【展示会レポ】いとしき きといし〜触れて知る、木と石のぬくもり〜
こんにちは。CHADAです。
Karimoku Commons Tokyoで開催されている、関ヶ原石材による企画展「いとしき きといし」に行ってきました。
本展示は関ヶ原石材とカリモク家具によるコラボレーション企画で、石と木、両方の魅力に触れることができる展示となっています。
会場に入ってすぐのイントロダクションボードの冒頭には次のような言葉がありました。
皆さんも、このような経験があるのではないでしょうか。
石も木も私たちの生活に欠かせない存在です。人類の長い歴史を振り返ってみても、住居や道具、自然景観として、この二つの存在は常に私たちのすぐ近くに在りました。
私たちの暮らしに密着している石と木、この二つを「見て」「触って」楽しむことができるのが今回の展示の魅力です。
会場は二つのゾーンで構成されていました。
入り口から入ってすぐにあるのは〈いとしき、地球素材〉ゾーン。
ここでは実際の石材や木材がオブジェとして並べられ、それらは全て触れることができます。
最初はどのように見たらよいか迷っていた私ですが、関ヶ原石材の方が声をかけてくださったことにより、様々な視点で展示を楽しむことができました。
その内容を、写真と一緒に少しだけご紹介します。
何も知らずに見た時は「美しい」とか「かっこいい」で止まってしまっていた感想が少し知るだけでこんなにおもしろいのか…!
衝撃を受けたと同時に、街や建物の新しい見方を教えていただいたようで、心がワクワクするのを感じました。
旅行先で、建造物の壁をじっと見てみるのも面白そうだぞ、友人が待ち合わせに遅れてきても、スマホの画面じゃなくて、近くにある石や木でできているものを見たり触ったりして時間を潰すのも面白いかもしれない、と、新しい時間の過ごし方を見つけて、日常生活の中でのちょっとしたお楽しみが増えました。
奥に進むと、もう一つの「いしとき、の、出会うところ」ゾーンがあります。
こちらは、石と木のふたつの素材が出会った先にあるもの、として、ふたつが融合したプロダクトが展示されていました。
その中でも、スペース中央にある、関ヶ原石材が選んだ新石種の大理石と、カリモク家具の木工技術を融合させてできたテーブルは、このゾーンの象徴のような印象を受けました。
こちらでは石と木のプロダクト販売までされていました。
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石と木、こんなにも私たちの暮らしに寄り添ってくれる身近なものでありながら、ひとつとして同じものは存在しないという貴重さ。
これらを私たちは資材として使わせていただいてもいますが、一本の木が資材として使えるようになるまで50年以上、石はもっともっと時間がかかります。
次々とモノが生まれる時代ですが、その資源には数と時間に限りがあるということに、私たちはどれだけ気づけているでしょうか
石や木は、単なる素材ではなく、自然や街といった私たちの環境全てをつくるものであり、私たちと共に地球で生きる「パートナー」です。
本展示を通して、テーマである「いとしき」を、正に肌で感じることができたと思います。
石や木のぬくもりに触れることのできる、素敵な企画展でした。
会期:〜6月29日(土) 日曜定休
時間:12:00-18:00
会場:Karimoku Commons Tokyo 1Fギャラリースペース
入場料:無料
主催:関ヶ原石材
石の製作:関ヶ原石材
木の製作:カリモク家具