冬瓜と鶏肉のスープ、水餃子もどき
今日も今日とて帰宅が遅くなった。今夜の晩ごはんは、週末に仕込んでおいた冬瓜と鶏肉のスープを使っての残りものアレンジ。
忙しい時用に汁物作りおきしとくと本当楽だわ
土鍋に冬瓜と鶏肉のスープを入れて火にかけ、煮たってきたら市販の野菜餃子を並べて蓋をして、餃子に火が通るのを待つだけ。仕上げに茹でほうれん草(これも残りもの)を入れて、ナンプラーをくるっとひと回し入れたらできあがり。ホッホッホウ……我ながら実に潔い手抜きメシ。でも完全栄養食である餃子が入ってるから、バランスは悪くないはずだ。
この餃子は近所のドラッグストアで、12個入り98円で売っているもの。「野菜餃子」と銘打たれているだけあって、肉の存在感はごくごくわずかである。そもそもあんまり具は入ってないし、皮も薄めで、まー言ってしまえば大変安っぽい味なのだけれど、私の庶民舌はこいつを水餃子にして食べるのが大好きなんであります。サイズが小ぶりなのもいいの、鍋にちょっと入れたりするのにちょうどよろしくてな。
弟が作ってくれるような、がっつり肉入りのやつとか、皮がしっかりしてて具がパンパンになってる大ぶりの餃子は焼いて食べたい。ちなみにこの餃子は「肉餃子」版も売られているけれど、そちらはちゃんとそこそこ肉肉しいです。
スープに味ついてるからそのままでもいいのだけれど、弟お手製の食べるラー油をかけるとさらにおいしい。
庶民的餃子をワッショイしてくれてるパンダちゃん、今夜もかわゆいねえ(*´ω`)デレデレ
前述の通り、具は少なめだし皮は薄いしで、箸で持ち上げると今週の弁当の主菜なみに空中分解するのだけれど、冬瓜のスープを含んでとろりととろける味わいは、へへへ……なかなかどうしておいしい!少なめの具ながらしっかりにんにくの香りが効いていて、やさしい中華風スープとの組み合わせも好相性。この庶民的味に、ビリリと辛くてでもこってり甘いラー油を載せると、途端にがつんとパンチのある味わいも楽しめる。食べているうちに鍋の中の餃子が崩れてきて……というのは、粗忽者がレンゲで掬い取るのをミスるからなんでありますが……崩れた皮と具材を、ホロホロになった冬瓜と一緒にすすり込むのも、またよきよき。途中から冬瓜と鶏肉にも食べラーのっけてみたけれど、これまた合うな!弟の食べラーにはナッツもふんだんに入っているので、コリコリした食感がやわらか軍団とすてきなコントラストを描いてくれている。冬瓜のほんのりした苦みに、食べラー、いいな。辛み成分のおかげで身体もあたたまるし、疲れて帰宅した夜にこういうの食べられると、なんかすごいホッとします。もちろんスープも残さず(最後は土鍋を持ち上げて)いただきました。ああ、おいしかったー。ごちそうさまでした。
カリッカリにこんがり焼いた餃子もいいけれど、穏やかでやさしい水餃子もいいですねえ。餃子とはなんと偉大なたべものであるか。かしこみかしこみ。
ちなみに昨夜も冬瓜鶏ももスープを晩ごはんに食べている(昼ごはんのみならず、夜まで連日同じものを食う意識低い系女)。昨夜は楽しみにしている『アバランチ』を見るのに集中したかったので、ただあっため直して丼にドカンと盛っていただきました。
初回からとても楽しく観させていただいているけれど、回を追うごとにどんどん面白くなっている。昨日の回なんか、大好きな綾野剛さん(三日でいいからあんな顔になりたい俳優さんナンバーワン)がそれはもうすてきな綾野剛さんぶりで……。こう、深い陰影があって、ほどよい薄汚れ感でねえ。めちゃくちゃ格好良かったなあ。泣くシーンとか鳥肌モンでした、お芝居とは思えなくて。
アバランチのメンバーもみんなすごく素敵だし(特に高橋メアリージュンちゃん!うつくしくて強くて、でも胸の内に哀しすぎる過去を秘めていて……3話ラストとか真面目に抱きしめたかったよ涙)、やはり私の好きな渡部篤郎さんが私の大好きな悪役っぷりで、毎回クッッッソむかつく笑顔で出てくるのも最高。あの笑顔、さすが渡部さんだわ。ここまでぶちのめされてきた悪役とか政府関係者とか、何かとオッサン率が高めなのも、病的な枯れ専である私としては大変にうれしい。あ、でも3話で悪役ゲストだった国生さゆりさんもめちゃくちゃよかったです……(ポッ)
来週は急展開になるみたいで、ますます目が離せない。普段ほとんどTVを見ない民なので、久しぶりに毎週楽しみな番組ができて、すごくうれしいです。