時転車の旅〜Day. 1:記憶の補填〜|ワンダリング・ノート -PIXEL-
トム:クロノサイクル・・・黒の自転車?
チャーリー:いや違う、『時転車』・・・時を転がす一輪車のことだ。
チャーリー:君はこれからの旅で、それを乗りこなせるようになる必要がある。この私が乗っている一輪車「タイム・ホイール」と同様のものだ。
トム:この一輪車は、鏡の世界で「釜婆」というおばあさんから生成してもらったんですが、チャーリーさんのそれと・・・何か繋がりがあるんですか?
チャーリー:私の一輪車も、そこで生成されたものだ。バナナ婆にはお世話になっている。彼女の弟子にも、ついでにお世話になったがな。
トム:バナナ婆? 弟子?
チャーリー:まあそれはさておき・・・君は時転車を使って、この「ドット絵」の世界をもう一度おさらいするんだ。それを使いこなす為には、君自身の「記憶の補填」が必要だ。
トム:これもまた、強制イベントみたいだな・・・わかりました。漕げば良いんですね?
チャーリー:うん、そうだ。ただし、逆に漕ぐんだ。過去に「戻る」んだからな。普通に漕ぐと、未来へ行ってしまうぞ?
トム:えっ? これはタイムマシンなんですか?
チャーリー:さあ、どうだろうな? それは君次第かもな。このドット絵の世界でさえ、君が創造したものなのだから。
──チャーリーは、マントを翻した──
トム:うわっ・・・!! 空間が歪んできたっ!?
──ギュウウウウ・・・ン!!──
・・・これは、鏡の館だ。僕と、レナの姿をしたルナがいるぞ? 最初は何が起きたか、訳が分からなかったんだよな。
僕のタブレット「Mill」が、ゲームパッドのような役割を果たしていたんだっけ。今はレナが持っているはずだ。
そして、大きな鏡に映っていたのは「永零鏡」・・・鏡の世界のマスターだけど、ドット絵の世界では別の違う存在らしい。
永零鏡:おや? ここにもうヒトリ、別の誰かがアソビにきているみたいデスネ。
トム:ん? 時転車に乗っている、僕の存在に気づいているのかな?
永零鏡:ダンと仲の良い女性・・・いや、うわべだけの仲でしょうケドネ。
トム:何だ、僕のことじゃないらしい・・・ん? ダンだって?
***
そして僕らは、館の通路でモンスターと遭遇したんだ。ここで水タコを仲間に加えて、さらに奥へと進んで行った。
<今日の復習単語>
Tom Hawthorne:トム・ホーソーン(人名)
Enemy:敵
party:パーティー、仲間