テーマパークの魅力 |テーマパークの楽しみ方 その3 僕がテーマパークで働く理由 船長との出会い 働き甲斐編
皆さん、いつもお読み頂きありがとうございます。
今回はテーマパークの魅力について原点にもどり、ゲスト視点、働くスタッフ視点にて様々なテーマパークの魅力についてお話をしていきたいと思っています。
今日のテーマは、「僕がテーマパークで働く理由 船長との出会い 働き甲斐編」です!
昨日、私がテーマパークにて働く事になった原点についてお話させて頂きました!
私にとって1983年は忘れられないキラキラした年なのです。
(私のテーマパークで働く原点の記事を見逃した方はこちらから)
東京ディズニーランドでの体験が今の私の軸になっています。
今日は、その続きからお話していきます。
1983年の夏、僕は初めて夢と魔法の王国に来園しました。この体験が私の人生を揺るがすような出来事に後に繋がっていきます!
当時は、母親が僕の誕生日月の記念にと、兄弟と共にディズニーランドに遊びに連れて行ってくれました。オープン間もないテーマパークには多くのゲストで賑わっていたことを思い出します。
そんな中、ワールドバザールという入口入ってすぐのところでキャストのお姉さんが僕たち家族が初めての場所にて圧倒され、立ちすくんで、困っていたところに満面の笑みで話しかけてくれたのです。(ここまでが前回のお話でした・・・)
そんな中、パークの概要、全体的な位置関係をお姉さんがガイドマップを使いながら、丁寧に教えてくれました。
僕たち家族は、そのお姉さんのやさしさとテーマパークならではのおもてなしによって、一歩を踏み出すことができたのです。
今、思えば「ハピネス」体験をさせて頂いたのです。
ハピネスとはゲストが幸福感を感じれる瞬間です。
また、ハピネスについては、別の記事で詳しく記したいと思っています。
■アドベンチャーランドでの運命の出逢い
私たちが一番最初に足を踏み入れたところ、そこはアドベンチャーランドというワールドバザールから一番近いエリアでした。ワールドバザールから一番近いアトラクションはカリブの海賊です。カリブの海賊はとてもゲストの長い列が作られていて、まだテーマパーク初めての私たちには、多くの人が並んでいる姿はとてもハードルが高いように感じたのでしょう。(その後、どこに行っても、かなり並んでいることを後でわかってくるのですが、、、)並ぶという習慣がまだまだ感覚として、一番最初に出逢ったカリブの海賊はまた空いている時に乗ろうっていう選択をしてその場を離れたのです。まずは、乗りやすい(待ち時間があまりない)アトラクションからにしようという暗黙の了解みたいな同意があったかのように感じます。まずは、どのアトラクションが良いかなぁってさらに歩みを奥に進めたところが、私の運命を決めたアドベンチャーランドにあった「ジャングルクルーズ」というアトラクションでした。
そこは、ジャングルの未開の地にある船着き場です。周りには背の高いヤシの木が生えていて、そこは、日本ではなく、ジャングルの奥地のような雰囲気を醸し出している場所でした。今でも鮮明に覚えているのが、入口に船長の格好をしたキャストのお兄さんが、僕らを軽快な掛け声、挨拶で出迎えてくれました。
「ようこそ!ジャングルクルーズへ!!ボートに乗って未開のジャングルを探検するアトラクションです。只今、待ち時間は〇〇分です!」
「心の準備はできていますか?さぁ、準備ができた方から中へとお進みください。行ってらっしゃい!!」と私たち家族を探検へといざなってくれました。
その呼び込みの声に、自然と足がアトラクションの中に吸い込まれていく感覚がありました。自然と僕ら家族はアトラクションへと吸い込まれていったのです。。。
僕たち家族にとって、初めてのアトラクション体験です。
待ち時間も記憶をたどると1時間くらい並んだのでしょうか。しかし、1時間も並んだという感覚はなく、待っている列でも軽快な船長の掛け声、うっすらと聞こえるジャングルの動物でしょうか。。。鳴き声なども聞こえてきて、ワクワク、ドキドキ、これからまさにジャングル探検が始まるのだという高揚感でいっぱいになったのを覚えています。
待ち列で並んでいる時にも、待ち列の私たちゲストに対して待っていることを飽きさせないように(今思えば、とてもジャングル探検を後押ししてくれるような演出が随所で行われ、)ジャングルにちなんだクイズ大会などをアナウンスで楽しませてくれました。
本当にその時は待ち時間を忘れさせてくれるくらい楽しい時間であっという間に時間が過ぎていました。。。
気づけば、ボートの船着き場に近づいていたという記憶が蘇ります。 船着き場には次から次へとボートが入船してきます。ジャングル探検を無事に終えたゲストがワクワク、目を輝かせてそのボートを降りていく姿を見ながら、自然と期待が膨らんでいくのを感じたように思います。
そして、いよいよ私たち家族が船着き場からボートに乗る順番がやってきました。ボートは32人乗りです。私は、前方の入口からボートに乗船。
