横山美術館「錦光山と帯山」展の講演会
名古屋の横山美術館「錦光山と帯山」展の関連イベントといたしまして、2023年9月24日に開催されました、わたしの講演会「京薩摩と錦光山の魅力をさぐる」はおかげ様をもちまして無事終了いたしました。
今回の展覧会は、数々の逸品が展示された素晴らしい展覧会でしたが、ここでは錦光山宗兵衛の圧巻の逸品「上絵金彩花文麒麟鈕大香炉」と帯山与兵衛の「上絵金彩花蝶図飾壺」を掲載させていただきます。
また今回、明治七宝研究家の増井秀次氏にお話を伺いまして、錦光山宗兵衛が陶胎七宝を制作していたことを再確認しましたので、錦光山宗兵衛の「陶胎七宝花蝶図花瓶」も掲載させていただきます。
わたしの講演会は、横山美術館様の「京焼」展の関連イベントといたしまして、2020年5月に開催を予定しておりましたが、コロナ禍のために3年半ちかく延期されておりましたので、やっと肩の荷をおろすことができました。
わたしの講演会は1時間半にわたるもので、横山美術館様から錦光山だけでなく帯山与兵衛をふくめてお話してほしいというご依頼がありまして、正直、時間内に終わるか心配でしたが、何とか時間内に終わり安堵いたしました。
わたしの友人や知人も講演会に来てくれましたが、一番遠くから来てくれましたのは、イギリスのウエールズから来てくれた帯山与兵衛コレクターのマーチン・レイノルズさんとエジプト人のムスタファ・アルマンさんでした。そのほか多くの陶芸愛好家の方々も来てくれて熱心に視聴していただき嬉しいかぎりでした。講演会のあと、皆さまと歓談でき、とても楽しいひと時を持つことができました。また、図らずも、参加者の皆さまから過分なお言葉をいただき恐縮いたしましたが、同時にホッといたしました。一生懸命に準備して良かったと思います。心から御礼申し上げます。
また、横山美術館様には拙著の販売に全面的に協力していただきまして誠にありがたく厚く御礼申し上げます。おかげさまで、皆さまに、拙著『京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛伝』および『粟田色絵恋模様』をお買い上げいただき感謝にたえません。
なかでも、よっこちゃんは、何度も読み返しますとのお言葉をいただき、そんなに熱心に拙著を読んでくださる方もいらっしゃるのかと、感激いたしました。やはりface to faceでお話しますと、その感激もひとしおであります。
よっこちゃん、心よりいつまでも健やかにおすごしくださいますようにお祈り申し上げます。本当にどうもありがとうございました。
講演会後に遠路はるばる来てくださったマーチン・レイノルズさんとエジプト人のムスタファ・アルマンさんと名古屋めしのひつまぶしで一献を傾け、焼物談義に花を咲かすことができましたのも、愉しい時間でありました。
講演会の5分程度のダイジェスト版動画を作成いたしましたので、講演会の雰囲気および参加者のインタビューを是非ともお楽しみくださいませ。
講演会のダイジェスト版動画のURLです。
最後に、わたしにとりまして生涯忘れられない記念となり、また心のゆき届いた「錦光山と帯山」展を開催していただいただけでなく、浅学非才にもかかわらず、わたしの講演会「京薩摩と錦光山の魅力をさぐる」を企画してくださった横山美術館様には心からの感謝の意を捧げたいと思います。
横山美術館様の横山博一理事長様をはじめ友松館長様、原学芸員様、鈴木俊昭前館長様、北山学芸員様、本当にお世話になりましてどうもありがとうございました。
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