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【展示会レポ】ワクワク!オノマトペの魅力を知ろう!

こんにちは。CHADAです。

ITOCHU SDGs STUDIOで開催中の「オノマトペ処方展」に行ってきました。

皆さんは普段オノマトペってよく使いますか?

オノマトペとは、ワクワクとかドキドキとかニャーニャーといった擬態語と擬音語の総称です。
もっと細かく分けると擬音語、擬声語、擬態語、擬容語、擬情語と5つに分類したりもするそうです。
擬音語:自然界の音や物音を表す「ザーザー」「ゴトゴト」
擬声語:人や動物の声を表す「わんわん」「ギャーギャー」
擬態語:無生物の状態を表す「ピカピカ」「ざらざら」
擬容語:生物の状態を表す「のそのそ」「ぼうっと」
擬情語:人の心理状態や痛みを表す「ドキドキ」「ズキズキ」

これが探し始めるとなかなか面白い…。
そして私は日頃からめちゃくちゃ使います。
ちなみに、この「めちゃくちゃ」も擬態語らしい。

そんな日常に溢れるオノマトペを体験型の展示で楽しむことができるのが「オノマトペ処方展」です。
本展示では、オノマトペの魅力を「カラダ」「子ども」「五感」「可視化」など、様々な切り口で紹介。体験型展示ということで、子どもから大人まで楽しみながら学べる展示となっていました。

見上げるとたくさんのオノマトペが…!

どのような展示になっているのか、テーマ別に少しだけご紹介していきます。

・カラダマトぺ 〜私たちのカラダとオノマトペ〜体の痛みを伝えるオノマトペ。考えてみるとたくさん出てきます。
頭痛でも「ズキズキ」であったり「ズーン」であったり。胃も「キリキリ」とか「ムカムカ」とか。感じ方に個人差のある体の違和感を相手に伝わりやすくしてくれるオノマトペ。なるほどーと思う反面、逆に健康な状態を表すオノマトペってあんまりない気がする…なんてことを思いました。

読み上げるだけでちょっと苦しくなる不思議。


・パパママトペ 〜子どもたちとオノマトペ〜

「ごみポイしようね」「パタンってなるまで閉めようね」など、子どもに何かを伝える時にオノマトペってとっても伝わりやすかったりします。
言語能力が発達しきっていない子どもにとっては、オノマトペを使うことでこちらの意図が伝わりやすく、コミュニケーションをとるうえでとても重要な役割を果たしてくれているんです。

自分ならなんて伝えるか考えてパネルをめくると楽しい。


・さわるかぐマトぺ 〜五感を使ってオノマトペを体感〜
「イガイガ」「つるつる」などは触覚、「ツーン」は嗅覚、「チカチカ」は視覚、「ヒリヒリ」は…味覚、ですかね。
私たちの五感もオノマトペで表現しているものがいっぱい。初対面の人相手でもその表現で伝わっちゃうオノマトペって面白い共通言語ですよね。

オノマトペを決めつけていないラベルがよい◎


・実例マトぺ 〜オノマトペを可視化する〜
マンガみたいにオノマトペを視覚的に表現する装置が既に一部で活用されているそうです。しかもリアルタイムで音を可視化。例えば、スポーツの現場でボールがコートに落ちる音や、ラケットに当たる音を、オノマトペに変換してモニターに表示。これにより耳が聞こえない人、聞こえづらい人も試合の”音”を一緒に楽しめるようになるという取り組みが既にされているそうです。

卓球のラリーが「カッ」「コッ」と可視化されて漫画みたい!

普段、何気なく使っているオノマトペに、これだけの魅力と可能性があるなんて知りませんでした。
オノマトペって少し幼い表現というイメージを持たれることもありますが、自分の体や心の状態、伝えずらいニュアンスなどを伝えるうえで、とても重要な日本語なんだと思います。

撮影OKのPOPもオノマトペで表現されていました。

他国でもオノマトペは存在しますが、日本は世界の中でも特にオノマトペの数が多いと言われているそうです。オノマトペ大国、日本。それだけ日本語の表現が豊かであることを改めて実感しました。

自分がよく使うオノマトペを判子でペタペタ。
みんなオノマトペ

この展示を訪れた後は、ついつい日常の中のオノマトペがあれもこれも気になってしまうので要注意です。あれもオノマトペかな、とか、今の猫の鳴き声「みやーお」かな「いぅあーを」かな、とかとか…。

体験型展示 「オノマトペ処方展」、皆さんもぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
きっとあなたも"ワクワク"しますよ。

主催:ITOCHU SDGs STUDIO
期間:~7月15日(月・祝)
会場:ITOCHU SDGs STUDIO GALLERY(東京都港区北青山)
料金:入場料無料

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