運も味方につけ、一番先頭でボートに乗れることになったのです。一番先頭ということは、一番船長に近いシートに座れるということです。初めての体験ながら、楽しみ半分、不安半分のドキドキするような、これから何が起こるんだろうという高揚感に包まれていました。
全員がボートに乗船し、安全確認をした後に、私たちをボートに乗せてくれたキャストのお兄さんが出発案内を船長に合図を送ります。
大きな声で、元気よく、船を送り出すように、
「オッケー!!」「ディスパーッチ!!」
その掛け声と共にボートが動き出しました。そこから3週間のジャングル探検の旅がスタートするのですが、その船長の身振り手振り、表情、声の演出など本当にすごい表現、ゲスト一人ひとりを引き込む、巻き込むようなコミュニケーションで、ボートの中全体に活気がでてきていました。
今でも目を閉じるとその時の船長の映像が鮮明に蘇るようなそんな一生の印象に残る瞬間でした。
テーマパークで始めて体験するアトラクションです。そこで出会った船長がわたしのヒーローになりました。
皆さんもディズニーランドでジャングルクルーズを体験した人は分かると思いますが、約10分間のジャングル探検です。そのジャングルでは、弱肉強食の世界を動物の生態系を通して学んだり、動物たちの生態、生活などを紹介してくれたり、ジャングルに住む原住民との出会いから様々な生きることのストーリーを学んだりと、世界中のジャングルの河を渡り、私たちは、3週間の冒険を過ごしていくのですが、実際には約10分間の船旅です。
しかし、小学校2年の私にとっては船長が繰り出す演出に本当に引き込まれ、時に大笑いし、時にドキドキ、また時に、へぇ~すごい!!、さらには、感動も巻き起こるようなすごい旅になったのです。
ここでは、敢えてジャングル探検の内容はお伝えしませんが(是非とも実際にまだジャングルクルーズを体験したことのない皆さんは、東京ディズニーランド ジャングルクルーズへ足を運んでみてください。)
公式東京ディズニーリゾート ジャングルクルーズ ワイルドライフ エクスペディション より
あっという間のジャングル探検、ボートを降りる頃には、私自身今までにない感動を小学校2年の自分に感じていました!その船長がとてもカッコよくどんな有名人よりも素敵に見えたのです。
そこから、僕の夢がスタートしました!
「いつか、ジャングルクルーズの船長さんになるんだ!!!」
小学校2年生の課題の一つとして学校から課題がありました。それは、
あなたの将来の夢は?あなたは何になりたい?
1983年は、ファミリーコンピューター世の中に出てきたり、漫画でいえば、きん肉マンや、キャプテン翼が流行、プロ野球も全盛期の時代です。私の周りの友達たちは、ゲームを作りたい!、プロサッカー選手になりたい、プロ野球選手になりたい!、きん肉マンになりたい(笑)などなど将来の夢も時代背景に沿った作文が多かった中、僕は、「ジャングルクルーズの船長さんになりたい!」と書いたことを明確に覚えています。
それくらい、3週間の冒険の旅は、私にとって大きなインパクトとして、影響を与えた経験でした。
皆さんもお分かりの通り、全て虚構の世界、作り物の世界です。しかしながら、全てに命が吹き込まれ、本当にリアルにまるで全てが本物に見えるような感覚だったのです。船長の巧みな話術、圧倒的な世界観の演出、ウィットにとんだ笑い、どれをとってもとても輝いてみえたのです。
本当に船長自身も全力でその場、その場、一瞬一瞬、一周を本気で向き合い、自身が誰よりも楽しみながらその場を共にしているという感覚です。 つまり、その仕事に本気に取り組み、プライドを持ち、全てのゲストに対して幸せを圧倒的に提供しようという仕事の姿勢に触れたのです。
その船長の姿に、私はとてもカッコ良く感じ、僕もあんな船長になりたい!!って本気で思ったのです!
その想いは消えることなく、色褪せず12年の月日が経ち、私自身がその夢を叶えることになるのです。
なぜそんなに想い続けることができたのか、、、
明日はその仕事の遣り甲斐、本質について語りたいと思います。
テーマパークで働くということ、仕事の遣り甲斐、夢を持つことの大切さなどを「テーマパークの習い事」コミュニティにて発信しています。もし、皆さん自身、皆さんの周りの人たちに是非とも聞かせたい、学びたいというニーズがありましたら、下記よりメンバーに是非ともなって頂けましたら嬉しいです。
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Q:園内放送をしないテーマパーク。ですが、なぜ迷子が100%見つかるのでしょう?
A:テーマパークでは迷子情報はすぐに全キャストに伝達され訪れたお客様に楽しんで頂く空間を維持しながら、すべてのエリアでの捜査を行います。迷子の発生場所や特徴を元にパーク内の全スタッフが捜索するため、ものすごい速さで迷子を発見できるのです。