『人の振り見て我が振り直せ』の意味は成長するために大切なことを表している
『人の振り見て我が振り直せ』の意味
人のいいところは参考にして、悪いところが自分にも当てはまれば直すこと。
記事の概要
・「素直さ」と「自分事化」の重要性を表している
・我が振り直せを実践するために必要なこと
・さらに先のストーリーがあると思う
『人の振り見て我が振り直せ』は、私が小学生のときから参考にしていることわざです。この短いワードで、自己成長するためにかなり大切なことを言っているのが素敵です。
「素直さ」と「自分事化」の重要性を表している
「素直さ」と「自分事化」というのは、若者に関わらず、どの年齢になってもすごく大切なことだと思っています。『人の振り見て我が振り直せ』には2つを上手く表現したことわざです。
『人の振り見て』の部分では、まず誰かを見た時に素直に「すごい」「あまりよくないな」と思えることが大切だということを示しています。
ポイントは、誰に対しても素直に思えることが大切だと思っています。
例えば後輩が自分よりも優秀な成果をあげたりすると、素直にすごいと認めるのは難しかったりしますよね。
逆に、著名な人が書いた作品を見て、微妙だなと思っても、自分の見る目が悪いだけだと納得させてしまいますよね。
素直に受け止めるためには、できるだけ行動自体にフォーカスすることが大切になってきます。
具体的には、主語をなくすことです。
「後輩が」【優秀な成果をあげた】と分解してみて、【優秀な成果をあげた】だけにフォーカスします。
フォーカスできたら、具体的に何がすごかったのか、なんですごくなったのかを分析していきます。
何がすごかったのか:業績、数値、過程 etc.
なぜすごくなったのか:計画がうまい、作業効率がいい etc.
ここでの注意点は、「その人だからできた」要因はいれないことです。
実際、「誰が言うか(実行するか)」はかなり行動自体の印象を大きく変えますが、『人の振り見て我が振り直せ』を考えるときには、少し邪魔なのでがんばって頭から取り除いてください。
「ただし、イケメンに限る」ような行動は参考にならないのです。
次に『我が振り直せ』の部分は、素直に受け止めて分析した結果、自分事としてとらえることを表しています。
我が振り直せを実践するために必要なこと
大前提として、何がよかったか(よくなかったか)の本質を見極めていないといけません。
すごかった(よくなかった)と思った人に依存しない分析がきちんとできていれば、これはクリアできるかと思います。
そして、自分事化するときにすごいと思ったことと、よくないと思ったことの比較を見てみます。
すごいと思ったこと
⇒自分がまだ実践できていないこと
よくないと思ったこと
⇒自分が実践してしまっているかもしれないこと
まず、すごいと思ったことを自分事化するためには、自分なりにアウトプットしてみることが大切です。
明るい人が、明るく場を盛り上げるのがいいなと思っていて、自分が暗めだったら、急にそんなことするのは難しいですよね。
この場合であれば、「空気感を読むのが上手い」というのを参考にして、自分なりにできる行動に落とし込むのが良い『我が振り直せ』かなと思います。
自分でまだ実践できていないので、失敗しながら自分のものにしていくしかありません。
一方で、誰かのよくないところを見て自分事化するには、自分の行動をよく振り返ることが大切です。
同じようなことをしていないか、思い当たることがあれば、その瞬間から、その行動をやめましょう。
さらに先のストーリーがあると思う
『人の振り見て我が振り直せ』の意味を知ってから、ずっと気になってたことがあります。
「悪い例として参考にされた人はどうなるのだろうか?」
赤の他人なら問題ないかもしれませんが、例えば友達、同僚であったら、自分はよくない点に気づいてるのが、私はすごくもやもやします。
そこから、『人の振り見て我が振り直せ』には続きのストーリーがあると思っています。
人の振り見て我が振り直せ
その人の振りも直せ
我が振りを直せたら、その人の振りを直すとまではいかなくても、教えてあげることはしてもいいんじゃないかなと思ってます。
自分の振りって自分で結構気づきにくいんですよね。だからこそ、ことわざも、人の振りを見ろと言ってると思うのですが、人の振りを見るのが苦手な人もたくさんいると思います。
私はその人に利益になると思えば、教えてしまいます。おせっかいかもですけどね。
ではでは、今日もお疲れ様です。
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