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アメリカからきた、GHQのサングラスかけてる、松川さん。(大滝詠一とムッシュかまやつの雑談)

作り話のような冗談と言うものが、世の中にはあったりする。

ただそれは、今の私たちから見ると、作り話のようなものであって、当時の人から見たら、本気だったりものする。冗談は、時代背景を含めて、絶妙なバランスで成り立っているものだったりもするのだ。

大滝詠一さんとかまやつひろしさんの対談を聞いていて、そんな事を考えた。

かまやつさんは、戦後の学生時代にお金を稼ぐために、米軍キャンプで日雇いうの音楽バイトをよくやっていたと言う。

ある日の出稼ぎバイトの時には、「ウエスタンバンド」と言う名前で演奏することになっていた。ところが、旅館で団体客の名前一覧を見ていると、「上下バンド」と書かれていたと言う。「ウエスタンバンド」が「上下バンド」になってしまっていたのだ。

そんな話の中で、大滝さんとかまやつさんが「松川さんの話」をしはじめたのであった。「松川さん、ああ、アメリカからきたGHQの」と言うところで、やっと気付いたのだが、そうなのだ。

「松川さんは、マッカーサー」の言い間違えなのだ。
今の時代私たちが何気なく使っている言葉も、近くて遠い未来には、冗談に聞こえるものもあるのかもしれない。

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