見出し画像

nuance

いつからだろう

木漏れ日の射す白い広場で

空いたベンチにきみをずっと待っている


僕が思い浮かべるのは

きみの肩にこぼれる光の粒たちと

エメラルドグリーンの風を浴びて踊るきみ


きみの横顔

きみの歌声

きみの涙のひと滴


きみの気持ちを知りたいけれど

僕はきみからこんなに遠い


きみのくちもと

きみのゆびさき

そしてきみのやわらかさ


僕が書きたいのは詩じゃあなくて

いつでもそんなきみのニュアンス