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まちづくり、地域づくりに興味関心ある方必見!公立学校跡地の活用に地域の魂を込める

みなさん、こんにちは。しなやかで笑顔あふれるにいがた女性を増やしたい!新潟市議会議員の、小野照子です!
今回は地元の旧鳥屋野小学校の跡地活用についてお伝えします。
(トップの写真は2007年創立100周年記念時のもの)

「鳥屋野小学校とは?」
【基本情報】
名称 新潟市立鳥屋野小学校(にいがたしりつとやのしょうがっこう)
所在地 〒950-0954 新潟県新潟市中央区美咲町2-4-7
電話番号 025-284-7253 FAX 025-284-7256
URL http://www.toyano.city-niigata.ed.jp/
【学校教育目標】 「かしこく やさしく たくましく」
【創立年月日】 明治40年11月12日
敷地面積 24820平方メートル 建築面積 4185.51平方メートル
校区 鳥屋野1,2,3,4丁目,鳥屋野,網川原,大島,親松,愛宕,美咲町,新光町の一部,上沼の一部,高美町,高美町中央
学級数・児童数(2022.4.28現在) こちらをご覧ください。(PDF)

2022年入学式 現鳥屋野小学校正面玄関
可愛いパステルカラーの校舎

旧校舎から現校舎へ移転後のこれまでの経緯

私の子どもたち3人も大変お世話になった鳥屋野小学校。平成11年生まれの一番下の子だけが旧校舎と現校舎両舎で学びました。校長先生、教頭先生、担任の先生はもちろん用務員の方、たくさんの地域の方にお世話になりました。私自身もPTA役員を務め、学校への理解が大変深まり非常に良かったと感じています。市議に当選してから2年目の一般質問では、この跡地に関して質問させていただいております。
さて、本題に入りますね。先ずは現校舎に移転した後を振り返ってみます。
平成21(2009)年、現在の新校舎に移転しました!

平成27(2015)年、鳥屋野小学校の課題をまとめるため、「鳥屋野小学校地域検討会」を設置しました!

平成30(2018)年、鳥屋野校区コミュニティ協議会から4項目要望を提出!
【要望1】ひまわりクラブを統合すること
【要望2】児童館を設置すること
【要望3】地域包括支援センターを設置すること
【要望4】行政連絡所・避難所を設置すること                                           
市の回答は、
【要望1】老朽化したひまわりクラブの移転整備は予定していない。
【要望2】既存施設を有効活用し新たな整備は難しい。
【要望3】跡地への地域包括支援センタの整備は予定していない。
【要望4】南出張所があるため設置は難しい。
ということで箱物は新たに設置しないという期待外れの回答でした。

令和2年(2020年)、「旧鳥屋野小学校跡地に関する勉強会」を設置しました。ここから私小野照子も参加。跡地利用の要望を少しでも前進させたい!と、やる気にみなぎりました!          


10年間塩漬けだった跡地に新しい風を吹き込む!

旧鳥屋野小学校にはどのような歴史があるのか、もっと自分の足と耳で確かめたい!と思い、これまで跡地を守られて来た地域の方々に、直接話を聞こう!と思いました。

ちょうどその時、自宅の本棚にある「郷土史とやの」が目に入りました。この本は今から60年数年ほど前当時の青年学友会の皆さんが、幾年月をかけて編集し、鳥屋野自治会さんが再刊したものです。

昭和29年発行されたものを
昭和62年に再発行
佐藤悌一郎さんの息子さん、
倉一さんがご健在でした!

ご健在ということが分かるや否や、気づけば私は、自転車で外へ走り出していました!
「佐藤」というお名前の昔からの地主さんはどちらのお家なんだろう?

心当たりのある大島の佐藤さん宅を訪問。すると「私の家ではないので親戚の佐藤さんに聞いてごらん」と教えていただき、鳥屋野の佐藤さん宅へ。
お夕飯前にもかかわらずお家にあげていただき、資料を見ながら当時をあれやこれやと思い出していただくこと1時間。なんと、その佐藤さんも、結局佐藤悌一郎さんの息子さん宅ではありませんでした!笑

翌日今度は旧鳥屋野小跡地近辺、西方寺沿いの通りのお家に飛び込み聞き取り。3軒目の美容室で偶々お店にいらっしゃったおばあさまが、
「あそこの佐藤さんだわね」とサラッとひと言。(ぴんぽーん!)

