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りんごの中身。

「アップルは、1年に 20 ものすばらしいことをするようにはできていない」。元幹部は語る。「経営層が注意を注ぐのは、最大でも3つのプロジェクトだ。それだけ〝編集〟しているということだね。

『インサイド・アップル』

アイフォンで、だれもがご存じの会社、アップル。
その社内の実情を描いた『インサイド・アップル』という本をよんだ。
りんごの中身は、人間臭さがあふれるストーリーで溢れていた。

日々の生活で、些細なことを決めるのも、結構労力がいる。
どの道を通るべきか、どのレストランに行くべきか、そこにはだれと行くべきなのか、何をたべるべきなのか。

私たちの生活は、選択肢であふれていて、その選択をすることに疲れてしまうこともある。(そして、こころの洗濯をしたくなる)

本で取り上げられた、いくつもある話の中で、
冒頭で引用した、
「アップルは1年に20ものすばらしいことをするようにはできていない」この言葉は、目から鱗だった。

結局のところ、会社においても個人においても、たくさんのことを短期間で成し遂げることは、恐ろしいほど難しいことだ。

だからこそ、選択と集中なのだが、これもまた、とてつもなく難しいことだ。

けれども、たくさんある選択肢を追いかけるよりは、自分とじっくり相談したうえで、何かに絞って行動するほうがいいと思う。

私たちのほとんどは、(認めたくはないけれども)凡人であるし、天才のように、すばらしいキャリアや、実績を多く積み重ねることなんてできない。だから、もう一度考えてみようと思う。

スマホの電源を切って、ペンを持って、カフェでコーヒーでもすすりながら。

ウォーレンバフェットの目標の立て方の話をどこかできいたのだけれど、トップ5以外のやりたいことリストは、すべて消すといいらしい。後回しではなくて、いったん消すということがポイント。

あれもほしい、これもほしいは、一見よさそうにみえるけれども、
そんなことでありふれている世の中だからこそ、
あれはいい、これもいい、もっともっととんがってやりたいことをやってもいいのだとおもう。(もちろんそれには勇気と行動が必要ですが)

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