見出し画像

ジェノベーゼ風パスタ

今夜の晩ごはん、ジェノベーゼ風パスタ。パスタを茹でている間にオリーブ油とにんにくみじん切り、アンチョビ一切れを弱火でゆっくり炒めて香りを引き出す。そこにあらかじめ茹でて細かく刻んだブロッコリーを入れ、香り付けの白ワイン少量、砂糖をほんの少しと、たっぷりのバジルペースト、そして細かく刻んだナッツ(今回はアーモンド)を加えて、ブロッコリーをさらに崩すように炒め煮にする。パスタが茹であがったらフライパンに移し、全体をさっと混ぜ合わせながら追いバジルペーストと黒こしょうを追加し、仕上げに紫蘇の実漬けを飾ってできあがり。生のバジルにはまだまだ遠いこの季節、代わりにブロッコリーを使ってその味を偲んでみました……が、ジェノベーゼらしい緑みが絶望的に足りてない。でも、ほんの一切れ入れただけなのにびっくりするほどの塩気と海の香りを主張しているアンチョビと、半ばペースト状になるまで煮込んだブロッコリーの甘みがお互いを引き立てあっていて、ベストマッチな味わいだ。ふんだんに投入したバジルペーストも香り高く鼻をくすぐってくれている。本来はくるみか松の実を使うのだけれど、あいにくどちらも買い置きがなかったため、代役として使ったアーモンドの香ばしさと、カリカリした食感もうれしい。最後に載せた紫蘇の実漬けは、あまりに緑みが足りてないので彩りとして添えてみたのだけれど、これが意外といい味を出してくれた。ごちそうさまでした。


若干ヤケクソ気味に入れた紫蘇の実漬けが、思いがけずいい仕事をしてくれたことにほくそ笑んでいます。夏になったら生バジル版と紫蘇の葉版と、両方作って食べ比べてみたくなった。あと、トマトソースパスタと一緒に一皿に盛り合わせて、てっぺんにモッツァレラチーズ載っけたらイタリアの国旗になるな!と気づいて興奮しています。ぜひ試してみよう。

いいなと思ったら応援しよう!

wkn
いただいたサポートは、外で暮らすねこさんたちの生活が少しでもよきものとなるよう、関係団体に送らせていただきます。