多少の緊張感をもって訪ねたところ、丁寧に対応して下さったのは悌一郎さんの息子さんのお嫁さんでした。そして次のような情報をいただきました。

◎佐藤悌一郎さんは証券取引所の理事(そのお父様は漢方医)。
◎悌一郎さんの息子さん、倉一さんは車関係のお仕事(お嫁さんのご主人)。
◎悌一郎さんの弟さんは秋田のある病院の院長先生。
◎その弟さんの娘さんは婦人科医で、その息子さんは新潟大学の脳外科医。
◎その脳外科医の息子さんは整形外科医。なんと私の主人と親しい方でした!

子どもたちの学び舎に、ご自身の家を教育の場として開放され、他にも数軒の地域の方が土地を寄付されたと伺いました。先代の想いが脈々とつながっていることに感動を覚えました。

元気に登校する姿が愛おしい

鳥屋野青年部の立ち上げ

長い間この跡地を守り続けて来たコミ協の方々の想いを引き継ぎながらも、若い世代に近い私たち有志で考えようと、2021年2月、鳥屋野青年部を立ち上げました。当時の鳥屋野小PTA会長、元PTA会長3名、地域コーディネーター、大島の自営業社長2名、そして私の8名がメンバー。現役子育て世代の保護者の方に跡地活用についてのご意見やご要望を集めてみようということになり、アナログの私が校長先生のご理解とご協力のもと、鳥屋野小PTA保護者向けに一斉にアンケートを送付しました。

アンケート結果は予想以上に反響があり、回答数はなんと289件!たくさんのご意見を拝見して、今まで無関心だった方に興味関心を持っていただけたのではないかと、大変心強く思いました。

中でも印象的な意見を抜粋すると、跡地に建物を造って欲しいか、という質問に対して造って欲しいと回答した6割の方に、どのような建物が欲しいかと伺いました。
最も多かったのが児童館や児童センターで、次に多かったのが、ひまわりクラブ第3・第4を含む既設クラブの統合移転整備と緊急避難所でした。

また、建物を造らなくても良いと答えた4割の方にはどのような場所であって欲しいかと伺いました。最も多かったのがボール遊びが出来る広場、次に多かったのは防災公園と、高齢者も若者も子どもたちも交流できる広場でした。

さらに、鳥屋野コミュニティ協議会でも回覧板で各自治会からご意見を募ったところ、高齢者目線でのストアや図書館、複合施設を造って欲しいというご要望が多く寄せられました。

これらの地域の方々の声をぜひ実現させたい!と思い、何度も勉強会を開いた結果、ついにひまわりクラブの建設を決めること出来ました。
既にこの7月から着手され、来年の令和5年4月には子どもたちの放課後の居場所として開設されます。皆さまのご協力あってのことです!

https://www.city.niigata.lg.jp/kosodate/ninshin/info/2022toyanodai1dai2.files/01_R4_toyanosiyosyo.pdf

まちづくりの観点から跡地を考える

新潟市において人口減少は大きな問題ですが、この鳥屋野の地域では宅地化が進み、子どもたちの数が増えています。今年度は市内一番のマンモス校となりました!

ヒトが集まり、モノやコトが動くことでその地域は活性化します。そして地域の宝である子どもたちを地域で育てていきたい!と私は思います。
「子どもたちのために」を大きな目的に、この跡地を多世代交流の場所に、また各人の居場所としても魅力的な空間にしていきたい!もちろん広場や公園の維持管理には、地域でも汗を掻くことが必要です。公民連携ですね。

今後も未来のまちづくりを目指して「鳥屋野とともに」の地域づくりのために、このプロジェクトを慎重に丁寧に進めていきます。

鳥屋野小学校コミュニティ・スクール

若い方々が子どもを産み育てたいと思えるような環境がある、2人目3人目も産んでみたいと思えるような支援がある、そんな素敵な社会を目指す新潟市には、人口減少を少しでも喰いとめる投資的観点からこの跡地活用を考えていただきたい。私はそのために今日も奮闘中です!



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