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【就職・転職活動中の方へ】やまない雨はない(やりたいことがあるなら諦めない)

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

昨年度までは、人事部責任者として、自社の最終面接を務めていました。

その面接は、面談になることもありました。

とある面接にて、「この学生は自分の気持ちを抑制しながら就活をしているんだろうな」と感じ、何かモヤモヤがあるなと感じたので、「ちょっとさ、ぶっちゃけトークしませんか?」と声掛けをしました。

その学生は、やりたいことが明確にありました。

志していたものを直近で掴めなくなってしまい、「民間企業でまずは働くしかない」という気持ちになってうちを受けてくれたようです。

うちの説明会に参加して、面接を通ってトップセミナーにも参加してくれて、自分なりにうちで働く理由も明確にした状態で、最終選考に臨んでくれました。

しかし、話していく中で、僕自身がモヤモヤしました。

「ファーストキャリアで入る会社を、将来へのプロセスとして据えている」と、言ってることには共感できるし、うちの会社に入ればそういう経験やそういうスキル・能力を身に付けられるだろうと思った。

ただ、やりたいことが明確にあって、まだそれにチャレンジする機会がある(ベストな選択肢は閉ざされたけどベターな選択肢はまだある)にも関わらず、なぜ、自分の気持ちを抑制して、「こっちに進むべきだ」と自分に言い聞かせているんだろうかと。

状況や価値観も違うだろうけど、僕もやりたいことを高校1年生の時に決めて、無我夢中になって追いかけてきたので、気持ちがすごくわかったんです。

そして、まだベターな選択肢があるにも関わらず、世の中的に「こっちの方が良いよ」と思われる選択肢を選ぼうとしている状況に、おせっかいかもしれないけど、口を挟むべきだと思いました。

最終面接を中断し、「ちょっとキャリア面談しよっか」と声掛けをして、合意形成をしました。

面談では、『今やるべきこと』を整理して、次回の面談日程を確定させて、「その日までにこの行動をしてみよう。その行動をしてみて、改めて面接として話すでも良いし、面談として話すでも良いから、いずれにしてもこの日に話そう。」と約束しました。

昨日、設定した日を迎えました。

この学生は、前回の機会で設定した行動を確実に実施した状態で臨んでくれました。

設定した行動も、非常に勇気のあるものだったので、「アクションをしていない場合はこういう話をしよう」ということを想定していましたが、無駄な心配でした。

だからこそ、その方の覚悟を感じました。

結論としては、うちの選考は辞退することになりました。

ただ、僕はそれで良いと思いました。

この子にとっては、この就活のタイミングがキャリア構築における分岐点になると思っていました。

こっちに進むか、あっちに進むかで、これからの人生が大きく変わるだろうと思いました。

採用を担う存在としては良くない選択をしたかもしれないけど、若者のキャリアに伴走する存在としては、良い選択だったと思います。

その学生が自身の決断として選んだのは、より勇気が必要な選択肢です。

ただ、そこに向かって注がれるであろう情熱は、誰かに動かされるものではなくて、自分自身の中で作られているものでした。

だからきっと、大きな壁にぶち当たっても心を燃やして前に進んでいくんだろうなと思いました。

やりたいことがあるのに気持ちを抑制して就活してませんか?

モヤモヤしながら働いている・・・
モヤモヤしながら生きている・・・

そんな人が多い世の中なのかもしれません。

僕自身も、自分の人生について考え続けて行動し続ける日々です。

明確な答えがないからこそ。

だけど、それで良いんです。

考えて行動して、考えて行動して、考えて行動して、、、の繰り返し。

考えて行動していく段階で、「これにチャレンジしてみようかな?」というふうに自分の中で仮説を立てる時が来ると思います。

この時の仮説立ての背景には、「仕事でどうなっていたいか?」とか、「人生をどう過ごしていきたいか?」というビジョン設計が必要です。

未来を想定するからこそ、「今何をするか?」を逆算して考えることができます。

「今やっている仕事をやり続けたいわけではない」という人も、若い層だと少なくないのかなと思います。

一方で、「やりたい仕事もない」という人が多いのも確かなと。

だから、何をしたら良い選択なのかがわからなくなるんですよね。

そして、理想の仕事、理想の働き方をしていない今の自分が嫌になり、退職していくわけです。

果たして、それで良いのか・・・。

人生(キャリア)について考えていると、本当にキリがありません。

モヤモヤしている状況を、そんなすぐに解決なんてできません。

考えることを始めたら、ずっと考え続けることになるでしょう。

ただ、それで良いんです、考え続けてください。

考え続けるからこそ、自分の人生を自分事として捉えられるようになるから。

そして、大切なのは、行動することです。

行動が伴わないと、考えているだけではモヤモヤは晴れません。

誰かと対話して、自分の向き合って、何かをする。

誰かと対話するだけでは足りない。

自分と向き合うだけでは足りない。

行動がセットにならないと霧からは抜けられません。

その場に立ち止まっていても、自然に霧が晴れることもありません。

自分自身が前に進むからこそ、そのモヤモヤから抜け出せるんです。

考えるからこそ行動が生まれるから、まずは徹底的に考えてみましょう。

中には、考える前に行動した方が良いと言う人もいますけど、それは自分の性格を考慮して決めていきましょう。

考えて考えて行動しないというのは良くないので、必ず最後は行動するという段階に行き着くように。

やまない雨はない。

「ずーっと降ってんなー」って思っていたとしても、考えて行動し続ければ、どこかのタイミングで晴れ間が見えてくるはずです。

ただしそれは、自分を信じて「考えて行動する」ということを継続した人にしか訪れない晴れ間かもしれません。

自分の人生なんだから、自分でとことん考えて、自分の人生なんだから自分で切り拓く行動を取っていきましょう。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。


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