僕も思います(実体験を通して)。

これは、管理職を担う個人の問題でもあり、組織的な問題でもあります。

管理職というのは、決断をしたりメンバーのマネジメントをするシーンがあります。

チームを目指すべき方向に導いたり、1人1人をそれぞれが目指したい場所へ導いたり(目標設定と目標管理など)。

その時に試されるのが、管理職自身の『自分軸』だと思います。

ここでは『ブレない自分(一貫性を持ってる自分/言ってることとやってることがズレてない/誠実である)』と称していますが、タイトルにある『自分軸』や『ポリシー』などの言葉は『ブレない自分』を構築する上で非常に大切な要素です。

以下の記事に、価値観と自分軸の違いということで、わかりやすい言語化がされていました。

「価値観」と「自分軸」の違い | ハウジングコーチ協会
◆価値観:時間と共に或いは場面によってある程度ぶれたり変化するもの
◆自分軸:変化のない目的

僕自身も、『自分軸』という言葉を『人生理念』という言葉にして、『価値観』と切り分けて考えています。

ブレない自分を構築できる自己対話の順序

自分軸を持っていると、「自分の人生を歩んでいる」という実感を持つことができます。

誰かにコントロールされる人生ではなくて、最終的には自分の軸で決断しているという気持ちを持つことができ、自分の人生に対する納得度や幸福度は上がっていきます。

何かに悩んだ時に立ち返る軸があるというのは、本当に自分を勇気づけてくれます。

また、その軸を意識しながら生きていると、軸に対する自信がついてきます。

「自分はこの自分軸を持って生きている」というのは、その軸をさらにブレないものにしていきます。

だからこそ、『自分軸』や『ポリシー』という言葉は非常に大切で、僕自身が意識していきながら、その大切さをいろんな人に伝え続けていきます。

自分軸を持っているというのは、「いかなるシーンでも同じ自分である」という表現がわかりやすいかもしれません。

冒頭で紹介した「退職をチラつかせた途端、社長が優しい」とか、「自己認識が低い日本の管理職」というのは、自分軸が定まっていない管理職の姿が表面化してきたことを示しています。

自己認識は、自己コントロールから意思決定に繋がる非常に大切な要素なので、管理職に限らず、キャリア構築の観点から全ての人に重要な要素です。

役職が上がると、会社の色が強くなり、「会社として」の意思決定はできても「個人として」の意思決定は弱くなるのかなって感じます。

会社が大切にしていることを徹底するのは大事なことだけど、その人の個性やアイデンティティがあるからこそ人間味があって、メンバーからも慕われる管理職になれると思うので、「自分はこう思う」と明確に言える管理職が増えたらいいなと思います。

「あの時はこういう言ってたけど今はこう言ってる」というのが、メンバーから見た管理職あるあるの1つかなと。

これも、自分軸が定まっていない1つのパターンで、こういう状態になってしまうと、メンバーは管理職の状態(機嫌や感情や状況を含めて)を伺って話しかけるようになるんです。

心理的安全性は一切ないですよね、この感じ。

これでは、チーム力は高まっていかないです。

自分軸というのは、すぐに身につくものではありません。

内省を常にやって、自己理解を深めるために他者からの見られ方も知り、自分という存在を知っていくんです。

管理職に限らずに必要なことですけど、管理職になると特に多くの人に注目されるからこそ、「人として」という視点で見られたりするんですよね。

自分軸がないと、「大丈夫かなあの人・・・」と言われてしまうでしょう。

「いかなるシーンでも同じ自分である」というのは難しいことなので、自分軸を構築するというのは、時間をかけるべきことだと思ってます。

「管理職だから自分の大切にしていることを押し殺して、組織の言いなりにならないといけない」なんてことはありません。

管理職自身がそういうことを思って、言葉に出しているからこそ、「管理職になりたくない」という若者が多くなってきているんでしょうね(僕の前職でも多かったです)。

「ビジョンを描いて、そのビジョンについて語れるようになる」というのも、自分軸を持つということに繋がります。←以下の動画は要チェック

ただ、「管理職だから自分軸を大切にしよう」と言ってるわけじゃないです。

管理職にとって大切なこととして紹介してきた『自分軸』ですが、何度も言ってますけど、「管理職だから必要」ということではありません。

生きやすさを追求して、心をラクに過ごすには、自分軸の設定というのが非常に大切です。

心をラクにするキッカケ

今回も、読んでいただきありがとうございました。

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